第6話 父の罪
「ミナカヌシ!、、いるか?!」
怒りの剣幕でミナカヌシ様を訪ねた光の神様。
ミナカヌシ「どうされたのです。」
光の神「どうも、こうもない!
ジャンは預かった。」
ミナカヌシ「いったい、どういう事ですか?!、、預かったとは、、ま、、まさか!」
ミナカヌシ様は、すぐに光の神様が何を言わんとするのかが理解できたようだ。
光の神「いったい、アイツはなんて事を!!、、」
ミナカヌシ「ジャンの様子を詳しくお教え下さい。あと、、アトゥム様方々にも。。。」
創造神様方々が集められた。
「真か!!、、ジャンが?、、
で、様子はどうなんだ?」
アトゥム様は凄い剣幕で怒りを顕にした。
光の神様は、ため息をつく。
そして、光の神様が見たままのジャンの様子を皆様に話した。。
そして、ケビン夫妻に預けたと。
「なんて、事だ!!」
皆様が口々に言う。
ミナカヌシ「こうしては要られません!、、シリウス!、、あの者にも手が伸びます!」
光の神「ならば、私が預かる。」
アトゥム「いや、それをしても、何かの興味などでリオンと出くわしてもマズイ。。。 ならば、外へ出そう。
わしの繋がりある、宇宙の種族がいる。彼らに預け、守ってもらいながら、また、学びにもなるやもしれぬ。」
ミナカヌシ「それでは、足りません。。シリウスを守るには、根本を変えなくては。」
光の神「根本とはなんだ?」
ミナカヌシ「父からの受け継ぐものを変えなければ。時間の問題です。」
皆が考える中、
光の神「私の後継者とする。私のものを継承させ、シリウスではなく、シヴァとして神の道を歩ませよう。
あの者の力は、かなりだ。
性格は、、、。」
ミナカヌシ「性格的にはまだまだ、幼稚です。どう転ぶか、、、。」
光の神「兄のジャンは、穏やかな性質だが、シリウスは、そうではないはず!」
ミナカヌシ「なぜ、そうお考えになるのですか?」
光の神「アイツの事だ。ジャンの父が同じような性質の者など生まないだろ。 だとすれば、これは、かなりの性質を持っているやもしれん!!」
創造神様方々と光の神様の意見は一致し、シリウスは宇宙の種族へと出される事になった。
その際に、ミナカヌシ様は、父に事情を話し、シリウスの記憶を父に操作させたのだ。
この頃の父は、皆々様から監視され、特にミナカヌシ様からは、指導を受ける程だった。
父は、俺に会いたいとしているのが俺には、伝わっていた。
そして、父の気持ちは、リオンへと向かう。
(知ろうとした事が、こんな事になり。。息子達よ。。。私は間違ったのだろうか。。。)
父は、苦悩していた。
そんな頃、リオンはミナカヌシ様の匿われた部屋からは出られず、横たわり、眠っているのだった。。
そして、自分には寿命がある事も、なんの為に生まれたのかも理解しており、彼女は、命が尽きるのを待ち望んでいた。
そんな彼女の心をまだ知らない光の神様は、何とかして彼女の心を開かせようと必死だったのだ。
俺は、ここケビン家に居ながら、考えていた。
あの時の光の神様の姿はなんだったのかを。
(彼女に会いに行った時の光の神様は、明らかに様子がおかしかった。。
あれは、どういう事だったんだろう。)
俺はそれが、無性に知りたいと思った。
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