第26話 スーサイド・コンバット③
― まさかのブタ大活躍wwwwww
― さすがは自他ともに認める軽快に動けるブタwww
― 今日は相方のカエルは?
― たぶん援護射撃してたのカエルだと思う
― カエルさんいつも仕事丁寧だから好き
― ヨタとともに職人のカエル
― カエルさんイケボだよね
― ぐうわかる
― わかる
― 禿同
― カエルさんの目覚ましボイスだしてほしい
― 草
― カエル女子爆誕
― www
― ラビットこわい
― 無言で近づいてスナイパーの首捻り殺したのやばかった
― あれはちびった
― マジでサーチ&デストロイ
― 射撃うまくなってね?
― 彼ピッピに教わったんやろ(血の涙)
― やめろ
― おいやめろ
― おいやめろ
― 元からちゃんと狙えば上手いのでは?
― まぁ確かに
― いつも乱射してるだけやしな
― ゲーム新要素でどうなるんかと思ったけど普通におもろい
― 今回の一般プレイヤーみんな大人しいからちょうどいいかも
― 軍人たちがゾロゾロ出てきた時はモヤッたけど
― それな
― それよ。そういう要素 求めてない。
― 敵無双からのヨタたちの巻き返しよかった
― イェーガー達のチームプレイ見れたのは良かった
― みんな普段ふざけてるだけで意外にも強かった
― ブタはマジ驚いた
― 運営からお知らせ来た
― ゲーム時間 変則になるっぽいね
― 確かにこれじゃナイトゲームやってられんやろ
― ってか一般プレイヤー的に今の時間ボーナスタイムよな
― イェーガー達全員 軍人の方にかかりっきりだもんな
― やっぱ、はやく終わってクレメンス
― 俺、要望だした
― え、俺も出すわ、どこから?
― 一番下までスクロールして、めっちゃ小さい文字の「問い合わせ」からチャットボットの「よくある質問はこちら」攻撃を全部回避すると出てくる
― メンドくせぇwwwwwwwww
◇◇◇
本部にモリさんと戻ってきて、シムラさんとハイタッチした。タチバナさんからも労いの言葉をかけられる。
「タチバナさん澄ました顔してるけど、さっきまでめちゃくちゃ喜んでピョンピョン跳ねてたよ」
シムラさんから耳打ちされた情報に笑いそうになる。マナミさんを探していると、向こうが先に俺を見つけて抱きついてきてくれた。ぽよよんオッパイの感触、気力復活するぅ。癒されるぅ。俺は抱きつく彼女のオデコに頬ずりをする。あ~、キスしてぇ。
「あ、さすがのヨタロー君もここでキスはしないんだ」
「さすがにみんな見てるし?」
シムラさんとモリさんにジッと見られてた。恥ずかしッ!
「でもこの前、配信でしてたよね?」
「おっぱい揉んでるの見た」
シムラさんがモリさんに同意を求めると、モリさんは自身の豊満なおっぱいを揉む。
「もう、あのことは忘れてくださいッ!」
俺は恥ずかしさで顔を覆った。なんでマナミさん、そんな平然としてるの。配信されたのあなたのブラジャーなのよ!!
◇◇◇
しばらく休憩をして、みなで装備類を整え直す。タチバナさんからミーティングルームに集まるように言われた。なぜかタキ主任の姿がある。
「敵の本部がわかったわ」
タチバナさんはスクリーンに映像を映す。それは今いるイベント運営本部にそっくりの部屋だった。
「今日から開放された地下エリアにある偽のイベント運営本部よ。エリアの説明は遊戯開発室のタキ主任から」
タキ主任は「えー」とか「んあー」とか「ゴホゴホ」とかしながら、マイクを何度も叩いて電源が入っているか確認し、三回ハウリングを起こしてみんなの耳を攻撃してから話し始めた。
「にっ……偽のイベント運営本部ですがー、置いてある機材自体はここと同じものでして本物でして~。あ~えっと……ですね……早い話が、外部に助けを求めて島を脱出するトゥルーエンド向けのコンテンツになります」
つまり、奴らは二時間足らずでこのデスゲームを攻略して、自分たちの陣地として偽の本部を丸ごと接収したってことか。
「地上からこのエリアにつながってるエレベーターは一つだけなのですが、
「その通路がすでに相手に攻略されてる可能性は?」
念のため俺が挙手して質問をすると、タキ主任は手持ち資料をめくりながら答えてくれる。
「登録されたユーザー以外が通ると、致死性のガスが充満して防御壁も三重に降りる設定になっているので、現状ギミックが動いた形跡もないので、それは大丈夫かと」
タキ主任のエリア説明が一通り終わると、タチバナさんがスクリーンに図面を出した。
「ヨタロー君には一度、地上に出てもらって地上部隊を引きずり出した後で、近くのエレベーターからここに戻ってきてもらうわ。それからラビットと向こうへ侵入して。残りのみんなで、あいつら全員ブチ殺して社長からボーナス
その言葉で全員立ち上がると、再度の出撃準備を始めた。
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