第65話 コーネリアヘルモーズ大公国

 時系列を一旦現代に戻す。

 隣国から国境を超えてコーネリアヘルモーズ大公国に入国すると一気に景色が変わる。


 隣国で自動四輪車全盛の中、この国では六本足機械馬、大小のスレイプニルが大半を占めており、外国産の四輪車は肩身の狭い思いをしている。


 老若男女問わずコーネリアヘルモーズ大公国国民ならスレイプニルに乗る。

 これが国の誇りであり現代でも「カッコいい」のである。


 事業者としてやむを得なく四輪車自動車に乗らざるを得ない場合にはガッカリするほどである。


 コーネリアヘルモーズ大公国でも動力源については他国と変わらず、

 蒸気機関馬、電動EV馬、ガソリンエンジン馬軽油エンジン大型馬を経て、バッテリーと内燃機関のハイブリッド機械馬、全個体電池の実用化に伴う電動EV馬、そして超小型核融合ユニットの実用化に伴う核融合エナジーフィラーを動力源とする電動EV馬、大型スレイブニルに関しては水素燃料を使う内燃機関と核融合エナジーフィラーと進化してきた。


 そして外国ではプロペラを利用した乗用ドローンに移行する中、コーネリアヘルモーズ大公国では読者諸氏の想像どおり、巨大な翼を備えた天馬(ペガサス型)に移行していくことになる。

原理はハチドリや昆虫が空を飛ぶものと同様である。

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