駆け引き

 ルイセイネの魔眼じゃなくてもわかる。

 竜峰の山二つ分を覆う霧雨きりさめの外。そこに、数えきれない程の魔物の気配が湧き始めた。

 金剛こんごう霧雨きりさめという最上級の魔物に呼び寄せられた魔物は、霧雨の中で戦う僕たちではなく、外で祈りをささげる者たちを狙うつもりだ。


 魔物のくせに、なんて狡賢ずるがしこいんだ!

 僕たちを苦しめたいのなら、こちらの心が折れるまで魔物を霧雨の中に無限に呼ぶ持久戦だってできた。でも、金剛の霧雨は違う者たちを狙った。

 外で祈る者。その多くは戦う力のない一般の人々であり、魔物には無力な存在だ。

 もちろん、一般の人々は大法術「満月の陣」が敷かれた王都の中にいるけど。はたして、無限湧きする魔物に結界はいつまで持ちこたえられるのか。

 僕たちが、自分の戦いに集中できなくさせる。そうしながら、霧雨の中では分身体を使って消耗させていく。しかも、本体である核の亀には、神楽かぐらの白剣でさえも、かすり傷ひとつ負わせられない。


『クカ……カ……カカ……!』


 金剛の霧雨が、世界をゆがませるような笑いを響かせた。

 僕たちが何をしても無駄だとあざける。


 だから、僕も負けじと笑みを浮かべた。


「ふうん? それがどうしたのさ?」


 神楽の白剣の連撃に、躊躇いはない。

 僕は舞うように剣戟けんげきを絶え間なく繰り出しながら、金剛の霧雨に言う。


「僕たちは、万全の準備をしてきたんだ。外に魔物を呼び出して、僕たち以外の者を襲わせる? そんなの、想定済みだよ!」






 妖魔の王討伐戦の折。

 魔物は、呪いから無限に湧き出した。

 魔物の生態は、いまだに解明されていない。

 出現条件。

 どういった個体が存在し、どういう系統に分けられるのか。

 なぜ、倒した後に魔晶石ましょうせきが採れるのか。

 そもそも、魔晶石とはなんなのか。


 謎に包まれた生物。

 だが、ひとつだけ明確にわかっていることがある。

 それは、魔物とは世界に生きる者にとって「敵」でしかないということだ。


 勇者リステアは、聖剣をかかげて叫んだ。


「八大竜王エルネア・イースの忠告通り、金剛の霧雨に呼び寄せられて魔物が湧き始めた!」


 関所の高台に立つリステアの姿に、集った戦士たちが雄叫びをあげる。

 リステアは、勇ましく号令を発した。


「今こそ、我ら世界に生きる者の力を示せ! 世界の為に、故郷のために、仲間の為に、愛する者の為に祈りを捧げる者たちを守護し、我らの竜王に勝利の祝福を届けるのだ!!」


