9/17更新①

「じゃあ採掘場へ行こか。ここにいる皆は全員行くんやな?」

 首を横に振った者はいない。

「相手は相当手強い。この中の誰かが死ぬかもしらんで?」

「何があっても誰かを責めるようなことはしないよ? だから大丈夫」

 魔魅子は強い意志のこもった目で恵吾を見つめ、ここにいる者たちの気持ちを代弁した。

「まあ、俺と一緒におって死ぬわけ無いけどな。しっかり準備して行くで、二時間後にここに集合。みんな揃ったら集合や。それまで解散」

 号令がかかった後、各自が緊張した面持ちで準備を始めた。

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