がっつりと文字数を割いてカレーの描写をしているわけでもないのに、なぜかカレーを食べたくなる不思議なお話です。きっと何かしらのスパイスが入っているのでしょう。ヒロインの性格が穏やかかつ品があるのでそういうところも好きになってもらったのでしょうね。
たった一つの相手の行動が全てを失うこともあるのに、これはその相手の気になる行為を主人公がさりげなく何の変哲もない、普通の行為に変えていく魔法みたいな素敵なお話でした。こんな主人公のような考え方になれたらいいなと思いました。