第6話

スマホが電子音を鳴らしている。

いつの間にか寝てしまっていたみたいです。

昨日は、聡佑くんと付き合えることになって舞い上がってしまいました。

しっかりお話しできたらいいのに、私ダメですね。

今は、朝6時です、

私は、いつもこの時間に起きて朝ごはんとお昼のお弁当を作っています。

お弁当作ったら聡佑くんたべてくれるかなぁ。

たしか、聡佑くんいつも購買でパン食べていた気がする。

私は、聡佑くんに挨拶を送っておいて朝ごはんを作ることにした。

家は、両親が共働きなので基本的にあかりと二人で家事をしている。

パパもママも時間帯がまちまちだから。

昨日は、ママが帰宅していた。

ママは、もうお仕事に出ている。

パパは夜勤らしくて少し前に帰ってきていまは寝てると思う。

朝ごはんとお弁当の準備をしているとあかりが下りてきた。

「お姉ちゃん、おはよう。

お、早速愛妻弁当ですか?

お暑いことで」

私の前には、お弁当箱が3つ並んでいる。

一応予備で使っていなかったパパのお弁当箱だ。

「お義兄さんも、幸せ者だねぇ」

「もう、あかり!!」

「きゃあ、お姉ちゃんが怒ったぁ」

もう、朝から茶化して。

あかりのお弁当に悪戯でもしとこうかなぁ。

あ、スマホ通知。

『ほたるさん、おはよう。え?妹さんに?どうして?』と来ていた。

聡佑くん知らないのかな?

「あれ?聡佑くん知らないの?」

『え?なにを?』

「あかり。妹が朱音ちゃんと友達でした」

そこまで送ると私は朝ごはんを食べることにした。

食べ終わる頃になっても聡佑くんからの返事が来ない。

私は、少し話題を変えることにした。

「あのね、聡佑くん。お昼って購買だったよね?」

『うん、いつも購買だよ』

私は、意を決して誘ってみるころにした。

きっと、聡佑くんなら断らないと思う。

「お昼、一緒に食べませんか?」

すぐに返って来た。

『いいよ』って。

私は、嬉しくなって早く聡佑くんに会いたくなってきた。

少し早いけどもう家を出ようかなぁ。

でも、聡佑くんいつも遅めだから・・・。

でも、早く会いたいから行こう。

私は、聡佑くんの分のお弁当を持って学校へ向かった。

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