深夜の散歩に起きた怖い出来事
たから聖
第1話 KAC カック〜ン!!?
『はぁ、、金欲しいなぁ。』
ある夜の出来事、中年男は…年金が入る前…お金が無くて困っていた。
だが、万引き常習犯のその男は…何となく強盗しようかな?と
考え出す。
ライターを着火しながら、家の玄関を火を頼りに照らす。
深い深い藍色の空に、
ぽっかりと浮かび上がる美しい月の夜に、
そう。
男は行動に出た……!
時間は深夜2時。丑三つ時だ。
人っ子一人とて居やしない。
男の心臓はバクバクと早鐘を打っていた。万引きは手馴れているが強盗は初めてなのでタイミングが分からない。
『どうしたものか?ふぅ⤴︎⤴』
と……その時?!辺りに異様な気配を感じた。
男が振り返ると……
一瞬で顔が引きつった。
『ひっひいっ!!?』
ゾンビの群れが辺りに居たのだ。
男は先ずはもつれそうになる足で
走り出した!
そしてゾンビが中年男の姿を確認すると、何とも言えない声を出しながらも
追いかけて来た。
『ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』
真夜中に……
中年男の悲痛な叫び声だけが響き渡る。
男は、電信柱に登ろうと必死になった!
迫り来るゾンビの群れ、、、
恐怖過ぎて、中年男は脂汗がたくさん出る。
その脂汗が付いた手は、電信柱を登ろうにもツルツル滑る。
『やっ……やめれくださッッ』
怖すぎてロレツも回らない!
中年男は逃げ道がとうとう無くなった!!
~やっ辞めてくれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!~
◇◇◇
『はい!!OK〜〜!!!!』
『ゾンビの皆、ご協力ありがとう!!』
ゾンビ達は、ゾンビの衣装を脱ぎ出した。
中年男は…口をぽっか〜ん……と開けたまま
現状が飲み込めなかった。
1人の警察官が中年男の姿を確認しながらも、
ゾンビの群れから現れた。
『おい!!
『ぇぇえ( ꒪⌓꒪)違うっすよ!初めてやろうと思ってました〜。はぁービビった!って?あ!!!しまった!!』
警察官は…続けて話す。
『はい!供述だな?!降りてこい勝田!!』
『ってゆーか連続万引き常習犯だろ?お前!まだ懲りんのか!』
中年男の
(ゾンビの群れよりかムショのが安全だぜ。)
と……
~完~
深夜の散歩に起きた怖い出来事 たから聖 @08061012
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます