1-6
気が付いたら机で寝ていたようで、体が痛い。時計を見たら6時になっていた。もうそろそろご飯ができる時間だ。動きたくないけど、、ご飯食べに行くか。
リビングに着いたらお肉のいい匂いがした。今日はハンバーグか!机にはお母さんの手作りハンバーグが並べてあった。ハンバーグくらいで子供っぽい気もするが、少しテンション上がったのは事実。悔しいけど嬉しかった。
お母さんにまた質問攻めされそうで、嫌な気持ちもあったけど、美味しいものがあるのに気分が落ちてたら、もったいない気がしてさっきあったことは一旦忘れることにした。
「い、いっいただきま、ま、ます!」母さんは何よりも礼儀に厳しい。だから何があっても挨拶をしなさいと、昔から言われてきた。
お母さんの手作りハンバーグはやっぱり美味しい…。このまま嫌な気持ちを抱えててもまた喧嘩になりそうな予感がする。だから、、
「か、か母さん、あ、あのさ、い、いつもしっ質問ばっかし、してくるの、つ、辛いからやめて欲しいんだ。し、心配してくれてるの、の、は分かるけどさ。」
母さんはどう思うかな。心配してあげてるのにとか思うのかな。
「そっか。ごめんね。伝えてくれてありがと。次からは話す時はゆっくり話そ。」
良かった…。分かってくれたみたい。話してみたら少し体も心も軽くなったきがした。耐えられなくなったらまた話してみればいいか。
美味しかったー。「ご、ご馳走様。」
あとは、風呂に入って今日2人と交換したLINEでもするか。
-LINE-
[奏]今日は、話しかけてくれてありがとう。これからよろしくお願いします。
[瞳]よろしく〜!
[昴]よろー!!
[昴]てかなんで湊音くん敬語なの〜?タメではなそ?
[瞳]俺も気になった!タメにしよ?これから仲良くするんだしさ!!
[奏]そうだね、ありがと!タメにする!
ふーっ。2人とも優しいな。今までこんなラフに話してくれて仲良くなろうって声かけてくれた子はいなかったからなー。そんなことを考えながら眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます