2024/5/24
一組の男女がいて、周りには穏やかな人たちがいる夢だった。
みんな笑顔で、心から安心しているような雰囲気があった。
一組の男女は長い旅を経てここへたどり着いたらしい。
旦那さんが奥さんに話しかけていたけれど、今までたくさん苦労したねとか、ここにたどり着けて良かったねなんて内容で、奥さんの顔は少し曇った後俯いていた。
場面が変わり、奥さんが王宮に住んでいるお姫様だったことがわかった。
多分、夢特有の都合よい展開で、過去の回想をみているのだろう。
旦那さんが奥さんと一緒に暮らしたくて、奥さんのお父さんから振られる無理難題をこなしてたくさん頑張るのだけれど、奥さん目当て、お金目当て、地位目当て、いろいろな下心のある人たちに翻弄されて嫌な目に遭っているところがたくさんうつった。
一番印象深いのは、どこかの宗教団体のトップが言っている言葉だった。
「私の前で誓うということはこの国で殺しはしないと誓うということだ」
旦那さんは少し読み合いが苦手なようで、今までいろんな人のいろんな言葉に翻弄されてきたから凍り付いていた。
それの意味するところはつまり、殺人をしたという言いがかりやでっちあげで嫌な目に遭う可能性があるということだった。
最終的に、旦那さんはいろんな人が課してくる試練が罠でしかないし結婚なんてさせてもらえないものだとようやく気付き、大好きな人の手を引いて旅に出た。
旅の途中で、炎の姿かたちをした何かと、他にもたくさんの仲間ができながら危険と隣り合わせの状態であちこちいっていた。
最初は船に乗って、途中から歩いて。
炎の姿かたちをした何かは途中でドラゴンになり、紆余曲折あって一度死んだあと空からさす光に包まれながら再び炎の姿に戻っていた。
旦那さんはドラゴンが大好きなようだったけれど、奥さんは炎の子が姿を変えていろんな目に遭っているのを見たから心底心配そうだった。
一方で、旦那さんはどうやってドラゴンになったのか、もう一度ドラゴンになってくれはしないかとせがんでいて、炎の子はすごく困った顔をしていた。
そのうち、場面が最初のところへ戻った。
奥さんは幸せで穏やかな笑みを浮かべ、炎の子はドラゴンに姿を変えていた。
どうやってドラゴンになったんだろうな。
いろいろなしんどいことを目にしたけれど、ほんの一部しか覚えていないし、長い長い不思議な旅路は、安全で安定した街暮らしより危険が伴い、いつ死んでもおかしくなさそうだったけれど、心が自由そうで魅力的だと思える夢だった。
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