エルネアの陰謀

「やあ、父上。たまには外出したいと思わないかい?」

「なんだ、ルドリアード。今度はなにを企んでいる?」

「いやだなぁ。企んでいるのは俺じゃない。エルネア君だよ」

「ほほう、彼がか?」

「築城中の王城も気になるだろうが、エルネア君の屋敷も気になるだろう? 結構な国費が投入されているわけだし。そ・こ・で・だ。エルネア君の家に視察も兼ねて泊まりにいきませんかね?」

「確か、先日には賊に入られたばかりだろう?」

「そこはほら。きっと大丈夫ですよ」

「お前の大丈夫はあてにならんなぁ……」

「あら、ルドリアード。陛下をお誘いになって、私たちは誘ってくれないのかしら?」

「これはこれは、セーラ母様。もちろん、千客万来ですよ」


 アームアード四世の私室。そこに珍しく顔を出したルドリアードの提案により、王家の面々がイース邸を訪問する段取りが急遽計画された。

 慌てたのは官僚や大臣。近衛将軍たちで「また、あの王族どもが暴走し始めたぞ!」と仮設王宮に叫びが木霊こだました。






「セリース。お泊まりしましょう」

「セリース。お出かけしましょう」

「嫌です、お姉様方」

「ひどいわ、セリース」

「なにを企んでいるのですか?」

「企みもなにも、エルネア君からのお誘いよ」

「企みもなにも、エルネア君が誘っているのよ」

「あいつは、今度はいったいなにをしようとしているんだ?」

「あ、ついでにリステアも誘うように言われていたわ」

「あ、ついでにネイミーも誘うように言われていたわ」

「俺たちはついでか、エルネアよ……」

「えええっ。ぼくもついで!?」

「まてまて、俺は誘われていないのかよ?」

「あら。スラットンは誘われていないわ」

「残念。クリーシオは誘われていないわ」

「だって、貴方たちは明日から新婚旅行でしょう?」

「ははは。スラットン、クリーシオ、残念だったな」

「うおおぉぉぉぉっ。なんでだよぉっ!」

「それじゃあ、スラットンたちも新婚旅行の予定を伸ばして、エルネア君の家に行きますか?」

「セリース……」

「どうするの、スラットン?」

「クリーシオ……。畜生め。あいつ、絶対になにか楽しいことを企んでいるよな。……だが、俺はクリーシオを選ぶ!」


 仮設王宮内で、リステアたちが間借りしている部屋にて。

 ここではユフィーリアとニーナに、勇者様ご一行が誘われていた。

 残念なことに、先日結婚の儀を終わらせたスラットンとクリーシオは、明日から新婚旅行ということではぶかれてしまい、がっくりと肩を落としていた。

 スラットンとクリーシオは、見聞と王都の獣人族の様子を伝えるために、北の地へと旅行に行く。


「おいおい、こりゃあ旅行と言わねえだろ?」

「いいじゃないか。見返りにお前らの家を陛下が建ててくださると言うんだしな」

「で、本当に飛竜の狩場を縦断しても大丈夫なのか?」

「ドゥラネルがいるし、もしもの場合でもエルネアの手形があるだろう?」

「手形が役に立つのか……?」

「臭いがどうとか言っていたな。まあ、きっと大丈夫だ……」

「おい待て。なぜそこで視線を逸らしやがる、リステアよっ!」


 というやりとりが勇者とその相棒の間で交わされたことは、一部の者しか知らない。






「ミストラルが竜王会を招集するのは珍しいな」

「急に集まってもらって、ごめんなさい」


 竜峰奥地にて。ミストラルの呼びかけに集まった竜王たちが、建物内で顔を合わせていた。


「ちょっと、エルネアに考えがあって」


 と、ミストラルは平地で起きた最近の出来事を話す。


「なるほどね。エルネア君らしい考えだよ」


 最近、魔族の国から戻ってきた八大竜王のウォルが楽しそうに笑う。


「いいじゃねえか。その考えに乗ってやる。ついでだ、ミリーも連れて行って良いか?」

「貴方の場合、駄目と言っても連れていくのでしょう?」


 凶暴な外見のイドに、ミストラルは肩をすくめてみせた。


「おおい、ちょっと待ってくれよ。今からだと、翼のない俺たちは間に合わねえじゃないか」


 そう愚痴をこぼしたのは、地竜属性のスレーニー。他にも、数人の竜王たちが絶望の表情を見せていた。


「そこは、がんばって降りてきて、とだけ。エルネアの考えでは、これを機に隊商で平地に降りた竜人族を自分の実家で受け入れようかと思っているみたいだしね」

「おおう、そりゃあ良い考えだな。平地で贅沢が出来るわけだ」

