それゆけルイセイネ

 はい。わたくしはルイセイネ・ネフェルです。


 エルネア君とちょっと副都までお使いのはずが、大変なことになってしまいました。


 振り返ると、事の発端はお使いの数日前にさかのぼります。


「ルイセイネー。最近エルネアっちと仲が良いねー」

「あらあらまあまあ、突然イネアは何を言いだすんですか」

「ふふふ、惚けても無駄よ。わたくしたちにはお見通し」

「そ、そんなっ」


 キーリの確信を得ているような言葉に、私は顔を赤らめます。

 たしかに最近はよくエルネア君とお話ししていましたが、それは彼が可愛いからで……


「恋ですねぇ」

「恋だよねー」


 そ、そんなっ。

 わたくしとエルネア君は仲がいいだけですよ。キーリもイネアも何を勘違いしているんでしょう。


「ふふふ。ルイセイネは図星を突かれると、もじもじし出しますね」

「も、もじもじとは何ですか」

「耳まで真っ赤だよー」


 何でしょう。いきなり二人して、わたくしに何がしたいのでしょう。


「仕方ないなー。私たちはルイセイネの味方だからね。ここは応援しなくちゃー」

「なんの応援でしょう」


 イネアの言ってることがさっぱり理解できません。


「わたくしとイネアは、明日からリステアと冒険に出かけることになったのです」

「だ・か・ら。ルイセイネとは今回、一緒にお使いに行けないのだー」

「ということで、ルイセイネはエルネア君を誘ってお使いに行ってくださいませ」

「えええっ」

「巫女頭のヤシュラ様には、すでに許可を取ってるよー」


 なんて強引な人たちなのでしょう。

 わたくしはキーリとイネアの悪巧みに強引に乗せられてしまったのです。


 ですが、ひとりでお使いには行けませんので、仕方なくわたくしはエルネア君に声をかけることにしたんです。


 わたくしなんかと一緒に副都まで行ってくれるでしょうか。

 迷惑ではないでしょうか。


「これはいい機会だよー」

「そうですね。往復六日間、二人で旅をすれば、これはもう親密になれますよ」


 というキーリとイネアの迷惑な助言に強引に背中を押されながら、わたくしはエルネア君を誘いました。


 こ、これはあくまでもキーリとイネアの策略であって、私の本望ではないんですからね。と自分に言い聞かせます。


 そうしたら、エルネア君は意外にもあっさりと快諾してくれました。

 なんて良い子なんでしょうか。


 遺跡での秘密事を使って少し強引に誘ったのは、キーリたちの悪影響です。わたくしの意志ではありません。



 そしてお使い当日の早朝。

 わたくしはエルネア君と東凱旋門で待ち合わせをしました。

 神殿ではなくて、なぜ凱旋門かというと。


「巫女頭様には、凄腕の女冒険者と二人旅って伝えてるよー」

「さすがに同級生徒の男の子との二人旅とは言えませんので」


 ということで、神殿にエルネア君が来ると嘘が露見してしまいますので。


 わたくしが凱旋門に到着すると、既にエルネア君は待っていてくれました。

 手を振って迎えてくれるエルネア君の笑顔は可愛さ満点ですね。

 ですが、私はこの後、エルネア君の衝撃の事実を知って失神してしまうのです。


「お父さぁぁんっ」


 出発して程なく。


 先の木の木陰で休憩してている母娘がいらっしやると思ったら、突然娘さんがエルネア君に向かって叫びながら走ってきたのです。


 えええぇぇぇっっ!

 これはどういうことでしょうか。


「お母さぁぁんっ」


 そうしたら今度は、女の子は母親らしき美しい女性に向かって走っていくのです。


 えっ、えっ?

 これは何ですか?


