スライムが足元に居ただけで叫ぶ最弱君

スパーク→雪白紅音

プロローグ

第1話 知らない天井だ。

知らない天井だ。

てか、天井ないじゃん言って損した。


「お目覚めですか?」


「あっはい、お目覚めです」


「起きていきなりですけど、こちらを見て下さい」


そう言って目の前の女性は、タブレットを見せて来た。

俺がタブレットを覗き込むと画面に20代ぐらいの男性が現れた。


『初めまして、神です』


俺はいきなり神だと名乗った男性に恐怖を覚え隣に居る女性に話しかけた。


「この人、頭大丈夫ですか?」


「フッ」


いきなり鼻で笑われた。


「最初に説明が必要でしたね。失礼致しました」


それからここが何処なのかと、目の前の人?は誰なのかを教えて貰えた。


「なるほど俺は死んだのか」


『ごめんね。俺が操作してた転生トラックがいきなり暴走しちゃって』


「1つ聞いてもいいですか?」


『何かな?』


「神様、今転生トラックって言いました?」


『あっそうだね。これからの説明もした方がいいね。これから君には、異世界に行ってもらう』


「よっしゃ、ありがとうございます。俺憧れてたんですよね異世界転生」


『あっ、そうなの?』


「そうなんです。だけど神様のせいで、俺死んだんですよね?お詫び下さい」


『直球で草』


「なにわろてんねん」


『最初からやるつもりだったしいいよ』


「お詫びは何個くれるんですか?転生特典とは別ですか?」


『1つ目の質問は3つあげるよ。そして2つ目の質問の答えは転生特典は別だよ』


「分かりました!ありがとうございます」


『ゆっくり考えていいからね』



1時間後



「決まりました」


『ならお詫びの方から教えて貰ってもいいかな?』


「はい、1つ目は異世界で漫画やラノベ、アニメを見れるようにして下さい」


『それはどうしてかな?』


「俺がオタクだからです」


『まぁ、いいでしょう。それで2つ目は?』


「はい、2つ目は神様と通話出来るようにして下さい。」


『それはスキルに入れとくよ。それでいい?』


「ありがとうございます!3つ目は異世界の物を買える異世界ショッピングを下さい」


『少し難しいけど、やるだけやってみるよ』


「ありがとうございます!」


『スキル選び終わってるなら教えてくれるかな?』


「【想像魔法】下さい」


『【想像魔法】って何かな?』


「それはですね、自分の想像する魔法が全て使えるスキルです。例えばファイヤーボールを想像すればそれが使えるようになります」


『なるほど、結界魔法の想像したら結界を使えたり転移系の魔法を想像すればその魔法を使えるのか。』


「その通りです!」


この時、女神は思った。


《強くね?》



↓↓↓



『スキルもお詫びも渡したし早速異世界へ行ってらっ⋯「待ってください」』


『なに?まだ何かあるの?』


「俺の容姿は?」


『君の居た世界のままだけど』


「なら髪色を白髪にしてくれませんか?」


『なんで?』


「カッコイイから」


『シンプルやね』


神様が指を鳴らすと俺の髪は黒から白に変わっていった。


「今度こそ大丈夫です」


『異世界へ行ってらっしゃい!』

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