筋肉にくニク、筋が好き
あんとんぱんこ
第1話完結
営業のケツ、漁師の腕と足腰、消防隊員やとび職の全身、案外と筋肉の付いてくる職業はこの世に多い。
タンクトップの胸筋から腕全部をとどんと見せてくるスジ。
半袖のチラ見えする上腕二頭筋の盛り上がり。
長袖を袖まくりした時の前腕の締まり具合。
どれもコレも良き!私は働く男性の筋肉が好きです!
ヒキニートな物書きには、お外に出るのは荷が重い。
その私に、親が提示したのが1日3時間、外に出て人間観察をしてくる事。
公園でも、駅でも、工事現場でも、何処でもいいからと。
それがきっかけで筋肉を愛でる事に目覚めてしまった…
そして、その筋肉愛は、一部の大きな女の子のお友達に絶大な人気を誇る薄い本を生み出した。
元々内気な子供だったけど、絵を描くのは好きで、中学の頃からお絵描きスキルだけは上げてきた。
それが24歳の今、ヒキニートお得意のインターネットで日の目を見ている。
初めはただのお絵描きレベルだったものが、少しずつ「いいね」って言って貰えるようになって、そこからは「いいね」が増える度に喜んだ。
暫くしてから、体調不良でアップ出来なくて見てくれる人が減って、世の中に捨てられた様に感じた事もある。
学校に行けなくなった時と同じ気持ちになって、本当に辛かった。
それでも両親が、一度始めた事なら辞めないで続けてごらんって背中を押してくれたから、もう一度挑戦した。
2コマや4コマでその日の出来事や人間観察報告を始めると、一気に「いいね」の数が増えて、妄想を書き連ねて遂には薄い本レベルにまで手を伸ばした。
直接コミケとかに行くのはまだハードル高くて無理だけど、いつか対人販売もしてみたい。
自費出版じゃなくて商業作家になれたら、とかも考えれるようになった。
先ずは、いつも目の保養をさせてくれる消防官さん達に挨拶出来るようになるんだ!
腕の筋よ、豊かな胸筋よ、筋肉達よ、本当にありがとう!頑張る!
筋肉にくニク、筋が好き あんとんぱんこ @anpontanko
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます