第19話 おじさん構文

 あー。仕事で徹夜案件が入ってしまって更新が遅れました。中高年に徹夜はしんどいですね。一日では回復できず。二、三日はダメージが残ります。年取るとダメですな。。。


「おじさん構文」というものをご存じでしょうか。


>おじさん構文(おじさんこうぶん)とは、LINEなどのSNSで使われる中年男性特有の言い回しやメッセージ文のことである。

>絵文字の多用、乱用される片仮名や句読点に特徴づけられる文章である。

>馴れ馴れしく、時に上から目線な内容。見当違いの内容で褒めたりして、読み手に不快感を与える内容が多い。

>「おじさん構文」という名称はもともと、2017年4月にTwitterに投稿された「オジサンになりきろう講座」という中年男性のようなLINEの文章を紹介したツイートに端を発している。この名称における「構文」は、本来の意味とは異なり「文体」を意味する。

(上記すべてWikipediaより抜粋)


 いろいろがんばってはいるんですが、おじさんって……嫌われるんですね。SNSのメッセージですらおじさん的だと否定的に捉えられて、「こうすれば、おじさん構文をさけられる」とかいう記事にPVが集まったりする。


 わたしは自覚がありませんが、おじさん構文なんでしょうかね?

 いいえ。おじさん構文がいやだとか、おじさん構文を直したいと思っているわけではありません。おじさんなのでおじさん構文なのは仕方がないですよ。それでいいんです。


>絵文字の多用、乱用される片仮名や句読点に特徴づけられる文章である。


 よく言われるように、おじさんは絵文字を多用するとかあるんですけど、それはそういう風にメールを打っていたからです。おじさんがメールを打ちはじめた頃は、絵文字を多用する文化があった。いまもその文化を守っているだけですよね。


 世代間のギャップはあって当たり前だと思うので、「おじさん構文を直そう」なんてのは、実年齢を若く誤魔化そうとするのに似て、潔くないし、無理があると思う。世の中のいう「おじさん構文はみっともない」という空気にへこたれることなく、おじさんはおじさん構文をまっとうすべきじゃないかと思う。


 カクヨムで書いていると、☆を集めていたり、書籍化されていたりする作品と、自分の書いている作品が「なんかちがう」と。自分の感覚は古臭くて受け入れられないんじゃないかと思い込みがちですが、作り手の世代によって文体に癖があるのは仕方がない――というか、それが味わいです。昭和には昭和の文体、平成には平成の文体、令和には令和の……。大事なのは文体ではなく、本質でしょう。そこに何が描かれているのか、空っぽの作品は文体しか残りませんが、明確にテーマがあれば文体を超えた本質が読み手に届くと思うのです。


 おじさんは、おじさん構文を気にするなというお話でした〜。

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