麻紀香編

第34話 ふっふっふ…

「ふっふっふ…どうかな?」

新しく買ってもらったスマホを手にし、マリリーンが一緒に転移してしまったであろうスマホのメアドを入力して、連絡先に登録する。

「よし!」

マリリーンあてに、『麻紀香です。通じてる?』とメールを送る。

あたふたしているうちにあちらでは1か月ほどたっているはずだ、充電は出来ているのだろうか…あ!そもそもコンセントなかったよね、あの世界…などとひやひやしながら返信を待つ。

『ピコンッ』

想像以上にすぐ返信が来た。

「お」

『麻紀香さん!初めまして、マリリーンです!』

印象は「健気でかわいい女の子」って感じだ。

『こちらこそ初めまして。そっちの世界って充電できないよね?』

『なんでかはわからないんですが、電池の消費がそもそもなくて…』

『良かった!ってか、今メールしちゃって大丈夫なの?』

『はい!いま自由時間なんで』

『よし!話そう。

…いや~、貴族学校最優秀にしちゃってゴメン。』

『あ、大丈夫そうです!レイカーン様達も優しいですし、

貴族学校はそもそも通う予定だったんで。

ってか、そっちの世界の方が心配なんですが…』

『あー、大学ね。』

そう、マリリーンの世界と私の世界では時間の流れが違ったらしく、

マリリーンは数年の成長だったが、私の場合はもう大学生にまでなっていた。

そしてマリリーンはなんと日本一頭が良いと言われる大学に入ってしまった。

『んー、まあそれなりな成績は取れてると思うけど…

もしやばそうだったら中退するわ』

『…ごめんなさいっ』

『まあ、大丈夫だよ。』

そんな感じでいろいろと話すと、あっという間に1時間がたった。

『私もう夜ごはん食べなきゃだから、またいつかね!』

『はい!さようなら♪』

スマホのスイッチを切り、それをベッドに放り投げる。

「んー、取り合えず迷惑かけてなくてよかったっ」

…今日の夜ごはんは何だろう?

階段を下りて食卓へ急いだ。

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これにて一応終わりです。

これからいろいろと修正しようと思っているので、完結にはなってません。

さようなら!

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