第2話「ぎゃーーー足元にスライムがァァァァァァァ」

「ぎゃーーー足元にスライムがァァァァァァァ」


(5分前)



異世界に無事たどり着いた俺は、草原で寝ていた上半身を起こし辺りを見回す。遠くに城壁が見えるがあれは町だろうか?


「最初あそこに行ってみよう」


俺は立ち上がり城壁の方へ歩き始めた。

少し歩いた頃、足にぶよっとした感触が伝わってきた。そこで足元を見ると水色のプルプルと動く物体が居た。確かこれはスライムだよな?マンガで見た事ある。だが俺は恐怖で思いっきり叫んでしまった。


「ぎゃーーー足元にスライムがァァァァァァァ」


そこで俺は考える。

待てよスライムって最弱モンスターだよな?ラノベや漫画ではそれが当たり前だった。

チョプすれば死ぬのでは?よしやってみよう。(この時思考時間約0.2秒)


俺はスライムにチョプした。

スライムはプルプル震えている。


「ぎゃーーー効かないぃぃぃぃぃぃぃ」


なら魔法はどうだ!


「【想像魔法】ファイヤーボール」


スライムに手をかざし詠唱するが何も起こらない。


「そっだった、魔力の使い方知らないじゃん」


その時、脳裏に過ぎった死の予感。スライムが俺の口と鼻を塞いで窒息死させる予感がしたのだ、それは嫌だと思い俺は大声で叫んだ。誰か来ると言う望みに賭けて叫んだ。


「助けて!」


すると目の前には、黒のドレス?を着た見た目14歳ぐらいの黒髪ロングの少女が現れた。

その少女が指を鳴らすと、目の前に居たスライムが燃えて紫色の魔石だけを残し消えていった。

少女は振り返り「お主、大丈夫か?」

と聞いてきた。


「師匠、助けてくれてありがとうございます!」


俺はスライディング土下座しながら少女の足元に駆け寄り謝った。


「礼は要らん、たまたま通りかかっただけだからな。それよりも師匠?」


「いきなりすいませんでした。俺の名前は・・・」


俺は、名前を伝えようとしたが思い出した。異世界の人は名前を先に言った後に苗字を言うことを、そして何よりも異世界の人は苗字があるのかを俺は分からなかった。どうしよう?


「お主早く名前を言え」


まぁいいか、苗字があってもなくても俺はこの人に教えて欲しい事があるのだ、違和感を覚えられたなら転生の事とかを話せばいい。


「改めて、俺は零斗新城れいとしんじょうです。師匠に魔法の使い方とこの世界の事を教えて貰いたいです」


「レイトか、少し失礼」


そう言って少女は俺を見て笑った。

俺ってそんなに変かな?


師匠が笑っている間に俺は師匠を観察する。

それは何故かって?俺の性癖にドストライクだからだよ!

だって服は後ろが長いタイプの黒のドレス胸の所が薄ら見える足は黒タイツ靴はヒール服装完璧いいね!

髪は黒髪ロングのハーフアップ顔は物凄く整っていて肌が白いこれは美少女だ。それに忘れては行けない、女性には胸があるだろ?

そこが貧乳なんだよ(推定A)最高だね!!!

ギロ

おっと、睨まれてしまった。何故だろう?


「お主、今どこを見ておった?」


「どこも見ておりません(ニコニコ)」


「まぁいい、お主のステータスを見たがゴミだった。さっきのスライムの方が強かった。だが気になる魔法があった。それを知りたいから教えてやる」


「酷い!けど、やったーーーありがとうございます!」


ーーーーーーーーーーーー

あとがき

師匠の名前どうしよう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る