第61話 あなたなら だれを主人公に
来週のNHKEテレ「100分de名著」は、司馬遼太郎『覇王の家』だそうです。
司馬遼太郎 …… 大阪府大阪市生まれ。産経新聞社記者として在職中に、『梟の城』で直木賞を受賞。歴史小説に新風を送る。代表作に『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』などがある。(Wikipediaからコピペ。いつもお世話になります!)
――おー、司馬遼太郎だ!
じつは、学生時代にはじめて読んだ時から、もっとも好きな作家のひとりが司馬遼太郎です。だから、今回の100分de名著は楽しみなのですが……。『覇王の家』ってのが、イマイチです(おい)。
だって、Wikipediaの記事が挙げた代表作にも入っていないじゃないですか。やっぱりあれでしょ、今年のNHK大河ドラマが徳川家康を描いた「どうする家康」だからですよね。100分de名著とコラボですか。『覇王の家』は、徳川家康と徳川家を描いた歴史小説ですから。
戦国時代の三英傑っていますよね。
みなさん知ってる、
織田信長
豊臣秀吉
徳川家康 の三人です。
司馬遼太郎は、織田信長と豊臣秀吉には比較的冷たくて、徳川家康を一番評価しているように思います。司馬作品のなかでの三人の役回りは、
サイコパスな変革者 …… 信長
人たらしの成り上がり …… 秀吉
田舎出の律義者 …… 家康
となっていて、軍略家としては天才ながら守旧的な人物として描かれます。信長・秀吉が改革派なら、家康は保守派なんですね。物語の主人公としては、信長や秀吉の方が絶対おもしろいキャラクターだと思うんですが。。。信長は破天荒でしょ。秀吉は陽気じゃないですか。でも、家康は地味なんです。
わたしなら、秀吉を主人公にしますけどね。もともとが素性のしれない低い身分の出身ですからキャラクターを自由に創作できそうですし――「猿のようにひょうきんな小男」のイメージをぶち壊すようなイケメンキャラにするとかね。笑
みなさんが、この三人を主人公に小説を書くとしたら、だれを選びますか? おもしろそうな作品になりそうですかね?
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