第12章

「アダム!」彼ら三人は続けて叫んだ。

 慶浩とジョナサンは床頭に詰め寄ったが、アンソニーは既に彼の枕の傍に立っており、手を伸ばして彼の肩を掴んでいた。

 アダムは小声でひと言を話した。しかし彼の喉は何かに詰まったように、彼から発された声ははっきりとしないうめき声だった。

「よかった」とジョナサンは言った。「今先生を呼んでくる」

「いや、ちょっと待って」とアンソニーは言った。

 ジョナサンは錯愕しながら振り向いて彼を見たが、アンソニーは注意力をアダムに向けた。アダムの片目は腫れており、少しの隙しか開けられなかった。アンソニーは俯いて、耳を彼に近づかせた。

「何か言った?」とアンソニーは尋ねた。

 それでアダムはもう一回言った。「アンソニー?」彼は難しそうに藻掻きながら言った。「お前は……何でここにいる?」

「お前を病院に連れてきたのは俺だ」アンソニーはホッとしたように、肩のラインが柔らかくなった。彼は何とかして自分の口角を上げて、微笑んでいるように見せていた。「でも今は大丈夫だ」

「大丈夫?」アダムの視線は慶浩に落とし、それからジョナサンに向けた。そして彼はもう一度視線をアンソニーに戻した。「大丈夫とは思わない」

「何を考えている?」と慶浩は問いかけた。「自殺?自殺をしたところで、問題を解決できると思う──」

「黙れ、慶浩!」とアンソニーは言った。「まだわからないだろう?俺が彼を見つけた時、彼はもうそこに倒れて、誰も彼の動機を知らない──」

「僕らは先に先生を呼んでくるべきだ」ジョナサンは彼らの言葉を遮った。「少なくとも先生に彼の状況を確認してもらわないと──」

「しかし俺は確かに自殺したかった」とアダムはそっと言った。

 彼の声は低く、無視されるほどに低かったが、三人を同時に黙らせた。彼らはベッドに振り向いて、目を見開いてアダムを見つめた。

「何だって?」とアンソニーは躊躇いがちで尋ねた。

「お前は何で気にしている?」とアダムは聞き返した。

「俺が何で気にしてる?アダム!」アンソニーは歯を食いしばっていた。「お前は自殺したい。俺が気にするのは当たり前だ!」

「じゃあ何で離れた?」とアダムは尋ねた。彼の声は少し震えていた。しかしジョナサンには彼が昏睡状態から覚めたばかりのせいなのか、それとも他に何か理由があるかわからなかった。

 アンソニーはただ彼を睨みつけ、何も喋らなかった。

「この台本は俺にとって大切なのかわかっていた。この舞台劇は俺にとってどれだけ大事なのか知っていた」とアダムはゆっくりと言った。「しかしお前は離れることを選んだ──全てを持ち去った」

「ショーを中止しても構わないとウェスが言った!」と慶浩は言った。「お前に何の問題があるのか?」

「時々それが痛む。血は流さないけど、もう怪我を負ってしまった。わかるか?」アダムは目を閉じた。「ある物のために出口を探そうとしたが、最終的にもう手遅れだと気づいた。それは痛い」彼は少し間をおいて、言葉を付け加えた。「もちろん、今は本当に血を流している」

「お前は何を言っている?」アンソニーは眉をひそめた。

「お前らは台本を見た。しかしお前らには何もわからない」とアダムはボソボソと呟いた。「お前らには何もわからない」

「おう、頼むよ」と慶浩は言った。「お前は何も言っていないのに、どう理解しろと言うだ?」

 アダムはベッドに横たわったまま動かず、まるで電源ケーブルを抜かれたロボットのようた。床頭に彼の鼓動を記録するモニター以外、彼はまだ生きている証はなかった。この光景にジョナサンの心臓はチクチクと痛んだ。彼は一度も誰かがこんなにも絶望して、落ち込んでいるのを見たことがなかった。正直のところ、ジョナサンはまだ状況を飲み込めていない。アダムは自殺しようとしていた。今ベッドに横たわっているこの人は、アダムの空き殻で、元のアダムの影だと彼は徐々に理解した。彼は彼らが探り続ける時、自分の中には何もないと気づくことを恐れている。

「アダム」とアンソニーは小声で言った。「教えて。あれはなんだ?台本は何を伝えたかった?」

「今はもうどうでもいいだろう?」アダムは目を開けなかった。「台本がないし、ショーもない。もうどうでもいい」

「なぞなぞはもうたくさんだ」と慶浩は言った。「俺らは今ここに居るから、ちゃんと説明したらどうだ?」

「彼が言いたくないなら無理に言わせるな」とアンソニーは荒い声で言った。

「本当に知らないのか、アンソニー?」とアダムは言った。彼は目を半開きして、アンソニーを見つめた。

 アンソニーは授業中にこっそりとメモを渡して、先生に捕まった学生のような表情をしていた。「俺は何を知るべきだ?アダム、教えて」と彼は小声で言った。「今言えばわかる」