「お父さぁぁん」


 また走ってエルネア君に抱きつく女の子。


 わたくしは何が何だかわからなくて、なぜか悲鳴をあげてしまいました。


 わたくしと同じように驚くエルネア君にも予想外の事だったみたいですが、どうやら女性と女の子には面識があるようです。

 そしてこの方たちが誰なのかを聞いて、私は卒倒してしまったのでした。


 どれくらい意識を失っていたのか。


 目覚めると、休憩所の長椅子にわたくしは寝かされていました。

 きっと何かの間違い。そう思って再度確認して、わたくしはまた意識が飛ぶのでした。


 エルネア君のばかぁぁぁっ!

 飛ぶ意識の中で、わたくしは叫んでいました。


「ごめんなさい、これには事情があるのよ」


 なんとか意識を取り戻したわたくしに、女性が気遣ってくれます。

 同性から見ても、とても美しいと思える女性です。


 そして、わたくしはその事情と、彼女のお名前、そして女の子のお名前を教えていただきました。


 小さな女の子はプリシアちゃんという可愛いお名前。

 とても活発で明るく、わたくしたちの周りを子猫と跳ねながら楽しそうについて来ます。


 子猫ちゃんはニーミアちゃんという名前だそうで。

 竜の仮装衣装と、プリシアちゃんとお揃いのふっくらした帽子が可愛いです。


 そして、そのプリシアちゃんたちを優しく見守りながらわたくしと一緒に歩くのが、ミストラルさん。


 本当に惚れ惚れとする美しさです。

 そしてミストラルさんは、とても優しい女性でした。

 突然同行することへのお詫びをわたくしに丁寧に言ってくださったり、気を使ってくださったり。


 聞けば、お歳は十七歳とのこと。

 わたくしたちとさして変わらない年齢なのに、とても落ち着いていて大人びた方です。


 エルネア君とミストラルさんとの事情もわかって少しだけほっとしたわたくしは、いつの間にかミストラルさんとの会話を弾ませていました。

 ですが、婚約の事実は本当なのですよね。

 わたくしは何か心の中にぽっかりと穴が空いたような気分でした。


 そして、お昼に少し問題が発生して、ミストラルさんの隠された実力の一面を見ることになり、その後の巡回兵の皆さんとの追いかけっこで、お使い一日目はあっという間に過ぎて行きました。


 ひとつ教訓。

 ミストラルさんは怒らせてはいけません。


 大変な一日でしたが、なんとか無事に宿屋にたどり着くことができました。

 エルネア君も含めた全員での大部屋ということで少し困惑しましたが、そんなことは些細なことでした。


 そしてわたくしはこの夜、運命が決まったのだと思います。


 エルネア君だけを残し、女性陣でお風呂に入ることになって。


 まず驚いたのが、プリシアちゃんの耳でした。

 ふっくらした帽子を脱がせてあげると現れた、可愛く垂れた長い耳。


 わたくしは驚いて悲鳴をあげてしまいました。


 そして、さらに。


 ニーミアちゃんの仮装衣装を脱がすと、可愛らしい羊のような丸まった角と。

 なぜか外れない背中の翼。


「んんっと、ニーミアは竜だよ」


 プリシアちゃんは無邪気に言いますが、私はまたも卒倒しそうでした。


 えええっ、竜?

 本物の!?


