昔話の流れに身を任せてみる

saito sekai

私は浦島花子になった

海辺を散歩していた時に、打ち上げられている小瓶を見つけた。

「ロマンチックだなぁ…」手に取った。メモが入っているので、蓋を開けてそれを広げてみる。


「あなたは浦島太郎」と書いてあるので、私は女だから太郎を花子に書き換えてみると、何やら大きな海亀が近付いて来る。


気が付くと、浦島ルックになっていた私は、海亀の背に乗って海に入って行く。


内心(私の人生これで良いのか…)と思ったが、竜宮城にも良い男がいると信じて、流れに身を任せてみるか。完

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