「この台本はお前のために書いた、わからないのか?」とアダムは言った。彼の声は再び震え始めた。しかし今回においては、ジョナサンはそれが激しく高ぶった感情によるものだと殆ど確かめることができた。モニターでは、アダムの心拍数は七十九から百十八に上昇した。

「俺?」アンソニーは固まった。

「そう、お前だ」とアダムは言った。百二十。「それらのセリフ……『これは長くて曲がりくねった道だ。俺らは行き来して、すれ違い続けていた』」とアダムは復唱した。「『俺らは藻掻いて、傷ついて、怒りに飲まれた。しかし最後に俺はお前を見つけた。漆黒の迷宮で一筋の光を見つけたように、絡み合ったジャングルから離れた道を見つけたようだった。』これはお前のために書いたものだ、アンソニー」

 百二十七。百三十。百三十九。

 誰も話さず、機械の規則的な電子音しかなかった。ジョナサンはこっそりとアンソニーをチラッと見たが、彼の顔は真っ白だ。まるでアダムの言葉がレンガのように、彼の頭に重く打って、一瞬で全ての反応能力を失った。

「わかったのか?」とアダムは言った。彼の心拍数は百四十七辺りを保持し、彼の呼吸はあまり規則的ではなく、胸元はシーツの下で明らかに上下していた。「それはただのセリフじゃない。ステージの上で二人のキャラクターが感情を隠し、わざとらしくセリフを言っているだけではなかった。それは俺、アンソニー。それは『俺』が『お前』に向けて言っていた」

 アンソニーは喉仏が動いて、彼の顎が強張っていたが、彼自身はまるで地面に釘付けられたようにじっとも動かなかった。

「俺はお前が好きだ」とアダムは声をからして言った。「ここ数年間、ずっとお前が好きだ。この劇団は俺の全てだ。この台本は俺がこの劇団で最後に書く台本だ。この台本はお前に捧げるつもりだった」

 ジョナサンの内心は後悔の波に襲われて、自分の足の力が抜けて転ばないように、彼はベッドの傍の手すりを掴まずにはいられなかった。

 彼は一体何をした?ジョナサンはウィルが容赦なくこの台本の内容を批判することを思い浮かび、台本の中で情に訴えているようなセリフも思い出した。もしかしたらアダムは台本に個人的な感情を込めることに気を取り過ぎて、台本の技術面の注意事項を忘れてしまったのかもしれない。しかしジョナサンは自分を誰だと思って、事情がわかる前に他人が作品に込められた感情を任意に批判する資格なんてないだろう?

 彼が批判していたのはただの台本ではないことを知った。それはアダムがアンソニーにあげるプレゼント──アダムの心だ。

 そしてアンソニーが離れたことで、このプレゼントが捨てられたことになった。。ジョナサンは、何でアダムは役を変えることに同意しない理由をようやく理解した。だってアンソニー以外に、誰もステージの上でアダムの告白を受けることができない──それらの言葉はアンソニーのために書いた。アンソニーしかそこに立ってその言葉を受け取ることができなかった。

 神よ、彼らは一体何をした?

 ジョナサンの目尻から涙が零れ出した。彼は顔を上げて慶浩を見つめた。慶浩の表情は純粋たる錯愕だった。

「お前はアンソニーが好きなのか?」と彼は信じられないように尋ねた。「しかしここ数年間、お前は一度もそれを示したことがないのか?」

 アダムは頭を振り、目を閉じた。彼の鼻は赤くなって、涙が彼の頬を伝わり、枕に滴り落ちた。

 病室の中は静まり返って、隣の二つのベッドからも何の音も伝わってきてなかった。もしかしたら彼らもアダムの絶望と挫折に満ちた告白に驚かされたのだろうと、ジョナサンは心の中でそう思った。

 彼はアンソニーを見つめたが、アンソニーは未だに何の動きもなかった。ジョナサンは急に自分が何かを言うべきだと思った。

「アダム、ごめん」とジョナサンは小声で言った。「僕は本当に、本当にごめんなさい」

「もう間に合わないのか?」

 ジョナサンの言葉に影響されて、何らかのスイッチを入れられたように、アンソニーは突如としてその言葉をこぼした。ジョナサンは振り返って彼を見つめた。アンソニーの片手はベッドの縁について、拳に握り締めていた。

