第13話 AIのある未来
前回に引き続き、ChatGPTネタです。
この前はChatGPTに書かせたショートショートに衝撃を受けました。このAIはとてもおもしろい。文章を打ち込むと、回答をくれるのですがまるで人間が回答してくれているかのような自然な回答に驚きます。たとえば――
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藤光『ChatGTPが小説を書くのは難しいですか?』
ChatGTP『ChatGPTは、人工知能の言語モデルであるため、小説を書くことができますが、その品質はまだ限定的です。ChatGPTは、大量のテキストを学習することで、文法や語彙などの言語的なパターンを学び、人間のように文章を生成することができます。しかし、小説を書くという高度な文学的スキルに必要な、ストーリーテリングやキャラクター開発、テーマの深さや感情的な表現など、人間の複雑な思考と感性を模倣することはまだ困難です。そのため、ChatGPTが小説を書くことは、まだ完全には実現していません。』
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AI自身が「小説を書くことができます」と回答してくれました。それ以下の回答も、わたし自身がそう考えているとおりです。すごいですAI。人間のように回答してくれました。
ChatGPTが、自身で書いているように大量のテキストを学習して、文法や語彙などのパターンを出力しているのでしょう。この能力はこれからもっと進歩すると思うんですよね。
小説を書くと分かると思うのですが、小説の大部分は過去に自分が読んできた文章や語句の組み合わせを変化させているだけじゃないですか。そこにほんの少しのアイデアやひらめきを加えたら新しい小説に生まれ変わるんですよね。既存のアイデアを組み替えるだけのテンプレ小説なら近い未来にAIが書き上げるはずです。
それがおもしろい小説なのかというと――たぶん、ほとんどの人がおもしろく読むはずです。いまでもたくさんのテンプレ小説で溢れているのですから。書き手が人間かAIなのか、ちがいはそれだけですし、ほとんどの読者にとって書き手が何者かというのは問題にならないでしょう。
ChatGPTは、あっという間に文章を書き上げてしまいます。上記の質問に対する回答もものの数秒で表示されます。長編小説を書くのにも、ほんとんど時間はかからないはずで、そうなると人間の書き手には太刀打ちできません。エンタメ小説に関していうと、将来的には小説家という仕事はなくなるんじゃないですかね。エンタメ小説を読みたくなったら、AIに頼めばいいんです。
――わたしの好みに合う小説を作って。
と。AIは即座に小説を一本作り上げて、その人のPC画面に表示させることでしょう。料金はタダです(もっとも、お金を出して使うAIを利用すれば、さらにおもしろい小説を作ってもらえるかもしれません)。もちろん、カクヨムで小説を探す人はいなくなるでしょうね。困った困った……。
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