負けヒロインが嫌いな僕が同じ苗字の子がいるのを忘れて学校の屋上で好きな人への愛を叫んだらビンタされた件
@Campus25
第1話
「千里さんが好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
恥ずかしいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
何故屋上でこんなことを叫んでいるのか、それは5分前に遡る。
⚫︎⚫︎⚫︎
僕は今日は学校が昼で終わったため友人の新一と幸助と一緒に購買で買ったパンを食べていた、すると初めに食べ終わった新一がジャンケンをしようと言ってきた、何やら罰ゲームは一昔前に流行った例の屋上から愛を叫ぶやつらしい
正直恥ずかしいから嫌だったのだが二人の好きな人とやらが気になるので参加することにしたしかし数秒後、そのことを後悔した。
「な、なんだと」
そうまさかの一人負けである。
しかし男に二言はないその結果冒頭のようなことになってしまったのだ。
ここで例の「千里さん」について紹介しておこう彼女はこの学校のマドンナではない方のなんてことない女性である、しかし自分が彼女に惚れたのはクリスマスの日の夜、暗い時間にバイト先から帰っていると急に不良達に絡まれジャンプさせられそうになった、そんな時スカジャンにサングラスをかけた千里さんが不良達のチ○コを破壊して助けてくれたのだ、自分は生まれてこのかた恋なんてしたことなかったがイケメンに助けられた少女のようにキューンとなってしまったのだ、そんなことがあったせいかついつい目が彼女の方に向いてしまうのだ。
「もう言ったから良いだろ、ほら帰るぞ」
「すんげぇ声通ってたぜ」
「勇ましかったぞ」
「うるせえぇぇぇぇえぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ」
⚫︎⚫︎⚫︎
「友里くんが冴えない私のことが好き、、嬉しいなぁ
やっぱりあの時助けてよかった、、、明日しっかり返事しよう!」
△△△
「ようやく幼馴染かつ学年のマドンナの私の美しさに気づいたようね
まあ、向こうから告白してくれたら、、、いやだめよ私、自分にそう言い聞かせてもう3年このままじゃ一生付き合えないことになるわ幸い両思いなんだし明日しっかり返事をすれば良いだけのこと、頑張るのよ明日の千里桜花!」
【そして迎えた当日】
「おはよ〜新一に幸助、あれ?千里さんに桜花じゃん珍しいねどうしたの?」
(うおおおおお千里さんが目の前にぃぃぃそれに桜花もいるしいぃぃ
やばばばばb)
はっ「それでなんか用?」
「その、昼休みに話があるから屋上に来てくれない?」
「奇遇ね、私もよ返事するから昼休みに屋上に行くわ」
(一体なんなんだよ二人してカツアゲか?)
「わ、わかったよ昼休みだね」
「じゃあまたね」「私も戻るわ」
⚫︎⚫︎⚫︎【昼休み屋上】⚫︎⚫︎⚫︎
「それで話って一体?」
「急なんだけど私から先に言うね、えっとその不束者ですがよろしくお願いします。」
「「え」」
「ちょっと待って!私も友里ことがずっとずーと好きだったの!私と付き合って!」
「ど、どういうことですか桜花さん」
「ちょっと待って、つまり二人とも僕のことが好きってこと!?」
「そう、見たいね」「ですね」
「で」「「どっちと付き合うの?」」
(何でこんなことにぃ、状況がぐちゃぐちゃだよぉ)
嬉しさとパニックで半泣きになる、しかしこちらとしても返事しない訳にはいかない、だから僕は言った。
「僕は負けヒロインを見たくないんだ、だから二人とも付き合おう!」
その後二人とくっついて帰る彼の顔には赤い手形が2つあったとさ
めでたしめでたし。
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初のラブコメ作品なので生暖かい目で見ていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
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