第12話 誤解は解ける

「明日10時、学園長室集合よみんな! よろしく」


「なら娘を連れてくわよ、紹介ね!」


「でも美味しいものは、後の方が良いわよ」


「やはり卒業式の夜ね、ここで」


「そしてさっきの続きを伺いましょう? おばさん達気になる」


「何ですか、私は何も無いです」


「俺も」


「昨夜の事よ、さっき言ってたわよね」


「さあおつまみも来たわよ、これからよね」


「「「さあさあ」」」


(言って良いのか? 何かが、ストップと言っている)


(ダメよマサシさん、絶対にPTAの前はアウトよ)


(私は覚悟はできている、フフフ責任とって結婚よ)


(私知らない?)


「さあ誰から、男らしくマサシ先生ね」


「そうね、どうぞ」


「分かりました、昨晩ナオコ先生とヒロミ局長と一晩過ごしました」


「ホウホウそれで、続きを」


「朝起きると局長がシャワーを浴びてて、ナオコ先生が下着で土下座してました」


バチーン平手が。


「何正直に話しているのよ、恥ずかしいでしょ! 馬鹿男」


「まあ事実ね、仕方ない」


「局長は事実、認めると」


「はい、ですので彼の将来の為に私が、責任を取ります」

(ホホ、私の未来と結婚よ)


「嘘よ、確かに下着だったけど、嘘よ」


「ナオコ認めて、そして責任は私が取るは、マサシさんと結婚するわよ」


「「はぁー」」


「何でジャンケンに負けた貴女が結婚、1番最初に負けて脱いだ女のくせに!」


「何ジャンケンて?」


「マサシさんの提案した遊びよ、ジャンケンで負けた人が服を脱いでいく遊びよ、スケベ男」


(思い出した、局長を早く酔わせようと、動き回る野球けんをやった事)


「バレちゃった、でも裸は見せたはよ! 貴女は下着よナオコ」


「なら朝のキスは、私は唇よ」


「えっ、何」


副局長にキスされた。


「はい手を貸して」


両手を出すと、両手胸タッチ。


「よし私が1番進んでるBの上! リードしたから、かかって来い2人とも」


ファイテングポーズのセイコ副局長。


「待っておばさん達に整理させてね!」


「まず、昨晩は野球けんだけなの?後は無いのね!」


「そうです、それ以外無いはずですよ?」


「そうよです、他は有りません」


「はい、2人の言う通りだと!」


「キスはした」


「突然だけどされました!」


「ほっぺにしました、私は!」


「唇よ、言わせないで!」


「私も今実行しました唇です、それと胸にタッチですよ!」


「2人の裸は見たの?」


「え〜と、局長のは全て見せられました」


「いゃ〜ん、マサシさんの馬鹿、正直者!」


「ナオコ先生は下着姿だけですよ、その下は見てません!」


「コイツ頭殴って、記憶なくしてやる! 頭を寄越せ!」


「なら私は、今から脱げば良い? それでまたリード!」


「もう一度聞くわね、それだけ?」


「記憶の中では、恐らくそれだけですね!」


「そうです、私の裸見たからすぐに結婚です!」


「本当の事です、あゝお酒を飲む前の自分に報告したい!」


「あなたたち、本当に成人式過ぎたの?」


「中学生以下ね、下手したら小学生以下よ!」


「期待した私が馬鹿だった、時間の無駄だったあ〜あ」


「酒飲んで寝た、男女の合コン? いつの時代なの?」


「はー私が筆おろししてあげようか、先生!」


「まあ良いわね、何も無ければ娘たちを紹介出来るわね」


「まあこのメンバーなら若い子の方が、得点高いでしょう」


「マサシ先生明日は10時学園長室よ、遅れないようにね」


「それでは解散、又明日」


「お疲れ様また明日ね、チュ」


「私の子も可愛いわよ、今度紹介するね」


「私はシングルマザーよ、双子の娘ともよろしくね」


「会計はしとくから、残りは飲んで帰っておやすみなさい」


5人の主婦は帰って行く。


「取り敢えず座りますか、今水割り作ります」


沈黙の時間が流れる。


「フフフ、これからはみんなライバルよ、覚悟してね」


「マサシさん昼間は何も考えず口走った事誤ります。御免なさい」ぺこり。


「そうねナオコは言い過ぎよ、首首て首かり族かよもう? 2度と言っては駄目よ」


「早々優良物件を他社に渡しては駄目ね! さあマサシさん部屋を取るわよ、一晩OK!」


「いやいや帰ります、また明日お休みなさい」


俺は振り向かずに部屋を出る。


「あゝ帰っちゃった、明日会うまでさようなら2人とも飲もうよ!」


「そうね、明日の為に頑張ろー!」


「分かりました、若い奴らにはマサシを渡さないよ」


「「「オー!」」」


何か寒気が走る。


自宅の学園長。


「何この報告書、ナオコとヒロミの醜態これで、マサシ先生をどうやって守るのよ!」


「やっと一晩帰って来ないと思ったら、あちらのヒロミさんとも仲良くなってるのよ?」


「面接失敗したのかしらね、私たちの女の感、衰えたの?」


「絶対そんな事無いはず、間違いよマサシさんは好青年よ」


「そうね、ナンパな女たらしでは無いはず」


「この報告書が間違いよね絶対!」


「私たちだけなら、もみ消せるはずよね!」


「ただPTA達にどう説明するのよ」


「あの会長しつこいからね、今更説明出来ないしね」


「まあ明日学園で、お休み」


「私も寝るは、お休みなさい」


学園長と理事長はこの夜この話は、解決してることを知らない!












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