第6夜 剣術大会の裏で
空はあきれるほどの
「ねぇ
「……去年と同じで
「だよねぇ~、
まだ試合が始まっていないのにそう言って嬉しそうに笑う
「だが今回は分からないぞ。3年には
「でも
そう自分のことのように話す
「おやおやサボりですか?
後ろから聞き覚えがある声が聞こえると、その
「申し訳ございません、トライアド様」
「えぇ~、少しくらい良いじゃないですか
「
「対象の動きはどうですか?」
「はっ、対象は裏口で取引をするために現在、メンティー学園の廊下Fを移動中でございます」
「なので、対象が
「ふむ、そうですか。くれぐれも1人は残してお話をしてくださいね」
「
「はーい!ちゃんとお話しまーす!」
本当にちゃんと生かしておいてくれると良いのだが……。
「お話した後はどーします?」
「ふむ、生かすも殺すも任せます」
観客席から
「それでは第1試合!
開始のアナウンスが聞こえると
「じゃあ
「はぁ、お前なぁ」
「まぁ良いじゃないですか。
「……分かりました。それでは失礼します」
そう言って、この場を立ち去る。
「……はぁ、今は目の前の仕事に集中だな」
対象が来るであろう場所へと移動する。今回の対象は
「誰か俺を殺してくれないか、……なんてな」
冗談で言ったその言葉は
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