第20話 生きる為の工夫
グリーフケアなるものがある。
死別が与えるストレスがどれ程のものか、という情報も知っている。自分にどれだけの負荷がかかっているか、自覚していたつもり。
過去、うつ状態になった(鬱病まではいってないはず…でもレメロンとエビリファイが処方されてたから、たぶん…)身からして、精神を病むとどれだけ生活が困るかというのを知っていた私は、とにかくあの状態にはなるまい、と対策をしていた。
ある意味、生き残るための工夫。
うつ予防にもなるのかな? とも思う。ただし! すでにうつ状態になってしまっている人(でもだいたいうつ状態って自覚も遅かったり、家族ですら気付きにくいので、うーむ、なんだけど)むきではない。
あくまで個人の工夫。民間の知恵、くらいと思って。
まず、先に書いた『やってはいけない7つのこと』と『やるべき3つのこと』を見る、守る。
その上で。
心身共に健康である為に必要な3つの事柄を重要視する。
1つ目は睡眠。というか鬱には睡眠。とにかく睡眠。と、思うほどに寝る時間を確保することが大事(なのにお義父さん入院時には削った馬鹿)。
睡眠も質の良い、スッキリと目覚めることのできるものが望ましい。
就寝時間は早めを心がけ、お風呂にきちんと入り寝巻きに着替え、寝る前に動画を見るなどの刺激は控える。
呼吸が浅く感じられたり、寝付けない時は、常備している漢方薬の抑肝散(ツ◯ラ)を飲む。
ちなみにこの抑肝散、うつ状態が改善してエビリファイをもう止める? くらいの時期に、病院で処方されたのが始まり。私にはあってた。個人差がある漢方だと思う。
とにかくうつ改善の基本のき、は、睡眠時間。
2つ目は食事。身体は食べた物で作られる。脳の分泌物しかり。
あと美味しい食事はセロトニンを分泌するし。なにより私は食いしん坊なので。
自炊は好きな作業なのだと思う。冷凍の作り置きおかずとかも作ったりしながら、必ず一食は自分で作ったご飯を食べる。
それと健康診断(国保になったら市から格安でやってもらえるお手紙が来た、ラッキーと思った)で分かったことだけど、鉄分が足りなくなっていた為、意識的に摂取。
女性の鉄分不足による鬱っぽい症状も、けっこう私には当てはまっていたから、気をつけるようになった。ヘム鉄のサプリメントなんかは試してみて良かったと思う。
あとは食物繊維。蒸し野菜とかスープとか。腸内細菌を元気にする為に、いっぱい食べられる料理をよく作るように。
ビタミンD摂取したくてキクラゲいっぱい食べていたアホな時期も。
いや、キクラゲと野菜のオイスター炒めとか、美味しいので。卵と一緒のあんかけとか最高ですやん。
これはただただ、私がこだわりたいだけかもしれない食事。
3つ目は運動。実はこれが一番効果的だったのかも。
朝食後、ラジオ体操と10分間の軽い筋トレをしていた。あくまで、軽いやつだったけれど、コツコツ続けると身体が楽になった。
筋肉がつくと腰痛が起こりにくくなった! という、本当に実感として、筋肉は正義だなーと思った。
それと筋トレ後に瞑想もつけて、一時期はかなり朝の時間が充実していた。
が、農家さんの手伝いでこの時間もなくなってしまい、やっぱり身体を壊す状況にむかってしまった。かえすがえす、余裕がなくなると人間は負のスパイラルにはまってしまう例。
リビングでできる類いの筋トレは、いろんな意味でオススメ。筋肉をつけて損することはない!
実は血糖値もちょっと気になる高さだったから、夕食直後の筋トレとかも取り入れてる。
自分的には実感としてとても良かった、運動。おもに筋トレ。
書き出してみると、健康でいる為にすることって、生活のすごーく基本的なことだ。
でもこの基本が、私のような頭の悪い人間には難しい。すぐ楽な方に考えをもってかれちゃうし、サボっちゃう。
健康もコツコツ積み重ねる、これができるなら、大丈夫な気がする。
うっかりすると忘れちゃうのだが、時々思い出しては気を引き閉めていこうと思う!
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