 わあっ! と大地と夜空を震わせる雄々しい声が竜峰の麓に木霊こだまする。

 竜人族。竜族。獣人族。魔獣。それ以外にも、人族や耳長族や精霊。集った多くの種族。その中で武器を手に戦える者たちが、万全の体制で関所に待機していた。

 魔物の出現を予想して。


「獣人族の戦士たちよ! はしれ! 叫べ! 魔物どもを血祭りにあげろ!」


 獅子種しししゅのフォルガンヌを先頭にして、獣人族の戦士たちが魔物へ向かって突っ込んでいく。


『獣人族に遅れをとるな!』


 魔獣たちは、竜脈に乗って魔物の大群の中に飛び込み、思う存分に暴れ回る。


「よし、野郎ども、行くぞ!」

『竜人族の戦士と息を合わせろ』


 竜人族と竜族は互いに手を取り合って、戦場に立った。


 精霊の支援。耳長族と人族の戦士たちの共闘。

 竜峰の麓では、魔物と戦士たちの戦いが盛大に始まり出した。






『クカカッ……。ソレ……デ……モ………無意……味サ……ハ……変ワラ……ナ……イ』


 麓で待ち構えていた戦士たちと魔物の大群が入り乱れて戦い出した気配が、霧雨の中にまで伝わってくる。

 金剛の霧雨が考えていたような、僕たちを精神的に苦しめる作戦は潰された。だというのに、核である宝石亀はにたりと笑う。

 そして、宝石亀の歪な笑みを裏付けるかのように、僕たちの周りにも変化が現れ始めた。


 ユフィーリアとニーナの「竜咆爆散りゅうほうばくさん」によって吹き飛ばされていた霧雨が、またじわじわと周囲を侵食していく。

 分身体も、更に数を増して現れると、ゆっくりとした動きでこちらに迫ってきた。


「はあっ!」


 ミストラルが翼を羽ばたかせて分身体に突っ込んでいく。

 ユフィーリアとニーナは、まだ肩で息をしていて、回復が間に合っていないみたいだ。

 しかも、金剛の霧雨の攻勢はそれだけでは収まらない。

 分身体に変化しなかった霧雨が徐々に濃度を増し始め、不気味にうごめきながら、僕たちの周囲を取り囲んでいく。


「っ! エルネア君、このままでは星月ほしつき加護かごでも長くは保ちそうにありませんよ!」


 法術で僕たちを加護してくれているマドリーヌ様から忠告が飛ぶ。

 霧雨の中に広がった満月の輝きは、僕たちを中心に広がっていた。ミストラルが躊躇いなく分身体に向かって突っ込めるのも、マドリーヌ様の加護がそこまで広がって霧雨の不浄をはらってくれていたからだ。

 だけど、ここにきて霧雨に押し返されだした。

 このままでは、せっかく広げた「舞台」を失ってしまう!


「くっ……!」


 こうなったら、奥の手を使うしかない!


 僕は、肩で息をするユフィーリアとニーナに視線を送る。それだけで、二人は僕の意図を察した。

 ユフィーリアとニーナは、躊躇いなくお胸様の谷間に手を突っ込む。そして、虹色に輝く宝玉を取り出した。


「ユフィと」

「ニーナの」

「「竜竜爆裂りゅうりゅうばくれつ!」」


 そして、気合いの言葉と同時に、虹色に輝く宝玉、すなわち、霊樹の宝玉を霧雨の奥へ向かって投げる。

 霊樹の宝玉に込められていた竜気が激しく爆発して、分身体ごと周囲の霧雨を吹き飛ばす。


「まだまだ行くわ」

「まだまだ出すわ」

「ユフィと」

「ニーナの」

「「竜魔爆雷りゅうまばくらい!!」」


 間髪置かずに、別の方角へ違う霊樹の宝玉を投げる二人。

 今度は、宝玉に込められていた魔力が極大の雷撃となり、大地をはしる。雷撃を受けた霧雨が霧散し、分身体が悲鳴をあげて消滅した。

 更に、ユフィーリアとニーナは手を止めない。


「「竜呪爆炎りゅうじゅばくえん!!」」

「「竜精爆陣りゅうせいばくじん!!」」


 前もって準備していた霊樹の宝玉を、四方八方に投げていく!


 金剛の霧雨が襲ってくる。そうとわかっているのなら、できる準備は十全にすべきだ。そう考えた僕は、スレイグスタ老にありったけの霊樹の宝玉を譲ってもらった。そして、それを魔族やモモちゃん、それに精霊王や竜族たちに配って、力を込めてもらっていた。

 ユフィーリアとニーナは、各種族に力を込めてもらった霊樹の宝玉を、出し惜しみなく投げていく!


 様々な種族の力が込められた霊樹の宝玉は、霧雨の中で竜峰の地形を変えるほどの爆発を生み、分身体や濃度を増す霧雨を爆散させていった。


『グギィア……アァァ……ァ……ッッ……!』


 霊樹の宝玉が見せる圧倒的な破壊力を前に、金剛の霧雨の本体がとうとう悲鳴を響かせた。


『オ……ノレ……。ダガ……全……テ……ガ…………無駄ダ……意味……ヲ……成サ……ナイ』


 しかし、すぐさま宝石亀の瞳に闇色が戻る。

 そして、目の前に立ちはだかる僕には目もくれずに、亀の首を長く伸ばす。

 大きく開かれる口。その口腔から、白いもやが溢れ出した。


「まさか、核から霧雨を吐き出して、周囲の『身体』を補修するつもりなのかな!?」


 金剛の霧雨のかくは、水色に輝く亀の形をした巨大な魔晶石だ。そして、周囲に見える霧雨が、核を覆う身体になる。その身体である霧雨を削ることによって、金剛の霧雨の体力を奪っていく。そう僕たちの攻撃を読み取った金剛の霧雨は、失った身体を補うように、核から新たな霧雨を吐く。

 宝石亀の口から無限に吐き出されていく霧雨は、マドリーヌ様の法術によって一度は遠くへ吹き飛ばされるけど、そこで集まり、次の分身体を生み出す。それ以外にも、もともと竜峰の山二つ分を覆う霧雨が僕たちの周りに集中して収束し始め、濃度を次第に増していく。