「アダム、俺と話して」とアンソニーは言った。「もう間に合わないのか?」

 アダムは目を開けた。

「俺には二度目のチャンスがないのか?」とアンソニーは尋ねた。「このことをしっかりとやらせてくれ。せめて、このことを正しくやらせてほしい」

「本気なのか?」とアダムはそっと尋ねた。

「本気だ」アンソニーは身を屈め、真っ直ぐにアダムの目を見つめた、「これ以上にない本気だ」

 何秒の間、アダムは何も話さず、目も瞬きしなかった。そしてまた涙が零れ出し、枕に吸収された。アンソニーの拳は解かれて、シーツの上に置いていたアダムの手を見つけて、しっかりと握った。

「一緒に完成させよう」とアンソニーは言った。「一緒に最後の劇を演じよう」

 慶浩は息を吐いた。

 そしてジョナサンはようやく重荷を下ろせた。彼ら全員が全てを台無しした後、また少しずつリスタートする可能性が見えた。

 ジョナサンはまだそこまで遅くないと本心でそう願っていた。


 .


 アンソニーは、先生が病室に戻って来るように内線電話をかけた。先生はアダムが一日入院して観察し、彼に脳震盪の問題がないように確保する必要があると言い、そしてアダムの両親はいつ着くかと尋ねた。アンソニーは、彼らは高速道路を降りているところだと適当に誤魔化した。

 医者が離れた後、慶浩は病院付属のレストランでコーヒーを買いたいと言った。彼はアンソニーに、代わりに持って帰るものはないかと尋ねたが、アンソニーは喉が渇いていないと言った。彼はただベッドの傍の椅子に座り直し、黙ったままアダムと見つめ合っていた。

 ジョナサンは慶浩と一緒に病室を離れた。

「俺らは彼らにスペースを作ったほうがいいと思う」彼らがエレベーターに入った時、慶浩はそう言った。

 ジョナサンはうなずいた。

 彼らはエレベーターに乗って一階に戻り、そして壁に書いてあったルート指示に従ってレストランに向かった。

「さっきのは、印象に残る。そうだろう?」と慶浩は言った。

 彼らは人が行き来する廊下を通り過ぎて行った。ジョナサンは自分がこのことに関して、どういう感想を言えばいいのかわからなかった。彼の頭はまだアダムの告白から回復していなかった。

「俺が言いたいのは、アダムはアンソニーが好き?わーお」慶浩の口角は笑みを浮かべた。「くそ、彼とは長い知り合いなのに、何で一度も俺らに彼がゲイって話そうと思わなかったのか?」

「もしかしたら話す機会がなかった」とジョナサンは言った。

「俺らが知ろうとしなかったのかもしれない」慶浩は何かを考えている様子を見せながら言った。「俺らは本当の意味での親しい友人とは言えない」

 ジョナサンは慶浩が言った言葉を思い出した。彼らは同僚のように、共に努力する目標があった。もしかしたら彼らは家族にも似ていた──しかし彼らはお互いのことをよくわからない。

「まあ、いいだろう。しかしこれで毎回喧嘩した時、何でアダムはいつもアンソニーの味方をしているのか、ようやく説明がついた」慶浩は笑い出した。「アダムの好みはわかりやすい」

「彼らは親しいのか?」とジョナサンは尋ねた。「君たち全員よりも?」

「彼ら二人、ウィルと俺は劇団の最初のメンバーだ。劇団が立ち上がったばかり、新メンバーを募集していた時、俺ら四人は一番最初に参加した」と慶浩は言った。「だから俺らが知り合っている時間は最も長い。しかし俺らは本当の意味でお互いを知っているわけではない。俺らは他の人に一つの線を引いて、その境界線の外では俺らは平和に共存できる──当然ながら、ウィルは例外だ──しかし境界線の中では、俺らはお互いの個人スペースを尊重していた。言い換えれば、俺らは相手の劇団以外の生活を干渉しない」

 二人はレストランに入った。この時のレストランは食事を取っている客人はあまりなく、何人かテーブルの前に座ってコーヒーを飲んで、新聞を読んでいる人がいるだけだ。彼らはカウンターの傍に立ち、顔を上げて上のメニューを見ていた。

「最初の頃、俺はあまりアンソニーとやり取りをしなかった」と慶浩は続けて言った。「彼はあまり喋らず、ただ黙って自分のことをして、ウェスから言われたことは何でもこなせた。多分そのおかげか、アダムは彼と一緒にいることが好きだ。最初にアダムの家で暇をつぶしていたのもアンソニーだった。その後、アダムの家に行くことがいつもの事になった。だって俺らは彼の家には殆ど永遠に他の人がいないことを気づいた」

