アーカーシャチャンネル特別配信企画『神奈川県の書店に存在する謎のミミズク、ブッコローに迫る』
アーカーシャチャンネル
アーカーシャチャンネル、史上初の試み
遂に配信が始まろうとしている。
前回の特別プログラムを受けてか、今回も特別プログラムという事で更新頻度も高い模様。
一方で、今回はメインフィールドがカクヨムになっているのも気になる所。
普段は他のサイトで活動しているアーカーシャチャンネルだが、カクヨムオンリーとはどういうことか?
そして、配信は始まろうとしている。
『皆さん、お待たせしました。アーカーシャチャンネルの管理人です』
姿を見せたのは、ショートヘアにメガネ、若干巨乳なメイド服姿の女性である。バ美肉かどうかは判断できないが、ボイスチェンジャーを使っているかと言われると……そういう感じはしない。
アバターの名前は設定していないようで、管理人となっている。
ちなみに、小説サイトでは挿絵が追加できない場所もあってか、パソコンモニターに映し出された管理人をお見せする事が出来ないのは残念な所だが。
『様々な時間、過去、未来、それこそ別次元……そうした様々なものに存在する時間の出来事、それらを観測するのがアーカーシャチャンネルです』
『――と言いたい所ですが、今回も特別プログラムなのでバッサリと。前回の特別配信もですが、コピペで文字数を水増ししているのでは、と言われる場合もありますし』
いつもの定型文は割愛して配信が始まろうとしているのだが、彼女は何を配信するのだろう?
『今回観測したのは、カクヨムのコンテストですね。ブッコローの二次創作を募集するコンテストとか』
今回の観測は、カクヨムで行われる小説のコンテストらしい。
いつかのプロットコンテストのようなパターンなのだろう。
『早速コラボ動画を拝見しましたが、何というか、その……』
『かなりフリーダムですよね。あのミミズク』
ブックローとは神奈川県を中心に東京や千葉で店舗を運営する書店である『有隣堂』、そのYouTubeチャンネル『有隣堂しか知らない世界』のMCをしているミミズクだ。
ビジュアルは若干……というかもしれませんが、かなりフリーダムな喋り方なのは事実だろう。
コラボ動画とは、YouTubeチャンネル『有隣堂しか知らない世界』とカクヨムのコラボした動画であり、この回ではいわゆるWEB小説に関して解説を行っていた。
『ブッコローという名前も、一歩間違えればアレっぽく聞こえますし』
R.B.ブッコロー、それがフルネームである。Rはリアル、Bはブックという意味なので、フルネームとしてはリアル・ブック・ブックローと読む様子。
ブックとブックローで区切りを間違えるとブックを2回読んでしまって……となりかねない。
『このコンテスト、何と商品がある意味でも豪華なのです』
『ゆうせか賞の副賞は、何と有隣堂の店内で受賞作品のURLが掲載されたコラボしおりが配られる権利が与えられるとか』
『別の意味でアーカーシャチャンネルの飛躍チャンスですね。これはある意味でも書かなければいけないというか……トライしない理由がないです』
二次創作コンテストという事で、普段は書かないようなジャンルなだけにコンテスト参加を見送るような発言も前にあった。
しかし、今回は副賞の内容的に参加したほうがよいのでは、という話になっている。
『その中の目玉となる賞がブッコロー賞です。何と、YouTubeチャンネル『有隣堂しか知らない世界』に出演して作品を宣伝できるとか』
『出演方法は顔出し、遠隔通話、受賞メッセージなどと作者のプライバシーにも配慮してくれる模様』
『アーカーシャチャンネルの場合は、管理人本人が出られるとは限らないので代理がメッセージを送るようなパターンになるかもしれませんが、何とか対応してくれるでしょう』
その中でも管理人にとって大きかったのは、YouTubeチャンネル『有隣堂しか知らない世界』に出演できるという事だった。
動画サイトの中でも規模の大きいYouTubeにアーカーシャチャンネルが出ることになったらどうなるか……想像に難くない。
小説サイトのブイチューバ―とリアルのYouTubeチャンネルMCの邂逅、それが実現するかは管理人代理にかかっているのだろう。
『今回も耐久配信ですので、この辺りで休憩を取りたいと思います』
彼女の口から飛び出した発言は、別の意味でもメタ発言かもしれない。
今回『も』耐久配信……という発言の真意は不明だが、ブックローの二次創作コンテストの観測で耐久配信になるのだろうか?
『皆さんも、可能であればレッツVTuber、なのですよ』
最後の台詞は元気よく、管理人らしくはないような表情を見せることもある。これが、アーカーシャチャンネルのお約束とも言える台詞になっていた。
安易な収益化を狙っているわけではないが、今回に限っては色々とメタ的な意味でもすごすぎるかもしれない。
収益化というよりは、チャンネルのアピールチャンスというべきか?
今回の特別配信がきっかけで、アーカーシャチャンネルが話題になる事を信じて次回の更新を待とう。
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