監視

 健は拷問し戦艦の隠し場所を突き止めた、

意外な場所にあった、宇宙科学館であった。


『奴らも考えたな、ここなら不審に思われな

いからなぁ〜、さてと盗むのは夜かな!!、

飛び立つ時に人間に見られるからな!!、取

り敢えず二人の所に行くか』


『戦艦が見つかったの?』


『ああっ、少し手荒な事をしたが、ステルス

機能を使わず宇宙科学館に隠して嫌がった、

でっ戦艦を奪うのは今夜実行する、分かった

な!!』


『それは大丈夫だけど、戦艦の中にも宇宙人

いるんじゃないかなぁ、大人数いたらどうす

るつもりなの健ちゃん?』


『それは行ってみてからのお楽しみだな!!』


『えっ!!、策はないって事!?』


『残念だが、今の所はハハハッ、成せばなる

だな!!』


『大丈夫かなぁ、雫はどう思う?』


『取り敢えず行ってみてから考えた方がいい

と思います。ここに居ても状況が分からない

と思うので・・・』


『流石戦士のっ、あっ、いやっ・・・』


『じゃっ決まりだな、今夜実行だな!!』


 こうして三人は今夜戦艦を奪う事になった、

策もないまま上手くいくのであろうか、聖夜

の気持ちには不安しかなかった、雫を危険な

事をさせたくない、もしもの時は俺が必ず守

ると誓う聖夜だった。


『あれが宇宙船か!!、かなりデカいなぁ』


『あれは中型船だ、大型戦艦はアレの10倍

はあるかなぁ!!』


『じゅっ10倍!?、凄すぎる!!』


『取り敢えずここで様子を伺おう、見張りの

流れを伺い、隙を探すぞ!!、聖夜、雫、こ

れを、ヘッド双眼鏡だ、情報は画面に表示さ

れる、生命サーチ、距離、視覚になるもの、

双眼していない場所でも画面を切り替えると

サーチしてくれる上物だ、宇宙最小ヘッドナ

イトビジョン』


『すっ凄すぎる!!、まるで映画の様だ!!』


『取り敢えず仮設テントもあるから交代で監

視するぞ、俺は飯の準備するから二人で監視

しててくれ!!』


『健ちゃん料理出来るんだ?』


『ああっ、とびきり美味いぞ俺の料理は、楽

しみに待ってろ!!』


 二人の監視は続いた、時より俺の肩に寄り

添う雫、気づいた時には雫の手を握っていた、

この状況でとても幸せな気持ちだった、そし

てキスをした時の雫は恥ずかしそうな表情で

見つめ合っていた。

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