2024/10/9

 覚えているのは配信をしていて、あるとき全裸の自分が映っていたところからだった。


 監視カメラでもあるような場所からの映像が急に大画面で流れ、困惑しながら配信を切ろうとしたけど切れなかった。


 配信を始めてないのに、ミルクフランスを口いっぱいにほおばっている私が放送されていて酷く困惑した。


 そこからはLOLの観たことないモードを配信していた。


 一定時間屋敷があるフィールドを逃げ回り、ある程度時間が経つと屋敷の中へ入れるようになるモードだった。


 逃げこめたら勝ちだという不思議なモード。


 私はルルを使い、配信で参加希望をくれた人はオレリオンソルを使っていた。


 瀕死になりながらもブッシュや相手の視界外は暗いシステムを駆使し、逃げ込む先が解放されるまで生き延びることができたけれど、大変なのはここからだった。


 案の定、屋敷の入り口に相手が全員集合状態で待ち伏せていた。


 正面突破だ!


 ピンを鳴らしてみんなを集め、一気に屋敷へなだれ込んでなんとか勝利を収めた。


 勝利条件も何もよくわからなかったけれど、勝てたらしい。


 とにかくいろいろな意味で疲れて配信を終えた。


 さっきは切れなかったのに切れるようになっていた。


 そのあと、なぜか見知らぬ大学へと通っていて、部外者から大学生になっていた。


 電車で通学していたようだけれど、その通学の様子も不思議だった。


 さっきまでズボンを履いていたのに尻が丸見えになっている男の人がいたり、女子学生と乗り合わせたと思ったらなんか妙に露出が多くて目のやり場に困って窓の外を一生懸命眺めたりしていた。


 すごく奇妙な夢だった。


 私だけでなくこの夢の中にいるみんな服がはだけやすすぎて、服がどっかいきすぎておかしいぞ?!


 奇妙な夢に困惑していると、乗っている電車がいつの間にか母の運転する車になっていた。


 母はうとうとしながら運転していて非常に危ない。


 私はいつの間にか助手席に座っていて、母を注意して起こしながら後ろを振り返ると、電車の中の様子が車の後ろに広がっていた。


 母の運転にみんなの命がかかっている非常におかしな状況に、私もプレッシャーを感じた。


 母に事故らせないようにせねば!


 母がうとうとしたり、気をそらして何かに手を伸ばそうとしたり、スマホをいじろうとしたり、これ本当にうちの母か? と疑いたくなるような行動をたくさんしているのに肝を冷やしながらなんとか無事に目的地へたどり着かせようとしていると目が覚めた。


 酷い悪夢だった。怖くない嫌な悪夢。

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