アイスぐちゃぐちゃ

永遠の絆

第1話 開店

「(俺の名前は、清麿きよまろ、ごく普通の中学生だ、友達は、これから出来る筈だ)」


この男子中学生は、ぼっち君の清麿、中学では、まだ、友達どころかクラスにもなじめていない、彼の趣味は、スイーツ屋巡り、この事を彼は秘密にしている。


「(あ~だるい、学校に行きたくね~、よし、サボろう、確か、今日は、新しいアイスクリーム屋が、オープンの日行ってみるか)」


「あっ、清麿くん、おはよう、今日は、ちゃんと学校に」


「行かねえよ、あんな、面倒な所、俺は、これから、今日オープンする、

アイスクリーム屋に行く、お前も来るか、すず、中学までは、自動的に卒業出来るし、どうだ?」


「へっ?えっと、どうしよう、行って見たいけど、学校が」


清麿の誘いに鈴の心は、揺れていた。


「勉強なら、俺が、後で教えてやるよ」


「じゃあ行く!」


鈴は、清麿の方が教師よりも、教え方が、上手な為、時々勉強を見ていた。


「じゃあ行くぞ、鈴」


「うん、えへへ デートだ、清麿くんとデートだ~嬉しなぁ~」


鈴は、学校をサボると言う、イレギュラーでは、あるが、片思いの相手とデートが出来る事には変わり無いので浮かれていた。


「鈴、ささっと行くぞ」


「あっ、今行くよ、清麿くん、ねぇ、どうせなら手を繋がない?

昔みたいに?」


鈴が清麿と手を繋がない?と伝えた瞬間、二人の足元に魔法陣がいきなり出現し、光を放ち二人の事を飲み込んだ、そして、二人は。


「なんだ、今の光は、って、ここは、どこ?」


「清麿くん、ここは、どこ?」


二人は。光が、消えて、辺りを見渡すと、知らない場所に居た。


「清麿くん、こう言う時は、ど、どうするのだっけ?」


「多分、これは、ラノベとかで、お約束の異世界転移物だと思うから、

その内、案内人みたいのが来ると思うよ」


清麿が、そう言うと。


「お疲れさまです、選ばれし者たちよ、これから、この世界の説明をするぞ」


案内人らしき、精霊が、清麿が言った通り現れた。


「清麿くんの言った通りに現れたね」


「おい、案内人の精霊とやら、質問だ、ここは、異世界で間違いないのだな」


「随分察しの良い方ですね、そうですよ、ここは、あなた達の世界では、有りません、あなた達から、すれば、ここは、異世界です」


精霊が、異世界だと伝えると、鈴は、ショックで固まり、清麿は、大いに喜んだ。


「ここでの、通貨は日本円は使えないので、換金しておきました、

この世界の通貨は、金貨、銀貨、銅貨の三種類になります」


「語学力や読み書き等は?」


「問題有りません、こちらの世界に転移した時点で、付与しております」


「と言うと、ギルドも有るのか?」


清麿の質問に精霊は、全部答え、清麿の不安材料を消した。


「以上になります、よろしいですか?」


「最後に一番近い街は、どっちに行けば良い?」


「ここから、南に行った所に王都が有りますよ、徒歩で2時間位歩けば到着しますので」


「分かった、ありがとう、鈴、王都に行って、店を開くぞ」


「はっ、清麿くん、さっきの精霊みたいのは、何処に?」


「必要な情報聞いたから、帰った、で、俺達は、もう日本に戻れないから、この世界で共に生きよぜ」


「えっ?帰れないの、異世界と言う事は、あたし達、結婚出来るよね?」


「まぁ、仕方ない、王都に着いたら、ライセンスカード発行して、商業ギルドに登録と婚姻届出すぞ」


「ふぇ、ふつつか者ですが、よろしくお願いします。」


清麿の発言に赤面しながら、挨拶をした。


王都に着いた。二人は、無事にライセンスカードを発行され、

商業ギルドにも登録が終わり、小さながら店舗を持った、清麿のスキルで作るアイスクリームは、好評で、アイスをぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのが流行し、直ぐに行列が出来た。


二人は、幸せに暮らしました。

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