「それは、エルネアのご両親たちに必要以上の負担が掛かるから禁止」

「えええー!!」


 ミストラルの容赦ない制止に、集合した竜王全員の悲鳴が重なった。






「んんっとね。あのね」

「はいはい。口のなかのものを飲み込んでから、話しなさい」


 耳長族の村で。

 プリシアは実家に戻り、母親が作ってくれた団子を頬張っていた。


「いつもプリシアちゃんを連れ回してごめんなさいですわ。なので、今回はエルネア様が皆様をご招待したいと」

「むうう。プリシアが言いたかったよ」


 一緒に来たライラが代弁すると、プリシアがぷうっと頬を膨らませた。しかし、プリシアは団子を掴む手ともぐもぐと動く口を止める様子はない。もしも彼女の満腹を待っていたら、話が進むのはずっと先になっていただろう。


「エルネアが、招待を?」

「はいですわ。人族や竜人族の方々もお集まりになるようですので、異文化交流という名目で……」

「名目?」

「うっ……」


 何をしようとしているのかしら、というプリシアの母の視線に、ライラはふいっと視線を逸らしてしまう。

 プリシアの母親は、エルネアやライラたちにも、等しく家族のように接する。なので、怒られる時は手加減なく怒られる。

 これまでにも何度か叱られたライラは、プリシアの母親の視線に耐えられなかった。


「さあ、白状しなさい。なにをしようとしているの?」

「はわわっ。そ、それは……」


 そもそも、エルネアの立てた作戦を隠匿いんとくするつもりはなかったのだが。プリシアの母親の追及するような視線に怯えたライラは、白状する犯人のような心境でこれからのことを話した。






「マドリーヌ様、今回だけですよ?」

「しくしく。ルイセイネはひどいわね。私を邪魔者扱いするのね」

「いいえ、そんなことは。ただ、こちらも色々と警戒しますからね」

「嫌だわ。ヨルテニトス王国の巫女頭の品性を疑うなんて、信じられない」

「いいえ、疑います。ついこの間、ミストさんの村でなにをしでかしたのか憶えていないのですか?」

「忘れたわ!」

「わたくしは知りました。マドリーヌ様は、巫女頭様である前にユフィさんとニーナさんの冒険者仲間です」

「わかっているわね!」


 はあ、とため息を吐くルイセイネ。


「なので、今回は特別です」

「特別という言葉は好きよ」

「マドリーヌ様がエルネア君の計画に協力してくださるのなら、ご招待いたします。あ。ヤシュラ様と一緒にお願いしますね」

「きいぃっ! ルイセイネ……」


 エルネアに招待された、と喜んだのもつかの間。お目付役のような存在であるアームアード王国の巫女頭ヤシュラと一緒と知り、涙を浮かべるマドリーヌだった。






 どどどどど、と低い地響きで地面が揺れ始め、西の検問所に詰めていた兵士たちは慌てて飛び起きた。

 早朝、まだ太陽がようやく東の空に全身を現したくらいの時間帯。

 何事か、と兵士の叫び声が飛び交い、誰もが竜峰の麓に広がる森に視線を投げた。


 竜峰の手前にある深い森は、王都復興で利用するために樹木の伐採が進んでいる。とはいっても広大で深い森。間引きながら伐採をしているせいか、未だに暗い森の奥は見通せない。


 魔獣か? そう思う者は意外と少ない。

 救国の英雄エルネアがどういう術を使ったのか。森で仕事をする者は、なぜか魔獣に襲われない。

 無謀にも森へと足を踏み入れた冒険者が隣で襲われたのに、木こりは無事だった、などという逸話がちらほらと出るほどだ。

 そういうわけで、地響きの正体がなんなのか、と兵士たちは固唾を飲んで見守る。


「開門! 急いで門を開き、これから現れる者を通過させよ!」


 その時。ここ数日、検問所で寝泊まりをしていたセフィーナの号令がかかった。

 兵士たちが急いで動き出す。

 竜峰側と王都側の二つの門が手早く開け放たれた。


「に、にわとり……ぐえっ!」


 森の奥から土煙を上げて現れた一団に、一部の兵士が目を点にする。そして、無謀な単語を口にした者は腹部に強烈な一撃を受けて悶絶もんぜつした。

 集団で現れたそれは、鶏とは違う。普通の鶏よりもひと回り以上大きな体躯たいく鶏冠とさかの代わりに生やした無数のつの

 そう。鶏竜にわとりりゅうたちだった。


「くわっ」


 だが、魔族との対戦の際、鶏竜を目撃しなかった兵士たちはその存在を知らなかった。それがあだとなり、少なくない数の兵士が鶏竜の体当たりを食らって衛生兵のお世話になった。