 私が目を白黒させていると、ミストラルさんが更に追い討ちをかけてきました。


「プリシアは耳長族よ。黙っていてごめんなさい」


 えええっ

 あの伝説の種族の耳長族ですか。


 信じられなくて、わたくしはニーミアちゃんとプリシアちゃんを見ました。


 裸になってきゃっきゃと嬉しそうなプリシアちゃんの耳はやっぱり垂れて長くて。

 そしてニーミアちゃんは、背中の翼をぱたぱたと羽ばたかせてプリシアちゃんから逃げ飛んでいました。


「貴女には色々と話しておこうとおもうから。詳しいことはお風呂の中で」


 ミストラルさんも服を脱いで、わたくしを浴室へと誘います。


 あらあらまあまあ、エルネア君。貴方のお知り合いはどうなっているのでしょうか。


 わたくしは困惑しつつも、プリシアちゃんに手を引かれて浴室へと入りました。


 手際よくプリシアちゃんを洗ってあげるミストラルさん。

 プリシアちゃんはニーミアちゃんを泡まみれにして真似ますが、ニーミアちゃんは嫌がる素振りを見せず大人しくされるがままです。


 家族でもない、それどころか種族さえ大きく違う方たちが仲良くしている姿に、私は感銘を受けました。


 わたくしも浴槽に入る前に身体を清め、そしてみんなで一緒にお風呂の中へ。


 神殿でもみんなで大浴場ですが、さほど大きくない浴槽にお肌をくっ付けながら入るのも良いものですね。


 お風呂の中で、ミストラルさんは自身のことやプリシアちゃん、ニーミアちゃんの事を色々と教えてくれました。


 まさかミストラルさんまで人族ではなかったなんて。


 あらあらまあまあ、エルネア君。本当に君は何なんでしょうか。

 もしかすると、勇者のリステア君よりも凄いことをしていますよ?


 長話しすぎたのでしょうか。

 プリシアちゃんはわたくしとミストラルさんの長話に飽きてしまったようで、お風呂から抜け出して、脱衣所の方へ出て行きました。

 慌てて後を追うわたくし。濡れたままお部屋へ戻ってしまうと、床や寝具などが濡れてしまいます。


 わたくしは脱衣所でプリシアちゃんに追いついたのですが、活発なプリシアちゃんはすでに、濡れた身体のままお洋服を着始めていました。

 身体をちゃんと拭かないと、と駆け寄るわたくし。ですが、プリシアちゃんは追いかけてきたわたくしから逃げるように、きゃっきゃと跳ね回り。


そして、唐突にわたくしの目の前から消えたのです。


 何が起きたんでしょう。

 突然のことで驚くわたくし。


 すると、外から騒音が。


 誰っ!?


