第1話、不死者と兄妹騎士
「
思わず僕は毒づいた。白髪の頭を
先程から森の中を
一本角を生やした
そうなると、もはや答えは一つしかないだろう。
「異世界転移、と言った所かな?」
バキッ、バキバキッ―――
「ん?」
ふと、背後から木の枝が
其処には、後頭部に二本の角を生やした巨大な
「う、うわぁっ……」
思わず声が出た。口元が引き
もう一度言おう、其処には後頭部に二本の角が生えた巨大な熊が居た。流石に驚くなというのが
大体、サイズも通常のヒグマの倍くらいはあるだろうか?デカい。
ぎょろりと熊の目が、僕の方を向いた。同時に莫大な
「へぇ、やるかい?熊」
へらへら笑いながら(内心びくびくしてるけど)僕は真っ直ぐに熊を
不死者と熊の戦いが今、此処に
……そして、一時間の後、僕は熊の肉と其処らへんで
その
「む、このキノコ
どうやら毒キノコだったらしい。さっきから身体が
どうやら食べたら
もちろん、熊の肉と一緒においしくいただきますよ。
……ん、この
「……こっちかな?」
・・・ ・・・ ・・・
ナナシの森―――
男の騎士は
女騎士は怪我をしており、男の騎士はそれを
「へへっ、あの女騎士は
「ふっ、好きにしろ……」
「へへっ、今から
そんな
騎士二人は
そう、この場にイレギュラーが
「ぐあっ⁉」
突然現れた
その姿に、騎士二人は
「なっ、何だてめえはっ‼」
盗賊の一人が
呆然としていた騎士はそれどころではないと
「御助勢感謝する……」
男の騎士は感謝を
形勢逆転。しかし、最後に残った盗賊は何処までも
それを察した白髪の少年が、女騎士を
「「っ⁉」」
庇われた女騎士と、それを
女騎士を人質にする作戦は
「くっ、くは……ははははははははははははははははっ‼
盗賊は狂い笑う。騎士達は顔を
まるで、何でもない事のように少年が
「「「はっ?」」」
騎士二人に盗賊は三者三様の
困惑により思考停止した盗賊に向け、少年はにやあーりっと口の
「ひいっ‼」
ナイフを捨て去りそのまま少年に背を向けて
「うぎゃっ‼」
その命を
・・・ ・・・ ・・・
玉座に一人の男が座っていた。男は水晶を眺めながら口元を僅かに
「ほう?これは、使えるか……」
男は指をぱちんと
黒い女騎士は男の前に
「お呼びでしょうか、
「うむ、これより
「ちょっかい、ですか?」
「うむ、我らを
「はっ」
瞬間、黒い女騎士はその場から消えた。水晶玉に映った不死者の少年。白髪の少年に男は笑みを向ける。
「さて、彼は俺の望むだけの力を持つか
玉座の間に、男の……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます