いわゆる、こう言う瞬間#3

根本的に間違ったことを口走るような人間を見ているとイライラしますよね?私はそうなのですが皆さんもそうでしょう。


そもそも仲の良い人、なんて言う人は専ら趣味嗜好思想が近い人、なんていうのは何百年も前から決まっていることなんです。


とはいえ、違う趣味嗜好、思想をお持ちの方と関係を持つことも悪いことばかりではなく、新しい世界を教えてくれるなんていう素晴らしい側面もあるわけです。


いきなり株やりませんか、投資やりませんか、あなた今幸せですか、なんて素っ頓狂なことを開口一番に抜かし始める輩を除いては基本的に聞く耳は持つべきという結論に至るわけですが、これがまた面白いことに

『話がつまらない同じ趣味嗜好を持つ人』

と、

『話が面白い違う趣味嗜好を持つ人』

なら、何故か興味を惹かれるのは後者なわけです。


これは不思議なことでして、現に著者の私は話が面白いのでこんな人格者であっても私の話を聞いてくれる人は一定数いるのです。



例えば私がなにか、そうですね、例えようとすると難しいのですがまあ、ハンバーガーが好きだったとしましょうよ。

で、あなたは別にハンバーガーはそこまで好きでは無いとします。

私はドムドムバーガーを食べたい気分だったのでドムドムバーガーの話をあなたにしたとします。

ゾウさんの絵柄が可愛いだの、グッズが可愛いだの、店がなかなか無いだのと、そんな話をしたとします。


これがつまらない人の話だったらもうあなたは私にうんざりした挙句なんでこんな拷問に付き合わされているのか。百年の恋も冷めるとはこのことか。穴があったら入りたい。まだ自分では絶対に作りもしないナチョスの作り方の一つや二つをクックパッドで無意味に調べたほうがマシだと、こう思うわけです。


しかし私は話をドムドムと膨らませることが出来るのでドムドムバーガーをドムドムすることができるわけですね。

わけがわからないでしょう。酔っ払ってますからね。仕方がありません。


つまらない話をする人はお話が脳死なので自覚も無くしかも面白いと思っているせいで口数も多くうるさいと言う点がもう致命的です。

ことのつまり私がつまらない人の話を聞いている時の感情はこの#3のなかに含まれていると言うことになります。


ところで、ここまでみていただいたそこのあなた。

株、始めませんか?

#3

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る