『外ノ……者……ドモガ……イツ……マデ……保ツ……カ…………。先ニ……貴様ラ……ガ……力尽キ……ル……カ。クカ……クカカ……カ…………』


 金剛の霧雨は笑う。

 たとえどれだけ僕たちが善戦しようとも、無意味なのだと。

 どれだけ抵抗しようとも、勝てないのだと。


「なんてしぶとい奴なのかしら!」


 セフィーナさんが叫ぶ。そうしながら、レヴァリアの炎を操って、濃度を増していく霧雨を焼き払っていく。

 だけど、金剛の霧雨はそんなセフィーナさんを笑う。


『クカカ……カ。無意……味。無意味。ドレ……ダケ……炎……デ……焼カレ……ヨウト……モ…………痛ク……モ……カユクモ……ナイ』


 がたがたと、魔晶石でできた硬質な口を鳴らす宝石亀。

 宝石亀が言うように、レヴァリアの炎でどれだけ周囲を燃やしても、霧雨が後から無限に侵食してきて、視界を埋め尽くしていく。

 ユフィーリアとニーナが投げた霊樹の宝玉の大爆発で生まれた空間にも、しとしとと降り続く霧雨の風景が戻り、分身体が何体も出現し始めていた。


 圧倒的なまでの耐久。

 どれだけ攻撃を加えようとも、世界の歪みである金剛の霧雨を祓うことはできない。

 金剛の霧雨が言うように、どちらかの力が尽きるまで戦ったとしたら、間違いなく僕たちの方が先に折れてしまうだろうね。


「……でも、そんなことは織り込み済みなんだよね」


 空間跳躍で、宝石亀から一度距離を取る僕。

 そして、深く深呼吸をする。


「妖魔の王だって、この程度では倒せなかった。だから、金剛の霧雨をこれで仕留められるなんて、最初から思っていないよ?」


 ミストラルも、手近な分身体を殴り飛ばすと、僕の傍に戻ってきた。

 みんなも、次々に僕の周りに集合する。


「攻撃が効いていない? 本当かな? レヴアリアの炎が、痛くも痒くもない? なぜだろうね? 僕たちは浅慮せんりょで金剛の霧雨の中へ突っ込んできた? はたして、それはどうかな!」


 集ったみんなの手が、僕が左手に握る霊樹の若枝に触れる。

 霊樹の若枝に、みんなの力と祈りが流れ込んでくる。


「金剛の霧雨。世界の歪みから生まれた魔物。世界のことわりが通用しない相手。そんなことは知っているよ。それでも、僕たちは戦いを挑んだ。なら、万全の作戦を立てているとは思わないのかな?」

『クカカ……カ……。戯言ザレゴト……ヲ。……貴様ラ……ノ……クワダテ……ハ……全……テ…………ツイエ……タ。…………貴様ラ……ニ……残サ……レタ……手段…… ハ…………無イ』

「可笑しいね。笑うのは僕たちの方だ!」


 距離を置いて睨み合う、僕たちと金剛の霧雨。

 奥の手まで出した僕たちの猛攻を耐えたことで余裕が生まれたのか、核である宝石亀も分身体の亀も歩みを止めて、こちらの言葉を待つ。

 だから、言ってやるんだ。

 それこそが、僕たちの術中なんだってね!


「レヴァリアの炎なんて、所詮しょせんは局所的な炎で、霧雨全体を燃やすことなんてできないと思っているよね? でも、それはレヴァリアの炎の意味を履き違えているよ。最初を思い出すといい。最初はレヴァリアの炎を弾いていたはずなのに、何故か貫通し始めた。その事に、お前自身も驚いていたはずだ」


 竜の王となったレヴァリアが放った業炎の息吹いぶきと火球の雨。それは、最初は霧雨の表面を撫でるだけで、内側に貫通することはなかった。

 だけど、降り注ぐ火球がひとつ、またひとつ、と霧雨の中へ落ち出した時。金剛の霧雨自身が驚いていた。

 全ての攻撃を退けるはずの「金剛」たる己の身体が貫かれたと。


「レヴァリアの炎は、痛くも痒くもなかった? 当たり前だよね。だって、お前を貫通した炎は、レヴァリアの炎じゃなかったんだからね!」

『何ヲ……?』


 僕の言葉に違和感を覚えたのか、いぶかしげな闇の瞳で睨み返してくる金剛の霧雨。

 僕は、続けて言う。


「お前は、敵意ある攻撃を絶対に通さない。でも、意図した者や敵意のない存在なら自由に霧雨の内側に取り込む」


 僕たちは、聞いていた。偵察に向かった竜族が霧雨に入ったまま帰ってこないとを。他にも、僕たち自身が目にしていた。何も知らない小鳥の群が阻まれることなく霧雨の奥へと入った様子や、竜峰の自然を織りなす樹々なども、折られたり消されることなく霧雨の中に取り込まれていたことを。


