第15話 不幸は突然やってくる
「先生、手を貸して」
「あゝ」
両手を胸の前で貸そうとすると、そのままタッチ!
カスミの胸! そこから顔が迫ってきて唇にキスされた。
「何それ! あなた達外に出なさい」3人が押し出される。
「良い今見た事忘れなさい、口外禁止! もし喋ったものがいたら、査定最低にしてボーナスはないと思いなさい」
外に出る事務局長。
俺たちに近づくと。
「お昼食べに食堂に行くわよ、早く!」
事務局長先頭で、奥の食堂に。
「おばちゃん定食5つ持ってきて」
「さて生徒会長どお言う事よ説明して! それとおばちゃんはお水置いて奥に行く様に! この間ナオコ先生との話噂になって収拾大変だったんだから」
おばちゃんは奥に行く、暖簾のところで聞き耳立てている。
「全く、噂好きは困る、でどうしてなったの」
「セイコさんが自慢したので、その通りやったら成功しました」
首がセイコさんに向く。
「ええとね、どの位進んでるのて聞かれたからこうよて教えたら、まさか実行するとはハハハ」
「何で事務局で言うのよ、また噂が広まったらどうするのよ」
みんなで下を見る、おばちゃんが居る。
「おばちゃん奥よ、運ぶ以外近づかない」
またおばちゃん退場。
「とにかくねカスミちゃんだっけ、忘れなさい犬に舐められたと思って」
「お姉ちゃん噛まれたよ」
「うるさい、アンタが言わなければこんな事にはならなかったのに!」
「マサシさん手を貸して」
ナオコ先生に手を貸すと右手胸左手お尻。
「待って何してるの」
奥のおばちゃんは目を見開き奥に下がる。
「ナオコ先生! 何してるのよ!」
「子供に負けないわ、私はお尻も触られたわよ」
「なら先生手を貸して」
「私もよこせ」
カスミちゃんとセイコさんに、手をつかまれる。
「お前たち待て、これ以上何もするな」
目の先には、おばちゃん5人定食を持っている。
「ほほほ、B定食お待ち同様、BからいつCになるのかしら」
「そうね、はいB定食」
「局長さんにはA定食よ! 頑張って!」
「早々D定食には気をつけてね、責任を取らないと」
「何言ってるのよ、定食一種類しか無いくせに!」局長。
俺たちみんな、赤くなって下を向いてる。
「食べましょう、午後もありますから」
無言の食事会が終わる。
「では私とセイコは帰るわね、ナオコ先生は講堂の確認?」
「そうだった! 確認しとかないと、バタバタで確認して無かった」
「カスミちゃんも帰りなさい、明日卒業式よ」
「大丈夫です、お母さんも朝には帰って来いって」
「カスミちゃん、まだ貴女は在校生よね、教師の指示には従うようにね」
「ならマサシ先生、私は居ても良いですよね?」
「えーと」鋭い目の3人+ニコニコ1人。
「明日綺麗な君に会いたいな」
「えっええ、わかりました」電話してる。
「お母さんエステ予約全身スペシャルで! 車迎えに来て」
走るカスミ。
「全く何処の垂らしよ!」
「良いマサシ先生、奥のおばちゃん達と話しては駄目よ、噂で首になるわよ」
「分かりました、見学して帰ります」
「その内、職員室に居場所作るからね、頑張って!」
3人は出て行く、俺も出て行く。
「待った少し聞かせて」おばちゃんに捕まった。
だがそこに救世主!
「おばちゃんマサシ先生離して! 噂で首はかわいそうだから」
俺は3人に連れ出される。
「明日も昼やってるよ、予約で夜もあるからね」
遠くでおばちゃんの宣伝の声。
「全く目を離すと、すぐ女が群がる」
「何の薬撒いてるのよ! 本当に」
「女ホイホイかよ、マサシ先生は」
「とにかく施設の見学は、立ち止まり禁止ね」
午前中の幸福が、午後に不幸のどん底に落ちるとは今は誰も知らない。
3人は歩き出す。
俺はどこ行こうかな。
「よしスポーツ観戦、まずテニスから」
またまた登場する女。
「おいお前見かけない顔だな、変質者か?」
「違う個々の教師だ」
「なに言っている、ここには女の教師しか居ないぞ! 嘘ならもっと上手に吐くんだな」
「いや待て、確認しろ事務局に」
「よし動くなよ、逃げたらこれを投げるからな」
陸上競技の槍。
「それ刺さったら死ぬぞ、悪い考えはよせ」
「うるさい」ボコ、そこから俺の記憶は無くなる。
「ここはどこだ」
天使が回っている!黒い天使も。
「ナオコにヒロミ・セイコにカスミ? お前は誰だ」
飛び起きる俺、頭痛い。
頭を触ると包帯、何があったんだ。
周りは女の怒号が飛び回っている。
「あゝ気がついた、良かった」
「本当取り敢えず良かった、先生めざめました」
しばらくして医者登場。
「はい目・脈、取り敢えずは一晩泊まっていって! 明日CTスキャンとって関係者以外帰ってね、ここは完全看護安心して下さい」
みんな追い出される。
(しかし俺のこの3日まともに過ごしてないどうしてこうなったんだ、考えてもダメだな)
俺は少しの間寝る事にした何かが触って来る、止めろ何だこの数は?
目を開けると三つ子。
「お前達なんでいるんだ?」
「お父さんから連絡きたよ」
「先生大丈夫」
「下の世話しようか」
「待て待て触るな、少し離れろ」
三つ子は離れる。
「あれ? 何故看護婦の姿何だ!」
「コスプレよ先生」
「本物よ、似合う?」
「ここはお父さんの病院なのよ、先生が運ばれたって連絡貰ったの」
「お母さんとお姉ちゃんは、エステで終わり次第戻ってくるよ」
「早々私たちはこの部屋の担当よ、何でも言ってね」
「そうよ下の世話もするわよ」
「何故2回言うんだ、とにかく帰れ明日は卒業式だろう」
「え〜良いじゃん、私達の卒業式じゃ無いしね」
「早々お姉ちゃんだけ、出れば良いのよ」
「お母さんと一緒に」
「私達3人で看護しちゃう!」
「さあさあ帰るよ、先生のお見舞い終わりだよ」
「「「お父さん」」」
「マサシ先生、今回の事故は余り広げないでほしいな! 1人の女性の将来がある事だから」
「女性?」
「もうすぐ妻が来るので聞いてくれ! それまで寝ててくれよ、お前達帰るよ」
「もう先生お休みなさい」
「明日お見舞いに来る、お休み」
「いつでも下の世話するよお休みなさい」
三つ子とお父さんは帰って行った。
「少し寝よう」
俺は目を閉じてまた寝た。
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