第64話 定期的なステータス確認と新スキルアーツ
64.定期的なステータス確認と新スキルアーツ
【水晶の洞窟】をある程度探索して満足して、ダンジョン協会へと売却する予定の素材をおろしてから家へと帰ってきた。
俺はソファにどかっと座り、ヘレナが操る荷物持ち君は相変わらずテレビを見ている。情報収集に余念がないというか彼女一人の時間の時は大体あんな感じだ。
パソコンを使いたいと言ってたときに聞いたのだが、パソコンにスペックがあるようにヘレナの操る機体にもそれぞれ性能差がある。
情報収集用のそういった処理がはやい機体を作った方がいいんじゃない?って聞いたのだがヘレナ曰くどの機体でも関係ないらしい。
あくまでヘレナが操る機体は情報を見るための物であって、集めた情報を処理するのはヘレナ自身だからどの機体でいようと変わらないらしい。
言ってしまえばめちゃくちゃ小さい、それこそ手のひらサイズの機体でも情報収集するだけなら十分らしい。
まぁそんなわけでヘレナはテレビみたりパソコンで情報漁ってたりする間、ステータス確認をしたいと思う。
最近確認していなかったのは特に新しいスキルアーツを覚えるでもなく、ただ単にレベルがあがっていくだけだったからだ。
では今回なぜステータスの確認を行うかというと、お察しの通り新しいスキルアーツを覚えたのでそれの確認だ。
名前:神薙 響 年齢:15
レベル:65 → 68
STR:135 → 156
VIT:97 → 112
AGI:138 → 161
DEX:695 → 732
INT:8
MND:7
≪スキル≫
<ユニーク>【GunSHOP】Lv:6
<上級>【空間庫】Lv:6
<スキルリンク>【野営地】Lv:2
<上級>【射撃】Lv:10 → <特級>【射撃】Lv:2
<中級>【銃術】Lv:7 → 10
<上級>【堅忍不抜】Lv:─
<中級>【気配感知】Lv:10 → <上級>【気配感知】Lv:2
<中級>【遠目】Lv:─
<スキルリンク>【イーグルアイ】Lv:8 → 9
<ユニーク>【風読み】Lv:─
<中級>【計算】Lv:5 → 8
<初級>【体術】Lv:7 → <中級>【体術】Lv:3
<ユニーク>【制御:機械種マギア】Lv:─
<スキルリンク>【格納庫】Lv:─
レベルはまったく上がらなくなってきた、結構な数の魔物を倒したと思っていたがそれでもレベルが3しか上がっていない。
まぁその代わりと言っては何だがスキルレベルが結構あがっている。
【射撃】スキルが特級に上がって、【銃術】スキルが上限である10に、【気配感知】も中級から上級になり、【イーグルアイ】も順調にレベルが上がっていて、【計算】スキルも順調、最後に【体術】スキルが初級から中級になった。
メインスキルである【GunSHOP】は残念ながらレベルが上がらなかったが感覚的にもうちょいであがりそうな気もするから楽しみだ。
今回の本命であるスキルアーツ、もちろん【銃術】のなのだがありそうでなかったものを覚えた、それがこれだ。
【魔法転換:銃弾】
<用意した銃弾を魔法の弾へと転換させるスキルアーツ、火、土、水、風、雷、氷、光、闇、音、毒に転換させることが出来る>
【魔法転換:銃弾】所謂、属性弾というやつだ。
ゲームなどではよくあるやつだが今までそう言うのを持っていなかったので素直に嬉しい。
しかもよく見かける属性、火土水風だけでなく雷や氷、光闇に音と毒属性まである。
スキルアーツ説明にある、魔法への転換というのがいまいちわかりづらいがこの辺は使ってみないと理解できないところだろう。
というわけで。
「ちょっとスキルアーツの確認に【野営地】にいってくるけど、ヘレナはどうする?」
『そうですね、私も行きましょう』
見ていたテレビの電源を落とし、ヘレナもついてくるとのことなので【野営地】の渦を出して一緒に入っていく。
『【魔法転換:銃弾】の確認ですか、どんな感じか楽しみですね』
「そうねぇ、基本的に銃はそのままで強いからスキルアーツを使う事がほとんどないが。あったらあったで便利だしな」
いつも使うのは【マハト】ばかりで【精霊の弾丸】とかほぼ使わないしでスキルアーツが増えても必ずしも使うわけじゃないのが悲しい所だ。
ヘレナと話しながらも的を立てて準備していく、使用する銃は〝ハンドガンFoxtrot〟だ。
まずはハンドガンで試すのが一番やりやすい。
空のマガジンを取り出し、使用する銃弾の9mmも用意する。
スキルアーツの使い方に関しては覚えたときに理解している、付与したい銃弾を手に持ち【魔法転換:銃弾】を使う事を念じるだけでいい。
何から使おうかな?火とかだと危ないかもだし、土は………どうなるんだ?想像がつかない、水もちょっとわかんないし風はどうだろう?