 わたくしは必要最低限の衣服を見に纏い、大急ぎで風呂から飛び出し。


 そして。


 エルネア君に恥ずかしい姿を見られてしまったのです。


「ひゃあぁぁっ」


 わたくしは悲鳴をあげて、その場に崩折れてしまいました。


 なんて恥ずかしい。

 エルネア君に、こんな薄着姿を見られてしまうなんて。


 わたくしは恥ずかしさのあまり全身を真っ赤にしてうずくまってしまい、動くことが出来なくなってしまいました。


 すると、わたくしの悲鳴を聞きつけたミストラルさんが、自身も薄着姿で出てきました。

 そして状況を把握し、エルネア君に迫るミストラルさん。


 殿方に薄着姿を見られて、恥ずかしくないのでしょうか。

 と思ったら、突然エルネア君がミストラルさんに抱きついて。


 あらあらまあまあ。さすがのミストラルさんも、真っ赤になって固まってしまいました。


 それにしてもエルネア君。なんて罪深い方なのでしょうか。


 わたくしは一度脱衣所に戻ります。

 そして、薄着の上から急いで上着を羽織り、ミストラルさんの分も持って部屋に戻りました。

 わたくしは取りあえずミストラルさんに上着を掛け、冷めた身体をまた温めるために、プリシアちゃんも連れてお風呂場に戻りました。

 体は冷めていましたが、内心は真っ赤っかです。


 殿方、よりにもよってエルネア君に薄着姿を見られるなんて、巫女としてもうお嫁にいけません。

 けがれてしまいました。


「エルネア君、責任を取ってくださいませね」


 わたくしは顔だけ部屋に出し、エルネア君に宣告するのでした。


 お風呂に戻り、わたくしは口までお湯に浸かって、ぶくぶくと泡を出します。


 どうしましよう。どうしましょう。


 今しがたのわたくしの言動を振り返って、恥ずかしさのあまりこのままお湯の中に沈んで溶けてしまいたい衝動になります。


「貴女、意外と積極的ね」


 隣でミストラルさんが苦笑しています。


「どうしましょう」


 エルネア君にはミストラルさんという素敵な婚約者がいるというのに、わたくしはとんでもないことをしてしまいました。

 ミストラルさんは怒っているのでしょうか、と思ったら意外と気にしていない様子。


「まさかこういう展開になるとは予想していなかったわ」

「す、すみません」

「何を謝るの。気にすることはないわ」


 気にします。私はこれからどうすれば良いのでしょうか。


 私とミストラルさんは、しばし無言でお湯に浸かっていました。


 プリシアちゃんは、今度はお風呂に入ったり出たりして遊んでます。


「エルネア君て可愛いですよね」


 わたくしはどうしたのでしょう。

 のぼせてしまって変になってしまったのでしょうか。

 自分自身でも思いがけないことを言ってしまって、恥ずかしくなって目元までお湯に沈んでしまいました。


「ふふふ、そうね。とても可愛いかしら。あの子といると、つい母性本能をくすぐられてしまうのよね」

「あ、わかります」


 わたくしはぴょんとお湯から顔を出し、ミストラルさんに頷きました。


 エルネア君といると、ついついかまってあげたくなるんですよね。

 そしていじわるしちゃう。

 困る様子のエルネア君は、一層可愛いんです。


 わたくしとミストラルさんは、エルネア君の話題で盛り上がりました。


 そして、あぁ、ミストラルさんはエルネア君をちゃんと好きでいるんですね、と確認することができました。


 わたくしはどうなのでしょうか。

 エルネア君のことが好き?


 キーリやイネアに茶化されてお使いに一緒に来てもらいましたが、本心では嬉しかったように思います。

 ということは好き?


