そして、歯車は動き出す
遂に配信が始まろうとしている。
今回も特別プログラムで更新頻度の高いパターンだ。
しかし、その観測内容はまさかとも言える第四の壁を破るようなメタフィクションだった。
カクヨムオンリーという理由は、こういう事らしい。
そして、配信は始まろうとしている。
ふと思ったが、あのミミズクの名前はブックローではなくブッコローだった。
一体、何と間違えてブックローと思ってしまったのか?
それを踏まえて、配信の続きを……。
『今回もブッコローの二次創作を募集するコンテストの続きです』
今回の観測は、カクヨムで行われるブッコローの二次創作を対象としたコンテストらしい。
『コンテストの商品は他にもあるようなので、そちらも解説しようと思います』
実は他にも賞があるらしい。前回紹介した物も、図書カードの副賞で付いてくるものだった。
『文房具王になり損ねた女賞ではオリジナルのガラスペンとインクのセットがもらえる様子。何故ガラスペン……と思われがちですが理由があるようですね』
文房具王になり損ねた女賞、それは過去にテレビ東京で放送された『TVチャンピオン』の文房具王選手権に二度も出場した有隣堂の文房具バイヤーさんが決めた賞である。
ガラスペンとインク、紙の手紙などを書く際や紙原稿で漫画を描くという人にとってはありがたいような賞品かもしれない。
『参加賞でも抽選で図書カードがもらえる模様。抽選で77名とはありますが、作品数が77に満たなかったら、それこそ全員にもらえるとか思いませんか?』
参加賞の図書カードを見て、ふと驚いたような表情を見せる。
確かに二次創作コンテストの場合は、人気作品であれば人が来ることは多い。
『カクヨム上で公式の二次創作コンテスト自体、レアケースなのですが……題材的に難しいことは多いです』
管理人としても公式コンテストではあるが、二次創作となると難易度は桁違いに上がる事を懸念する。
果たして、その状況で大賞は取れるのか……と。
『今回も耐久配信ですので、この辺りで休憩を取りたいと思います』
彼女の口から飛び出した発言は、別の意味でもメタ発言かもしれない。
また、今回まででは賞品に関して言及したに過ぎないので、どうなるかは未知数だ。
『皆さんも、可能であればレッツVTuber、なのですよ』
最後の台詞は元気よく、管理人らしくはないような表情を見せることもある。これが、アーカーシャチャンネルのお約束とも言える台詞になっていた。
安易な収益化を狙っているわけではないが、今回に限っては色々とメタ的な意味でもすごすぎるかもしれない。
今回の特別配信がきっかけで、アーカーシャチャンネルが話題になる事を信じて次回の更新を待とう。
「なんだか、面白いことをしている人がいますね」
小説サイトでアーカーシャチャンネルの配信を見ているミミズク、それは紛れもなくブッコローだった。
何故、ブッコローがアーカーシャチャンネルをカクヨムで見ていたのかは定かではない。
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