 死者や重症者が出ないだけましか、というのは、鶏竜を知っていた者たちの感想だ。


 鶏竜たちは、開け放たれた検問所の門を勢いよく通過し、朝の王都へと消えていった。






「いやあ、いっぱい集まったね」

「お前が号令をかけて集めたんだろう……」

「やあ、ザン。久々の平地じゃない?」

「竜王だけ呼べばいい話で、なぜ俺まで呼んだ?」

「……なんとなく?」


 特に理由はない。

 ザンも呼べたらいいな、くらいのつもりでミストラルにお願いしたんだよね。


 僕は、実家に集まってもらった面々を確認して、改めて自分の立てた計画に苦笑してしまう。

 ここまでする必要はあったのかな……?


 実家に不審者が侵入して数日後。

 場所は、飛竜たちが寛ぐ庭が見渡せる軒先のきさきで。

 豪華な面々がなごかに挨拶を交わしたり、雑談をしていた。


「しかし、よく考えたものだな」

「王様。僕の勝手な申し出にご協力くださり、ありがとうございます」

「はっはっはっ。エルネア君らしい突飛とっぴな発想だろう、父上よ。これだから彼と遊ぶのは楽しい」

「いやいや、ルドリアードさん。僕は貴方と遊ぶ気なんてないですからね」

「エルネア様、たまには王宮に来て、顔を見せてくださいな」

「セーラ様、こんにちは。今度は僕たちが遊びに行きますね」


 誘っても来ないと思っていたザンと話していると、王様たちが楽しそうな雰囲気で話しかけてきた。

 王様だけじゃない。竜王のジュラやイドは獣人族の人たちと、早速腕試しをしている。

 イドに同伴してきたミリーちゃんは感激のあまり、泣いていた。獣人族の仲間に会えて、とても嬉しかったんだね。

 プリシアちゃんの母親やカーリーさんや耳長族の人たちは、その外見の若さと実年齢で周囲に驚きを振りまいていた。

 悲しいのはマドリーヌ様。せっかくの楽しい場なのに、隣にヤシュラ様がいて騒げない。大人しいマドリーヌ様を、ユフィーリアとニーナがからかっています。

 プリシアちゃんがこぼしたお菓子の欠片かけらを、鶏竜がつつく。ひよこたちも連れてきているようで、ぴよぴよと可愛い姿が女性陣に大人気だ。


「改めて、挨拶をさせてください。貴方も格闘を主にした戦いをされるのですよね?」

「ザンだ。よろしく」


 セフィーナさんとザンが握手を交わそうとしていた。

 あっ、と思ったけど。

 普通に握手をしただけだった。

 とはいかない。

 ザンの表情は普通だったけど、セフィーナさんは眉根をぴくりと動かした。

 やっちゃったんだね。

 セフィーナさんと握手する場合は、注意が必要だ。油断していると、体内の気をねじられて投げ飛ばされてしまう。


 セフィーナさんはザンの次に、熊のようなイドに挑みかかった。

 さすがは武闘派。強そうな人には手当たり次第なんだね。

 イドとも挨拶を交わしたり、握手をする。

 投げ飛ばされたのは、セフィーナさんの方だった。

 綺麗に、格好よく受け身を取るセフィーナさん。イドは悪魔的な笑みを浮かべていた。


「おいおい、お嬢さんを投げ飛ばすとはどういうつもりだよ?」


 イドに苦言を飛ばしたのは中年竜王のジュラで、無粋ぶすいな野郎はこれだからいただけない、なんて言いながら、自分からセフィーナさんの手を握る。

 鼻の下が少し伸びていたので、彼も人のことは言えない。


「ぐえっ」


 そして、見事に投げ飛ばされるジュラ。

 残念です。すけべ親父おやじは撃退されました。

 イドだけじゃなく、セフィーナさんの握手のことを知っているみんなに笑われていた。


「それにしても、考えたな。賊が押し入った屋敷に、逆に要人を呼び寄せるとはな」


 きゃっきゃうふふと賑やかな集まりを横目に、リステアとセリースちゃんがやって来た。


「これで、もしもまた賊が侵入した場合、それは国賊ということになってしまいますね」

「まあ、各方面に顔の効くお前の家に最初に侵入した時点で、似たようなものだったけどな」

「ふっふっふっ。僕はおじいちゃんから教わったんだ。戦いたくないのなら、戦うという以前に、圧倒的な力を見せつけて戦いにならないようにすればいいってね」


 正確には、戦いに怯えていたニーミアが受けた言葉なんだけど。これはニーミアだけに当てはまるものじゃないからね。


「戦う以前に、か。それにしても、やりすぎじゃないか?」

「あははは……」


 僕たちは庭先で楽しんでいるみんなを見渡して、半笑いを浮かべた。


 アームアード王国の王族の方々。それに伴う騎士や近衛の人たち。竜王たちに、暇そうだった竜人族の人たち。宿泊している獣人族の人たち。耳長族の人たちや、聖職者。そして、話を聞きつけた竜族たち。


