古今和歌集については紀貫之が書いた「やまと歌は人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける—(以下略)」で始まる仮名序が後世に影響し続けた書物として最近では高校古典の教科書にも出てくるようです。
時間の経過による変化に対する心の動きを見つめ表現する、という視点が古今和歌集の特徴としてあげられるようで、古今和歌集が今に伝わる底力に感動の思いがよぎったことがありました。
1100首の和歌をしっかりと読み深めるのは大変な作業だとは思いますけど、古典を学ぶ方々の努力に支えられて、平安時代の書物が今に伝わることは和歌の歴史においても重要なことだと思いました。
作者からの返信
>仮名序が後世に影響し続けた書物として最近では高校古典の教科書にも出てくるようです。
そうなんですね。知りませんでした、勉強になります。古今和歌集に仮名序というものが付いていることも知りませんでした……。
>平安時代の書物が今に伝わることは和歌の歴史においても重要
そうですね。古今和歌集は10世紀に編纂された1100年前の書物です。ちょっと考えられないくらい前のこと。むかしの人たちが和歌という文化を大切にしてきたという確かな証拠でしょうね。
朝ドラ舞いあがれ!で、ヒロインの相手役が詠んだ口語の短歌があったのです。
普通に情景を詠んだ歌なのですが、万葉集の本歌取りをしていて、おまけにその本歌が恋の歌であることを知っている人だけが、相手役の短歌がヒロインへの恋の歌だと知る、という展開がありました。
なので、短歌って知識があればあるだけ深い歌がつくれるのかと、驚愕しました。
すごい、奥ゆかしい愛の告白でシビレました。
作者からの返信
あー、朝ドラにそういうのがありましたか!
>短歌って知識があればあるだけ深い歌がつくれるのかと、驚愕しました。
そのとおり。
ただ、その知識か詠む人と聞く人とのあいだで共有されていないと意味がないので、短歌を理解するには短歌とその周辺の知識をたくさん知っている必要があります。
とても奥が深いと思うんですが、そこを強調しすぎると進んで間口を狭くすることにつながりかねないと思うんですよね。
短歌の作り方、自分では作ったことがほぼありませんが興味深いです!(*´▽`*)
語彙力を鍛える訓練にもなりそうですね(*´ω`*)
作者からの返信
難しく考えずにいくつか短歌をつくってみたらいいかもしれません。短い文章で効果的に言葉を使う練習にはなると思いますよ。
短歌作ってらっしゃる方がいますが、毎日庭を眺めたり、自分の人生を思い返したり。
それから人の方の作品を読んで、線を引っ張って勉強しておられましたね。
なかなか奥が深そう。
作者からの返信
短歌は31文字ととても短く、作りやすいのですが、短いぶん小説以上に自作のアラが目につくんですよね。小説よりもっと「勉強しなくちゃ」という気分になります。