第51話 短歌・俳句コンテスト終了〜

 「第一回カクヨム短歌・俳句コンテスト」の応募期間が終わりました。コンテストに参加された方、お疲れ様でした。藤光の短歌を読んでくれた方、ありがとうございました。


 NHKの「沼にハマってきいてみた」でも短歌が取り上げられていました。ほんとに若い子のあいだで短歌って流行ってるのでしょうね。


 コンテストのために、ほぼ毎日短歌のことを考えて、作ってしていて、いくつか感じたことがあったのでエッセイに書いておきます。


 難しい。


 短歌、難しいです。たかだか31文字なのですが、文字数が少ないだけにどういう言葉を選ぶか、それをどう並べるかといったところにセンスが求められると感じました。


 心地よい。


 短い言葉を連ねて、風景や感情を描写する短歌は、小説よりも快適です。文章技巧に凝る余地が少ないため、技術よりは感性が優先される文芸だなと思いました。


 物足りない。


 もっとディテールを伝えたいのにと感じることが多々ありました。ずっと小説を書いてきたので、そこは物足りなかったです。ただ、57577の型を外すと短歌でなくなってしまうし、短歌が短歌として意味を持つのは、この型ゆえだと思うので、これは仕方がないですねー。


 へきがでる。


 知ってるカクヨム作家さんも、たくさん参加していて気づいたら読ませてもらっていたのですが、小説以上にへきが出ますね。


 古めかしい文体で作る人、くだけた口語で作る人、恋の歌を詠む人、孤独を歌に詠む人、身の回りで起きた出来事を詠む人、空想の世界を詠む人。


 なにが正解なのか、正解などあるのか、上手とか下手とかを度外視して、非常に興味深く読ませていただきました。ありがとうございました〜。

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