いわゆる、こう言う瞬間#5

上司、殺したいですよね。

学生の皆様、ニートの皆様におかれましては先生だの部活の先輩だのでもよろしいのですが、それは何故かの根底にあらせられますのは専ら理不尽さかと存じております。


男性ならジーパンを履いている時の股間のポジションがどうしても気になるように、女性なら赤いイチゴを食べたい気分だったのに陳列されているのはイチゴが白いときだったように、歯痒いと言いますか、なんか違うんだよなあというお気持ち表明になってはしまいます。


世間一般に言うところの理不尽さとはそれ即ち不条理なわけですが、だからと言って自身もanarchyに棹されるのはそれはそれで不安感があって行動することができないなんてこともしばしば。


結論、現状自分が理不尽な目に遭っているとお考えの皆々様におかれましては

『理不尽な目に遭ってはいるがだからといって理不尽を働く勇気もなければ働きたくも無い』

わけです。


この思考原理そのものは大層高尚なものでありますが、その実理不尽な目に遭っている状態というのは心地良い状態とは程遠く、排水溝に溜まる髪の毛のように、換気扇に溜まる油のように少しずつ堆積しています。


まあ要はいつか爆発するってことです。


爆発した人はもう手に負えません。

紡ぐ言葉は暴力的であり起こす行動は人の子であることを忘れさせる格別な…それは酷いものだと私は考えます。


理不尽に抗うことは大切ですし、忍耐も大切ではありますが、限界に達した理不尽の応酬は限界を超えた暴力であることは世の常でありまして、正しさだとか正当性だとかは最早考えられない究極と言っても差し支えない暴虐なのです。


人格者の皆様はきっと暴力に身を委ねることは嫌かと存じますので、予め出来る対策を記載して本回の締めくくりとします。

理不尽で限界になる前に早めに相手を

#5

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