 広いはずのお庭が、混雑していた。

 ミストラルに声をかけてもらったのは鶏竜のみんなだけだったんだけど。どこで知ったのか、飛竜たちも遊びに来ていた。

 飛竜騎士団の飛竜たちと合わさり、竜族も賑やかだね。

 話に聞くところによると、お屋敷の外ではものすごい数の観光客が詰め寄せているらしい。

 本日の警備担当の方々、ごめんなさい。


 今回、僕が立てた作戦はこうだ。


 どうも、侵入してきた賊は一筋縄ではいかないような相手だと知った。

 だからといって、こちらが後手に動く必要はないんだよね。

 またいつ侵入されるかわからない。そういう不安で、プリシアちゃんにも安全のために避難してもらっていた。それに、事件をいつまでも引きずっていると使用人さんたちにも迷惑になるし、これから先もずっと厳戒態勢というわけにはいかない。

 ということで、相手を無視した防御のような攻撃に出たんだ。


 スレイグスタ老が昔言ったように、戦いの前に相手をねじ伏せればいい。

 そこで、選んだ手段。

 王様たちを招待し、聖職者の人たちを招き。竜人族や耳長族の人たちという知り合いにも協力してもらって。

 つまり、僕の立場を明確に外へと発信すればいいと思ったんだ。

 王族や聖職者だけではなく、他種族にまで太い関係を持っている。僕に喧嘩を売るということは、つまりこうした関係者を敵に回す、と広く内外に知らしめればいい。

 本来の僕だと、こうした派手なことは好まないんだけど。

 これは、僕だけの問題じゃない。

 今回だって、僕たちがお屋敷にいない隙を突いて侵入された。

 これから先も、似たようなことがあっては困る。僕だけじゃなく、家族や関係者に迷惑がかかっちゃう。

 それなら、僕がいないときでも手出しできない状況を作っちゃえ!

 セリースちゃんが言ったように、僕のお屋敷や身内に手を出すということは、国賊になる。それだけじゃなく、竜峰や他種族からも目をつけられる、と大々的に見せつける。そうすることで、無用な騒動を未然に防ぐ。

 ちなみに、要人が泊まっている間の警備は万全だ。王国側からは近衛騎士の人も参加しているし、竜王や竜族も滞在する。そいてお屋敷のなかを、鶏竜たちが自由に動き回っている。

 これで侵入できるのは、きっと魔王くらいだね。

 これが、僕の考えた作戦だった。


 僕の計画に賛同して集まってくれた人たちには、頭が上がらないよ。

 僕はひとりじゃない。こうして手を貸してくれる人たちが大勢いることに、改めて感謝をした。

 結婚の儀は、こうなるとみんなへのお礼もねて立派なものにしなきゃね。


 こうして、最初の作戦は成功に終わった。

 次は、第二段階だ。






「殿下。ルドリアード殿下よりお手紙が届いております」

「ルドリアードから? あいつが俺に手紙を出すなど、不吉だな」


 副都アンビス。

 国王不在の政務室で、執政しっせいつかさどっているのは第一王子。

 執事しつじから手渡された手紙の封を、嫌そうに切る。


「なにか催促さいそくでございましょうか?」


 ルドリアードが兄に手紙を出す場合。大概が遊び金の工面や休暇の申請で、まともな手紙を受け取ったことがない。

 執事もそれを重々承知しているのか、苦笑していた。

 王子は、開封した手紙に目を通す。

 そして、次第に顔を赤らめていった。

 普段は冷静沈着で、次期国王として相応しい気品の王子の異様な様子に、執事は動揺する。


「ええい、馬を準備しろ! 此度こたびこそは許さぬぞ、ルドリアードめ!」


 珍しく怒りを露わにした王子に、居合わせた近衛兵や官僚たちまでもが顔から血の気を失せた。


「ルドリアード殿下は、いったい……?」

「奴め。此度も俺だけを差し置いて、英雄エルネア殿たちと宴会を開いている。これは、それを自慢する手紙だ! 軍を招集しろ。俺の装備を持ってこい。今度こそは、父王や弟妹たちにも俺の怒りを見せてやる!」

「王子殿下、ご乱心! ご乱心でござるー!」


 エルネアの知らないところで、こうして事態は発展していった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る