夜中の
永遠の絆
第1話 キラキラ
とある冬の日、雪国の夜中、頬をなめる感覚で、愛犬の【シズク】に
起こされる。
「どうした、出るのか?分かった、今行くよ」
飼い主は、まだ夜中だというのに、シズクのトイレの為、緊急で散歩の支度をする。
「よし、行くぞ」
シズクは、飼い主と一緒に外に出ると、外は
「シズク、雪明かりで、明るいな、遠くの方で除雪車が、稼働していて、ランプがキラキラ光っていて綺麗だなぁ~シズクもそう思うか?」
【本当だぁ~何か黄色ポイ色の光が見えるよ、何だろう】
「あそこで、今、除雪中だよ、あの光は、除雪車のランプだよ」
【へぇ~綺麗だね、又見てみたいなぁ~】
空気が澄み切っていて、除雪車のランプが綺麗に光っていた。
シズクは、そんな光景を見て、もう一度、見てみたいと思い、数日間は、似たような時間帯に起こすようになった。
ただ、その時は、雪が降らず、除雪車は出動しておらず、雪明かりの中を散歩するだけだった。
シズクが、除雪車の作業中を目撃した後、飼い主は、シズクの緊急散歩が、
終わり家に戻って来て、キッチンの洗いスペースには、
前夜の食器の山が溜まっていた為、食器を洗って、身内の車の雪を降ろして、
家の前をスノーダンプで除雪してから、二度寝をした。
朝方、母親が、前夜の食器が、洗え無かったので、
いつもの時間より、早く起床して、食器を洗おうとしたら、
シズクの飼い主によって洗い物は、既に終わっている事を告げられると、
車の雪を降ろして来ると言ったので、これも、終わっていると、告げる。
家の前の除雪も終わっていると告げると、
母親は、ドロシーだ、ドロシーが来て、代わりにやってくれた、
と冗談を言いながら、シズクの飼い主に感謝したのだった。
母親は、シズクの飼い主が、まさか、自分よりも早く起きているとは、想定しておらず。
シズクの飼い主に何時から、起きていると、聞くと、
夜中の散歩に行くと、シズクの緊急散歩をしてきた、と母親に告げると、
余りにも早い時間帯に驚いた。
おしまい
夜中の 永遠の絆 @bannku
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