第6話 「?????」

「次、お主がやってみろ」


「わかった」


と返事をして魔法の詠唱をする。


『体内に巡りし魔力よ俺の前に居る敵を焼き尽くす炎の玉を顕現せよファイヤー』


だが何も起こらない。


「あれ?発動しない?」


「お主、体内に魔力は巡っておるか?」


そう言われ、俺は確認した。


「うん、巡ってるよ」


「確かに巡っておるな・・・」


「もしかして俺と師匠が使うスキル名が違うのでは?」


なわけないかと言い笑っていると、師匠にツッコまれた。


「多分それで合っとる」


「え、まじ?」


「まじだ、お主に師匠になってくれって言われた時に、鑑定したんだが【想像魔法】ってなっとったぞ。ちなみに我の場合は【火属性魔法】だな」


確かに俺、転生特典で想像魔法貰ったけど・・・

あれ?・・・まぁ、後で考えればいいか。その前に・・・


「【鑑定魔法】あるの!教えて師匠」


「教えるのはいいが、まずはファイヤーを詠唱して発動しろ」


「師匠・・・多分俺詠唱しなくても魔法発動出来るかも・・・」


「?????」


そう言うと、師匠はめっちゃ困惑してた。

まぁ、確かに魔力の使い方をさっきまで知らなかった奴がいきなり無詠唱行ける言ったら困惑するわな。


「えっと・・・一応適当にファイヤーとかでいいから詠唱はして?」


「わかった」


俺は、返事をして手のひらを前に突き出し、手のひらの上に、大体野球ボールぐらい大きさの炎の玉がある想像をして詠唱する。


『ファイヤー』


すると、俺のに炎の玉が顕現する。

それを見ていた、師匠の目は猫のよう(( ФωФ)←こんな感じの目)になっていて耳とシッポが生えたように錯覚した。

俺は、手のひらの上にあるファイヤーを消して師匠に聞いた。


「師匠大丈夫・・・?」


反応がない。

師匠が戻るまで、膝の上に乗せてなでなで癒しタイムだ。


◇◇◇


それから10分後師匠が戻って来た。

俺は、師匠を撫でながら言う。


「師匠、おかえり」


「あぁ、ただいま・・・ってまたか、そろそろ離せ」


名残惜しが仕方ない。

そう思いながら離れた。


「はぁ、次に魔法の種類と数だ。お主は、何個あると思う?スキルも入れてだ」


確かラノベでは・・・


「火、水、風、土、光、闇、氷、雷、の属性魔法8種類と、身体強化魔法、鑑定魔法、時空魔法、結界魔法、空間魔法、治癒魔法、付与魔法、支援魔法、召喚魔法、精神魔法、加工魔法、種族別魔法、の12種類、武器作り、料理系、念話、言語理解、テイム、探索スキル、アイテムボックスのサポート系魔法?の7種類、剣術スキル、双剣スキル、斧スキル、槍スキル、弓スキル、などの武器を扱うスキル5種類でしょうか?」


「全部合っとるが・・・どこでその知識を?・・・まぁいい」


なんか、呆れられていたような。

まぁ、気にしなくていいか。


「その中で、お主さっき【鑑定魔法】が知りたいって言っておったな教えてやる。それが終わったら座学の時間だ」


「よっしゃあ」


「それじゃあ早速、【鑑定魔法】は分か・・・やっぱいい。我が説明する」


師匠どうしたんだろ?

さっきのように分かるか聞けばいいのに。


「【鑑定魔法】って言うのは人の強さを数値化して客観的に見れる魔法だ。逆にステータスって唱えれば自分の強さを客観的に見れるようになる。」


俺は、師匠の説明を聞きながら【想像魔法】で【鑑定魔法】を習得した。


発動方法は意外と簡単で相手の事が知りたいって思うだけで鑑定出来た・・・のはいいんだが師匠に教えて貰った情報以外が一切見えない。


(鑑定結果)


[名前] *****

[称号] ***

[年齢] ***

[レベル] ***

[HP] ***

[MP] ***

[筋力] ***

[俊敏] ***

[魔力] ***

[器用] ***

[耐久] ***


[スキル] 【火属性魔法 10/10】【鑑定魔法 3/3】*****


「なるほど、2つ質問してもいい?」


「なんだ?」


「もしかしてだけど、自分よりレベルが高い相手って鑑定しても分かんない?」


「そうだな、確か・・・レベル500ぐらい離れてたら見れないぞ。それともう1つ【鑑定魔法】のレベルが上がると鑑定妨害も出来る用になる」


「うっそまじかよ・・・」


「我からも1つ聞くが、もしかして、お主・・・【鑑定魔法】はもう習得したって言わないよな?」


「ごめん、説明聞きながら習得したわ」


「知ってた・・・で2つ目の質問は?」


「それなんだけど、師匠のステータス見た時に【火属性魔法 10/10】と【鑑定魔法 3/3】ってなってたんだけど、10/10ってやつと3/3って何?」


「それがさっき我が言った、魔法のレベルが上がるとってやつだ。【鑑定魔法】の1/3は鑑定だけ2/3になって鑑定妨害最後に3/3が詳細鑑定だな」


「なら【火属性魔法 10/10】は?」


って聞くと、答えてくれた。


1/10 ファイヤーボール

2/10 ファイヤーアロー

3/10 ファイヤーボム

4/10 ファイヤーウォール

5/10 ファイヤートルネード

6/10 ヒートへイズ

7/10 デトネーション

8/10 ボミング

9/10 ボルケーノイラプション

10/10 ボルカニックダストエクスプロージョン


「なにそれカッコイイ!けどわかんない奴がある・・・教えて」


「ボール、アロー、ボム、ウォール、トルネード、は分かるな?」


「それは分かるよ」


それから、また説明してくれた、ありがたい。


「ヒートヘイズは陽炎

デトネーションは爆発、ボムの上位互換

ボミングは爆撃

ボルケーノイラプションは火山噴火、トルネードの上位互換

ボルカニックダストエクスプロージョンはボルケーノイラプションで出た、火山灰や火山塵1つ1つを爆発させる技だ。つまり合わせ技だな。

ちなみにだけど、ボルケーノイラプションで敵を倒せた場合は、火山灰や火山塵は消えるらしいぞ」


「ちなみにだけど・・・ボルカニックダストエクスプロージョンを使った時の威力は?」


「使った事は無いが、聞いた話によると確か・・・打った場所が世界地図から消えるらしい」


「やばいじゃん・・・ん?聞いた話?」


「それは・・・」


________________

あとがき


長くなったので続きは次回です

次回は座学


後、知りたい人が居るかもしれないので、レイトの今日1日を書きます。


8時30分頃 1話


10時頃 2話〜3話


10時40分頃 4話


12時〜14時頃まで 5話〜6話


14時頃から 7話予定


昼飯いつ食ってんの?って質問あるかもしれないので書いとくと、師匠の用事が終わって来た時に食ってます。(5話初めの◇◇◇の時)


師匠の「早かったなレイト」って言うのは飯食うの早かったなと来るの早かったな、の2つの意味で言ってます。

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