“恋愛はもう二度としません!” 自分を押し殺してまでする恋愛ってなんなんですか?

神石水亞宮類

第1話 “恋愛はもう二度としません!” 自分を押し殺してまでする恋愛ってなんなんですか?




僕の彼女は、“僕の事を何もわかちゃいない!”

それに気づいた僕の心は、いつしか “空っぽに” なっていった。

でも? それすら彼女は気づいていないんだ!

僕は彼女の為だけに、心を殺して尽くすことにした。

僕の気持ちや想いは、もうどうでもいい!

伝わるかではなく、一方的に伝わればいい。

僕はもう誰も愛さないし、恋愛もしないと心に決めたんだ!



・・・僕みたいな男は、“他の誰とも違う。”

彼女ならどんな男性とでも必ず上手くいくのだろう。

でも? “僕は違うんだ!”

決まった女性しか無理なんだ!

その人が見つからない限りは、“この先も僕は独りなのだろう。”

“孤独は?” 誰と居ても消えることはない!

僕の孤独は、完全に僕の心に棲みついている魔物なのだ。

この魔物を取り除けるのは、“この世にたった一人。”

この先も見つからないかもしれない。

それでも当てもなく僕は相手を探すのだろう。




今の彼女には、“僕の最大限の愛情を注ぎ込んで終わる。”

僕からの愛情を思う存分感じて、僕と別れてほしい!

それが僕の最後の願いなのだから......。




きっと僕は、“限られた女性以外愛せないんだ!”

どんなに僕を好きだと言ってくれても、僕はこたえることはない。

相手には本当に申し訳ないが仕方がない。

僕は“心底不器用で”一人の女性しかずっと愛せないんだ。

複数の人を同時に愛する事は絶対にないと誓える!




もうじき、このタイムリミットが近づいて来る。



1・


2・


3・



僕はこの時間が大嫌いだ!

完全に相手を傷つける事が分かっていて僕がする事。

でも? “きっと彼女には、彼女に相応しい相手が居るはずだ!”

僕じゃない誰か?


ただただ君を僕は傷つけるために現れた相手なのかもしれない!

君は僕と出会って? “本当に幸せを感じる事があったのだろうか?”

僕は結局、君の為に何ができたのだろう?

僕の事はもう忘れていい! ステキな相手を見つけて幸せになってほしい!



・・・しかし? 僕が生きている間に、僕の相手が見つかるとも思えない?

それなら一人で居る方がマシだ!

【僕は誰も愛せない!】そう想うならそれでいい!

僕は誰の理解も要らない! 僕は僕の生き方で前に進んで行く。




誰かの為に生きる人生は、僕には出来ないのかもいもしれない。

それでも僕は生きていく。

“僕の愛する君をここで解放します!” 好きに生きてください。

どんな時も僕は、君を見待っているよ!



人生は一度っきりだ!

女性の最大の喜びを君の誰かと掴んでください!

結婚、生活、子供、家庭、喜び、、、。

僕が君にしてあげられなかった事をその相手と......。

サヨウナラ、もう二度と! 君に近づかないよ。

僕は君だけの幸せを願っています。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

“恋愛はもう二度としません!” 自分を押し殺してまでする恋愛ってなんなんですか? 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