 誰かに恋するなんて経験は今までありませんでしたので、この胸の中にある想いが何なのかは、今のわたくしにはわかりません。

 もう少し、冷静な時に自己分析をしてみる必要がありそうです。


 その後、ミストラルさんの気遣いもあり、わたくしはなんとか気を取り直すことができました。

 そして、そろそろ上がりましょうか、と思い始めた頃。


「エルネアの竜気の気配が乱れているわ。何かあったのかも。急いで上がりましょう」


 ミストラルさんが突然、緊迫した様子になり、急かされてわたくしとプリシアちゃんはお風呂から上がりました。

 そうして、あの偽者勇者様事件へと巻き込まれたのです。






 魔剣のたぐいが絡む問題に巻き込まれただけなのであれば、わたくしは戦巫女という立場ですので、何の問題もありませんでした。

 ですが、事件後にミストラルさんの話から、わたくしの瞳が特殊なものだと発覚して。

 わたくしの運命は、怒涛のように流れ始めたのです。


 エルネア君の周りで見えていた緑色のかすみは、他の人には見えないそうで、その能力を持った瞳を「竜眼」と言うそうです。


 エルネア君も知らないみたいでした。


 そして竜眼を宿していると発覚したわたくしは、ミストラルさんによって強制的にエルネア君のお嫁さんになることが決まってしまいました。


 強制ではありましたが、少しだけ胸が弾んだのは内緒です。


 その日はまた宿屋で色々ありまして、わたくしはミストラルさんとの相部屋になりました。


 エルネア君の嫁ふたり。


 ですが仲違いをすることなく、わたくしたちは楽しい夜を過ごしました。

 きっとミストラルさんも、エルネア君のことが好きなんだと思うのですが。

 わたくしが二人目のお嫁さんになることに、嫉妬などはしないのでしようか。

 そう思って、思い切って聞いてみました。

 ここで遠慮していたのでは、今後、心を打ち明けて色んなことを話せないと思いましたので。


「そうねぇ。嫉妬か」


 ミストラルさんは暗い部屋の天井を見つめ、自問自答するように呟きました。


「わたしは、貴女なら大丈夫かな」

「あらあらまあまあ、それはわたくしには負けません、ということでしょうか」

「ふふふ。そうじゃなくて。わたしは竜人族だから」

「ええっと、どういう意味でしょうか」

「想いをそのまま言葉にするのは難しいわね。つまり」


 ミストラルさんは自分の想いを整理しながら言葉を紡いでいる様子でした。


「見た目は同じでも、種族は違うから。わたしと、エルネアやルイセイネとはやっぱり色々と違いがあるのよ。だから、エルネアと結婚するとしても、それが気にかかっていたの。もしも今後、意識や常識の不一致があった時に、エルネアは優しいから、きっとあの子は気を使ってしまうわ。そして、わたしはそれに気づかないかもしれない。あの子、そういうところは隠すのが上手いから」

「ふふふ、そうですね」

「それで一緒に生活することを考えた時に、不安があったのだけれど」


 ミストラルさんは一拍おいて、続けます。


「わたしは、貴女がもうひとりの嫁で良かったと思っているわ。竜人族と人族の違いを、貴女なら埋めてくれそう。なにせ常識溢れる巫女様なのでしょう」

「常識が溢れているかはわかりませんが、巫女ですね」

「貴女とは仲良くできそう。そして同性として、わたしたちはお互いにきっと助言しあえるわ」

「はい。わたくしもそう感じています」

「だから、貴女には嫉妬というよりも感謝の気持ちを持っているわ。エルネアの妻になってくれて、ありがとう」

「あらあらまあまあ。予想外の答えです。でも、わたくしもミストさんがエルネア君の奥さんで良かったと思っています」

「どうして?」

「だって、ミストさんならきちんとエルネア君の手綱を握っていられそうですから。わたくしだと、きっとエルネア君を甘えさせっきりになってしまいます」

「ふふふ、そうね。貴女はエルネアには甘そう」

「でしょ」


 わたくしとミストラルさんはくすくすと笑いあいました。


「何はともあれ、まずはエルネアに頑張ってもらわないと」

「そうですね。立派になってもらわないと」

「あれは立派になるかしら」

「あの可愛さのまま大人になっても、わたくしは構いませんが」

「ふふふ、ルイセイネはそういう趣味なのね」

「あらあらまあまあ、ミストさんは違うのですか」

「わたしは……そうね。あのままでも良いかも。守ってあげたい、という今の気持ちはこれからも変わらないだろうし」

「でもきっと、エルネア君は守りたい、と思っているんですよ」

「ふふふ、わたしを守れるだけの力を、早くつけてもらわなきゃね」

「エルネア君、いろいろと大変ですね」

「わたしたちも、きっとこれから大変になるわ」

「そうなのですね」

「ああ、それと。貴女には翁に会ってもらうわ。エルネアの嫁になるのなら、面識があった方が良いから」

「ふふふ、それは楽しみです」

「帰りに寄るわね」

「えっ。」


 速攻ですか。心の準備をさせてください。

 驚くわたくしに、くすくすと笑うミストラルさん。


 わたくしたちは、その後も取り留めのない会話を続け、夜更かしをしました。


 わたくしの平凡な生活が動き出しました。

 波乱万丈なんて、リステア君に嫁ぐキーリとイネアの専売特許だと思っていましたのに。まさか自分も普通じゃない運命に巻き込まれるとは思いませんでしたよ。

 ですが、じつはこれからが楽しみなのです。

 わたくしはエルネア君やミストラルさん、そしてプリシアちゃんやニーミアちゃんと、一体どのような生活を送っていくのでしょうか。


 弾む心で眠気の来ないわたくしは、隣で静かに寝息を立て始めたミストラルさんの手をそっと握りました。


「これから、いろいろとよろしくお願いします」


 わたくしの小さな呟きは暗い部屋に溶けていきました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る