取り合えず風でやってみよう。
9mmを1発手に持ち【魔法転換:銃弾(風)】を念じる。
「おぉ!」
スキルアーツを使うと手に持った銃弾が一瞬で転換して見た目は9mmの銃弾なのだが色が緑色になり半透明になった。
後なんか気持ちちょっと銃弾から風を感じる。
【魔法転換:銃弾(風)】を使用した9mmをマガジンへと入れてハンドガンへと装填してリロードを済ませる。
的は自立する人型のやつで距離は30メートル離してある。
ハンドガンを構えて撃つ。
「まじ?」
『これは想像していた以上の威力ですね』
ポンっと置かれただけの的だったがそれなりの自重があったので普通の銃弾があたったぐらいでは倒れたりすることがなかった。
その的が【魔法転換:銃弾(風)】が当たった衝撃で【野営地】の見えない壁まで飛んで行きぶつかって止まった。
「【魔法転換:銃弾(風)】は衝撃力を増やす感じのやつなのかな?」
『見た感じそうですね、銃弾も的に貫通することなく当たった瞬間にはじけて消えていましたね』
「弾の軌道が見えたの?」
『はい、それぐらいは楽勝で見えます』
機械だからヘレナの性能がいいのか、銃弾が見えるのは強いな………
「んじゃ順番に試していくか」
次に使用するのは、土。効果がよくわからないが火とかよりは安全だろうからこれにした。
さっきと同じように9mmの弾を手に持ち今度は【魔法転換:銃弾(土)】を使用するように念じる。
「こうなるのか………」
風の時は緑色の半透明の弾だったが、次の場合は白いごつごつとした岩の弾になった。
この感じだと他の属性でも同じ様に弾が属性に寄った見た目になるんだろうな。
空になったマガジンを取り出し【魔法転換:銃弾(土)】を使用した弾を込めてリロードを済ませる。
先ほど吹き飛んだ的はヘレナが気を利かせてくれて元に戻してくれたのでそのままハンドガンを構えて撃つ。
「ふむふむ」
『これは面白いですね』
【魔法転換:銃弾(土)】の銃弾は的を吹き飛ばす事は無かったが今度は的の一部分、当たった場所が石になった。
「石化しているわけでは無いか」
的に近づいて状態を調べて見ると石になった部分は当たった部分が石化しているというよりは当たった場所に石が生えたような感じだ。
効果的には当たった場所に重りを強制的につける感じか?後は足先とかに当てれば足止めとかもできそう。
次は水だ。
さっきと同じように用意する、水の弾は風の時と同じで弾自体が水色の半透明になり感触はちょっとぷにっとしている。そのままマガジンへと入れてハンドガンを構えて撃つ。
「ん?これだけ?」
『しょぼいですね』
【魔法転換:銃弾(水)】が当たった的は大量の水をぶっかけられたようにばしゃっと濡れた、それだけだ。
火精霊みたいな存在自体が火みたいな敵がいれば活躍しそうだが普通の時には使いにくそうだ。
さて、次はやばそうな火をいこう。
火というだけでかなりの危険を感じるが試さないと使いどころも分からないのでやるしかない。
幸い【野営地】には被害が広がりそうな物はないのでその辺は安心して使える。
【魔法転換:銃弾(火)】を使う。
「うわっち!ってあれ?熱くない」
アーツスキルを使うと弾の形をした火に転換してびっくりして落としてしまったけど燃えているように見えるだけで実際に燃えているわけでは無い様だ。
今までの傾向からこういった可能性も考えていたけど実際目の前でそうなるとびっくりするもんだな。
燃えているのに熱くない不思議な弾をマガジンへとこめてリロードを済ませる。
そのままハンドガンを構えて撃つ。
「おー、そう言う感じか」
【魔法転換:銃弾(火)】は、想像では火が一瞬ぶわっと出てお終いかと思っていたがそうでは無く、粘着性のある火が標的にまとわりつく感じなのか的が燃え続けている。
「結構えげつないなこれ」
これって消火しなければ長い時間燃え続けるって事だろ?生物にとったら最悪の攻撃だな………ただこれを使おうものなら素材がダメになりそうだけれど。
