長考戦士ガングリオン その1 (七里田発泡)

 ◇プロローグ◇


 福岡県うきは市に住む引きこもりの34歳。渋谷マモルは両親から強制的に家を追い出され、途方に暮れていた。家から程近い場所にある塚花塚古墳周辺でウロウロしていると吉田種吉84歳が運転する軽トラが猛スピードで突っ込んできて、マモルは敢え無く命を落としてしまう。


 目が覚めるとマモルの目の前には自らを女神と称する美少女(推定17歳~19歳の容姿、銀髪、赤目、色白、Gカップの巨乳、美脚)がいて、彼女から『ガングリオン』(コブ状の聖痕スティグマを持つ聖戦士の総称)となって異世界『チポンタン』を影の軍団『ヤンヌルカナ・ムベナルカナ』の魔の手から救って欲しい的なことを頼まれる。


「何で俺がそんなことを……」と渋る渋谷マモル。そんな様子を見かねてなのか女神はお願いを聞いてくれるお礼として転生先でチート能力(無尽蔵の魔力、精力、体力)と恵まれた容姿をを授けることをマモルに約束する。マモルは女神のことを訝しく思いながらも「いいぜ。ちょうど俺もつまんねぇ現実に飽きてたとこだったんだ。お前のその余興、付き合ってやるよ」と謎の上から目線でこれを了承。


 女神の身体から放たれた眩い光に包まれマモルは異世界に転移。マモルの第二の人生が今、始まる。


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