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その後2時間授業があったが特に問題はなく過ぎていった。その後は弁当を食べて下校だった。

前の学校では給食だったけど、この学校はお弁当。なんだか不思議な気分だった。お弁当は自由にグループを作って食べるらしい。お弁当はやっぱり瞳也と昴輝と食べる。二人ともすごい美味しそうにお弁当を食べてて、何故か嬉しかった。そして2時間の終わりに気になった手を動かしながら話してる理由を聞いてみることにした。

「ふっ二人ともっさっっさ、んっっなんでってっってを動かしながらはっは、話してるの?」

ふー、息が漏れた。急に喋りだして答えてくれるかな。少し不安だった。けど2人は優しく答えてくれた。

「これは、手話だよ。僕はある程度聞こえるけど耳が聞こえずらいからって話した時、瞳也が難聴だと手話を使うらしいって調べてくれて、そこから2人で練習して少しだけど出来るようになったんだ。だから、手の動きは無意味じゃなくて、意味があるんだ。ある意味手で話してるって言ったらわかりやすいかな。」

「たまに僕達使うんだけどだいたいは周りがうるさい時くらいだけどね」

僕はすごいことを聞いた気がした。僕も喋りずらいから教えて貰おうかな。そしたら3人だけの言語みたいになるかな。そう思った。

「あっ、あのさ、ぼ、ぼっ、僕もしゅしゅ手話教えてほ、、欲しい」

「うん!いいよ!!」

「ほ、っほんと!?あ、っありがとう!」

初めに僕の名前の佐々木湊音を教えてもらった。指文字っていう50音一つ一つに指の形が決まってるらしい。難しいけど少しずつ覚えていきたいな。

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