「っていうかどうやって消火しよう」
『こういう時こそ【魔法転換:銃弾(水)】の出番では?』
「たしかに」
さっきは出番がないとか思ってたけど早速出番があったよ………
【魔法転換:銃弾(水)】を使い消火してみる。
「消火するのには便利だなこれ」
【魔法転換:銃弾(水)】を1発撃つだけで消火できた、意外と便利かもしれない。
さて、長くなってきたのでここからはささっと紹介していく。
【魔法転換:銃弾(雷)】はちょっとビリっとする感じの弾になった。色は黄色っぽくて帯電しているのが視覚的にわかる。
的へと撃ってみたが効果的にはスタン効果がある感じかな?的に当たるとバリバリバリと雷が走るのが見えた。
威力次第だが素材を傷つけずに倒したり、足止めに使えたりできそうだ。
次に【魔法転換:銃弾(氷)】を使う、これは白っぽい水色の銃弾で弾が冷たかった。
効果は氷結のようで当たった場所から円形に60センチほどの範囲が氷漬けになった。
これも使い方次第で面白そうだ。
次は【魔法転換:銃弾(光)】だ、これは弾が明かりになったかの様に光っていて効果的にはフラッシュグレネードみたいにピカッと光って目つぶしをする感じみたいだ。
グレネードとは違い範囲が狭いがその分即時発動なので扱いやすそうだ。
【魔法転換:銃弾(闇)】………これは使っても効果がよくわからなかった、恐らく目に見える効果では無いのだろう。
弾は銃弾をそのまま真っ黒にした感じだった。わかったのはそれだけ。
【魔法転換:銃弾(音)】は分かりやすかった、弾の見た目は普通のと変化無しだが当たった場所から大きな音が鳴ったのだ。
離れていても結構な音だったのであれを直に食らうと恐らく鼓膜が破れるかもしれない。音を頼りに攻撃してくる敵とかがいればより効果的かもしれないが普通の敵でもある程度効果が期待できそうだ。
【魔法転換:銃弾(毒)】は闇と同じで見た目では効果が分からなかった、弾は紫色の毒々しい感じで標的にあたると氷の時と同じで一定の範囲に紫色のシミが広がった。
毒ってついているし恐らく毒の効果があるんだろうけどこの辺は使ってみるまでどれぐらいの毒なのかが判断できない。
そんな感じで一通り確認していった、スキルアーツの使用回数的には恐らく1日で100回が限度だろう。
これからちょっと毎日100発づつそれぞれの属性のを作っていって使用感を試してからいい感じのを重点的に増やしていこうかな?
「ぬ、新井さんか」
一通り確認が終わってそろそろお風呂にでも入ろうかなと思っていると携帯に新井さんから連絡があった。
「親睦会ねぇ」
新井さんの連絡内容はこうだ、クランの人数が増えたので歓迎会を含んだ親睦会をこの機会にしないか?という誘いだ。
一応新井さんのクランへと所属しているのだが、あまり顔を出していなかった。
知らないうちにクランの所属人数が増えていたみたいで、クランハウスも出来上がりある程度落ち着いたのでこの機会に一度集まろうということみたいだ。
「まぁ行くしかないか」
人付き合いは苦手だからといっても完全に排除するほどではない、ほどほどに仲良くするぐらいなら全然かまわない。
「親睦会はクランハウスへ集合っと………装備一式を持って?どこかダンジョンにでも行くつもりなのかな?」
連絡にはそう書いてあった、何をするつもりかしらないけれどまぁいいか。
「クランに知らない人がどれぐらい増えたのかちょっと不安だな………」
上手く挨拶できるだろうか、ちょっと行きたくなくなってきた。
『第一印象で全てが決まる、初めましての相手への印象をよくするための10の方法という本をインストールしますか?』
「いや、そういうのはいいかな………」
『そうですか』
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