「だから、まず最初にお前をだましたんだ。霧雨を貫通した炎がレヴァリアの炎だと思った? 残念! あれは、東の魔術師が創った幻覚だよ!」


 東の魔術師モモちゃんは、現実と見紛みまがうような魔術を繰り出す。だけど、あくまでも「幻覚」だけに留めておけば、直接的な攻撃能力は生まれない。だから、魔術で創られた火球の幻覚は、金剛の霧雨の本能が宿す「敵意ある攻撃を通さない」という条件を破り、霧雨の奥に届いた。


『クカカ……! 面白……イ。……ダガ……ソレデ……ハ……幾……ラ……炎ヲ……通シテ……モ…………我ハ……倒セ……ヌ』


 絶対防御を貫いた炎が幻覚だったと知らされて、金剛の霧雨は笑う。

 たしかに、幻覚をどれだけ見せたとしても、それで伝説級の魔物を倒せはしない。

 でも、その認識も笑いも、大間違いだ!

 僕は、にやりと笑みを浮かべた。


「わかっていないね。お前は、最初から僕たちの手のひらの上で踊らされているんだよ」


 みんなの力と祈りが宿った霊樹の若枝を、天に向かって掲げる。


「レヴァリアの炎が通ると、魔術の幻覚を使ってお前に思い込ませた。そこに、大切な要素が含まれていたことにお前は気付いていない」

『気付ケ……テ…………イナ……イ…………?』

「お前の最大の強みは、世界の歪みから生まれたことにより、この世界の理や法則が通用しないことなんだ。でも、どうだろうね? お前は、レヴァリアの炎を受けたと認知してしまった」


 モモちゃんの幻覚の目的は、金剛の霧雨に「レヴァリアの炎が身体を貫通して、霧雨を焼き払う」と誤認させること。

 でも、そこにはもうひとつ、大切な意味が込められていた。


「僕たちは、お前に『有効な攻撃を受けた』と認識させることによって、この世界の理という呪縛をかけたんだ!」


 金剛、と冠されるほどの硬さをもつ霧雨状の魔物。常軌じょうきいっしたその硬さを打ち破らなければ、僕たちに勝機はない。

 だからまず最初に、僕は「世界の歪みから生じたゆえの、世界の理の外の存在」という金剛の霧雨の「存在定義」を破ることにした。

 レヴアリアの炎とモモちゃんの幻覚によって、金剛の霧雨が「攻撃を受けた」と認識してしまった瞬間。金剛の霧雨は「攻撃が通用する存在」というこの世界の理を受け入れてしまったことになる!


「更に僕たちは、次の手を打った。気付いているかな? ユフィとニーナが撃った竜術。それ以外にも霊樹の宝玉から放たれた様々な種族の力を受けて、お前はたまらず悲鳴をあげたよね。お前はその時点で『様々な術を受けることによって傷を負う』という、この世界の法則に従ってしまったことになるんだよ!」


 世界の理の外に存在していたからこそ、金剛の霧雨は絶大な威力の攻撃さえ退け、何者をも寄せ付けない「世界の歪み」そのものとして存在していた。

 だけど、今はもう違う!

 金剛の霧雨は、自分でも知らないうちにこの世界の理に縛られ、僕たちと同じ法則に従った存在に堕ちてしまった。


「金剛という絶対的な防御力を失ったお前は、果たして僕たちの攻撃に耐えられるかな?」


 何を馬鹿げたことを、と威嚇の咆哮を放つ金剛の霧雨。

 怒りを宿す宝石亀の暗闇の瞳に、瘴気しょうきを帯びた殺気が凝縮されていく。

 それでも、僕は臆することなく続ける。


「僕の攻撃が効かないと言ったね? はたして、それは真意を突いていたのかな? 僕は最初から、お前を斬り刻もうなんて思っていなかったよ。僕が狙っていたのは、お前の全身に『道標みちしるべ』を刻むことだったんだからね!」


 さあ、準備は整った。

 金剛の霧雨を世界の理で縛り、僕たちの法則が通用する存在へと堕とした。

 僕は神楽の白剣で、金剛の霧雨の核である宝石亀に数えきれないほどの道標を刻み込んだ。


 では、何への道標だったのか。

 それは、僕が天高く掲げた霊樹の若枝が示していた。


「今夜は、いつも以上に星の輝きが綺麗な夜空だとは思わない?」

『キ……貴様!!』


 金剛の霧雨がようやくこちらの意図を理解して、上空へと意識を向ける。

 竜の王たるレヴァリアの炎が空を燃え上がらせていた。

 その炎に負けじと、星々が夜空を眩しく彩っていた。


「人々の祈りは星の輝きとなる。そして、今。僕は世界に生きる者たちの祈りを、お前に示そう!」


 言って僕は、霊樹の若枝を優雅に振り下ろす。


 天上で瞬く星々が、流星となって流れ落ちた。

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