【純恋】Episode7 ショッピングモール
私は次の日、冬華お姉ちゃんのお家に済ませてもらえることになった。
今日は、冬華お姉ちゃんのお父さんとお母さん、冬華お姉ちゃんと優兄ちゃんとショッピングモールへ行くことになった。
私は、車内でキョロキョロしていた。
前も後ろもイチャイチャしてる。
私の居心地がとても悪い。
いいな、冬華お姉ちゃん。
とても幸せそう。
優兄ちゃんって優しいから冬華お姉ちゃんの事大切にしてくれてるんだろうなぁ。
「冬華お姉ちゃんうらやましいなぁ。
私も優兄ちゃんみたいな人欲しいよ」
「純恋ちゃん、優一はあげないよ」
「えっと、冬華お姉ちゃん。私、取らないから大丈夫だよ」
「ならよかった。優一は私の旦那様だから」
「あらあら、冬華ったら」
結局、私は適当に相槌を打ちながら車内の空気に慣れようとした。
私はショッピングモールに辿り着くと別行動をしたかった。
だって、ここは徹くんがバイトしていたとこだから。
もしかしたら、まだこの街にいるのかもしれないし。
それに、2人はデートだよね。
流石に、私はお邪魔だ。
「優兄ちゃん、冬華お姉ちゃん。
私、色々見て回ろうと思うの」
「いいよ、じゃあ昼時にフードコートに集まろうか」
「は~い」
そういうと私はいろんなお店を見て回ることにした。
バイト先は、まだオープン前だから他の所をみてみよう。
でも、あまり知ってるところもないし。
行きたいとこってなかった。
私も、デートしたいな。
徹くん、どこにいるの?会いたいよ。
私は、お昼時フードコートに戻って来た。
そこには、冬華お姉ちゃんのお父さんとお母さんがいた。
「おじさん、おばさん。遅くなりました」
「ふふ、大丈夫よ。
優ちゃんと冬華はまだきてないから」
そう言ってるとちょうど二人がやってきた。
「あら、優ちゃん。冬華」
「すごい混んでますね」と優兄ちゃん。
「そうなのよ、レストラン街にしようかしら」とおばさん。
「それもいいですね」と優兄ちゃん。
私達は、レストラン街に向かうことにした。
レストラン街も混んではいるが一部は空いているところもある。
「食べ放題のお店は空いてそうね。いいかしら?」とおばさん。
優兄ちゃんと冬華お姉ちゃんは、頷いていた。
私も頷いた。
このお店、確か徹くんのバイト先だ。
私達は、お店へと入っていく。
案内されて、席につく。
セットプランや料理プランなどの説明などを受けた。
「好きな物頼んでいいからね」とおばさん。
私達はご飯を食べ始めた。
私は、徹くんの姿を探す。
でも、見当たらない。
「優一、あ~ん」
「・・・あ~ん」
「美味しい?」
「美味しいよ。じゃあ、冬華にも・・・あ~ん」
「あ~ん」
隣では、優兄ちゃんと冬華お姉ちゃんが食べさせ合いをしていた。
その隣でも、おじさんとおばさんも同じように食べさせ合いをしていた。
うー、寂しいよ。
徹くん、どこにいるんだろう。
会いたいよ。
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