 彼らは二杯のアイスラテを注文して、隅っこに近いテーブルを探して座った。

「しかしそれは俺らが唯一知るアダムのプライバシーだ。彼の両親は重度の仕事人間だ」慶浩はストローを嚙みながら言った。「だから、そう。強いて言うなら、彼らは他の人と比べて、より親しい関係を持っていた。アダムはアンソニーに他の秘密を知られるかどうかは誰がわかるだろう」

 ジョナサンはうなずいて、自分のコーヒーを飲んでいた。

「アダムは頭がおかしいって、ずっと思っていた」と慶浩は言った。彼は頭を振り、笑顔を出した。「しかしここまで狂っているとは思わなかった。台本で告白する?一体どれだけの映画を見れば、こんなにもドラマチックなことができるんだ?」

「それはとても勇気のあることだと思う」ジョナサンは考えなしに言った。「君たちの前で自分のセクシュアリティを認める──特に直接アンソニーに向けて言った」

「お?」慶浩は横目で彼を見つめていた。

「僕だったら、多分何も言わないことにするかも」とジョナサンは言った。「彼が言ったように、もうどうでもいいから」

「うん、彼が自殺している時は絶対に頭をぶつけた」慶浩は肩をすくめた。「しかし、これは君と何の関係がある?」

 ジョナサンは固まった。彼は慶浩の質問に何かあるように聞こえた。そして彼は自分が何かを言い間違えたことに気づいた。

「えっと、僕が言いたいのは──」

 慶浩はあまりにも彼を直視しすぎた。この瞬間、その夜に慶浩とコースの中央の芝生でキスした光景が彼の頭によぎった。ジョナサンは俯いてコーヒーを大きく吸って、冷たい液体が彼の喉に沿って入り込んだが、彼の頬の温度を冷めることができなかった。

「ジョナサン?」と慶浩は言った。ジョナサンは慶浩の声の中に笑みが含まれているのが聞こえた。「俺を見て。何で避ける?」

「避けてない」とジョナサンは反論した。

 彼はムカッとして顔を上げた。そして彼は赫然として慶浩の顔が彼の顔と一インチもない距離にあることに気づいた。慶浩の息はコーヒーの香りを帯びており、彼の片手はジョナサンの頬をそっと触れていた。

「そう、君は避けなかった」慶浩はニヤリと笑ってそっと言った。「そして君はその夜のキスが恋しいって、俺は知っている」

「僕は……」ジョナサンは何個かの単語を見つけ出そうとしたが、彼は頭の中にある語彙が全て撒き散らかされ、雑乱に紛れた言葉がたった二つしか残らなかった。それは「神様」と「慶浩」だ。

「そして、もちろん」と慶浩は言った。「俺は君にキスをした感覚が恋しかった」

 そして彼らの間にある一インチもない距離は完全に消えた。ジョナサンは反射的に息を呑んだが、彼は慶浩の口に残ったコーヒーの匂いしか吸い込めなかった。彼は、レストランの他の人は慶浩の突如とした動きに驚いたのを確信した。彼は視線が彼らに集まっているのを感じた。しかし慶浩は傍若無人のように彼の顔を押さえ、ジョナサンを彼と同じように彼らを無視すると強いられているようだった。

 そしてジョナサンは目を閉じた。そして彼の世界は彼と慶浩しか残らなかった。そして彼の鼓動は抑えきれないほどに高鳴った。幸いなことに、彼の心拍数をモニターに示す機械はなかった。それで彼はただ慶浩にキスされているだけではなく、不器用にキスを返そうとした。

 このキスは少し長い時間が続いて、ジョナサンが息できないほどに長かった。しかし彼はもっと長く、もっと長く続けたいと思わず期待してしまった。

 慶浩の唇がようやく離れた時、ジョナサンの頭は真っ白だった。彼は呆然として慶浩の顔を見つめて、そして慶浩は小声で笑い出した。

「アダムがそうしたのを見て、俺は少し恥じ入った」と彼は言った。「だから俺は本当に間に合わなくなってから、二度目のチャンスを求めるまで待たないと決めた」

「おう」ジョナサンは鈍く返事した。

「だから俺は君にこの質問を聞くべきだ」と慶浩は言った。「俺たち付き合おうか。どう思う?」

 この時、ジョナサンは唯一知っているのは、慶浩の手が未だに彼の顔に当てていることだ。そのせいで、彼は思考ができなかった。

 彼が口を開いて答える前に、ほんの一瞬で自分はそれで後悔しないのかと疑ったこともあった。しかし考えてみれば、もし彼はそう言わなかったら、彼はきっと後悔する。

「はい」と彼は言った。

 慶浩の笑顔は広がり、ジョナサンの視界を埋め尽くした。

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