第72話 ポッドキャストとわたし
以前書きましたが、職場まで自動車通勤する車内ではポッドキャストを聞いています。ラジオを聞いていたり、テレビ(の音声)を聞いていることも多いのですが、職場が山間の田舎なもので、電波状態がよくありません。ラジオやテレビは受信できなくなってしまうので、職場に近づくとスマホに保存しておいたポッドキャストの番組を聞いています。
ラジオやテレビにないおもしろさがあります。
番組内にほとんどCMが入らないのも気にいってます。今回は、わたしがよく聞いているポッドキャスト番組について書くことにします。
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TBSラジオ『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』
ラジオパーソナリティ・コラムニストのジェーン・スーさんと、フリーアナウンサー堀井美香さんのお二人が、女子トークを繰り広げる番組で、視聴者18万人と言われている、ポッドキャストの大人気コンテンツです。
中身はえんえんと「おばさん(OVER THE SUN)トーク」を聞かされる番組で、普通なら番組として成立しないと思うのですが、MCのジェーン・スーさんのトーク力が素晴らしく、聞いていて飽きません。
この番組の『知的な無駄話』は、上品で知的なリスナーにウケているようで、MCふたりのフリートークより、リスナーからの投稿エピソードの方に素晴らしいものが多いです。プロのエッセイストや、コラムニストじゃないんですかってくらい。
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石田衣良の大人の放課後ラジオ
小説家の石田衣良さんが、早川洋平さん、美水望亜さんのふたりを相手に「いろんなテーマで話す」トーク番組です。有料コンテンツですが、前半部分をポッドキャストで視聴できます。
とにかく石田衣良さんの博識ぶりに感心することがでる番組です。なんでも知ってんな~、この人。語り口は優しいんだけど、話す内容は結構辛口。
ときどき番組内で、小説家志望の人を対象に「小説の書き方講座」をやってくれるのを目当てに聞いていたりします。石田衣良さんレベル(大ベストセラー作家)の作家さんが、小説の作り方指南をしてくれるコンテンツはレアです。実績があるので説得力もあります。ただ、無料リスナーだと半分も指南を受けられないんですよね。。。
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真夜中の読書会~おしゃべりな図書室~
講談社の「バタやん」こと川端里恵さんが、おすすめの本や漫画について解説、オススメしてくれる番組。バタやんさんは講談社の社員ですが、番組内で紹介される本は講談社の本ばかりではありません(多分)。会社の承認を得て、個人的にやってる番組という位置づけなのでしょうか。
とにかく、バタやんさんの語り口がソフトで癒されます。どうもひとりで番組を作っているらしく、その手作り感もポッドキャスト的で非常に好印象。番組内で選ばれる本を読んだことはありませんが(おい)、バタやんさんが選ぶのなら間違いないんだろうな~と思ってしまいます。
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KODANSHA presents 金曜開店砂鉄堂書店
バタやんさんの番組とは対照的に、講談社の全面的なバックアップのもと、フリーライターの武田砂鉄さんに自社の出版物を宣伝してもらおうというコンセプトの番組です。
大手出版社の宣伝番組ではあるものの、武田砂鉄さんのプレゼン力はかなり高く、聞いていて飽きないです。書店に並ぶ書籍って月に何十冊もあるわけで、そのなかから独力で面白そうな本を見つけるのは、結構手間がかかるもの。この番組は、講談社限定ではあるものの「聞く書評」みたいで重宝します。ここで聞いた本はときどき買ってます。
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セイジドウラク
TBSラジオ記者の澤田大樹さんと選挙ライターの宮原ジェフリーさんが、「政治を楽しむ」というコンセプトのもと、この国のさまざまの政治事象をネタにあれこれ語ってみようというトーク番組。
なんだこれは。「政治道楽」だって? と思って聞き始めました。政治なんてつまらないもの、楽しめるわけないじゃないかと思ったのですが。。。MCのおふたりは、マジで政治を楽しんでいるようです。政治をエンタメ視して楽しむ……目からウロコのコンテンツです。
どうでしょう。今回、わたしがよく聞いているポッドキャストの番組について書いてみました。皆さん、ポッドキャストって聞きます?
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