貴方は、この出会いをどう思いますか？決して忘れられない思いがここに、そして誰にも邪魔をさせない、かけがえの無い君に捧ぐ。

思いがけ無い休日

　今日は、世間で言う休日だ。俺はまだ就職

が決まっていないからいつも休日だ。早く働

かないとなぁー、頑張れ俺！！

『就活出来ないから、ぶらっと散歩でもする

か！！』

　この辺りは駅も近いしわりかし、俺にとっ

ては便利だ。

『そっ言えば駅の反対側（東口）は行った事

無かったな、行ってみるか？』

　駅の階段を利用して東口に向かった、東口

は意外にも静かな感じがした、その時だった。

『アレッ！？、コンビニのバイトで働いてい

る彼女に似てるな！！』

　何故か俺は彼女に気付かれない様な様子で

彼女を見ていた、すると後からおじさん！？、

お爺さんが現れ、楽しそうに話す光景が目に

入って来た、残念ながら話す内容までは聞き

取れなかった、すると二人はどこかへ向かっ

て行った。

『まさか、彼氏じゃないか、とすると親か？、

親戚の人か？』

　気付くと俺は彼女の後を追った、気付かれ

ない様に、まるでストーカーだな、そんな罪

な意識で距離を空けながら尾行していた、少

し距離を空けすぎたせいか、十字路付近で見

失ってしまった。

『あれぇっ、確か、いやっこっちか？』

　俺は十字路辺りで、どれくらいの時間をあ

たふたしていたのだろうか、その時だった。

『あぁーっ、この間は申し訳ございませんで

した』

　声を掛けてくれたのは、あの彼女だった、

毎度ながら赤面、緊張で出た言葉は、やぁ〜っ

て何だよ！！、自分を呪った。

『あの時は、余りにも可笑しかったので、つ

い笑ってしまいました。ごめんなさい！！』

　彼女はそう言うと頭を下げていた。

『きっ気にしないでよ、全然！！むしろサラ

ダパスタ温める俺が悪いんだからさぁ！！』

『クスクスッ、ありがとうございます。とこ

ろでこの辺りにお住まいですか？』

『いいえっ、暇だったので、ちょっと散歩し

てたんだ！！』

『そうでしたか、確かにこの辺りで見かけた

事なかったなぁ〜と思いまして！』

　何だか意気投合って感じだな、段々女性と

話すのが慣れて来たぞ、この調子だ。