第3話 異世界に来ちゃった…。
深い溜め息を1つ吐き、今の自分の状況を確認する。
まず1つ目、事故ったけど俺とトラックは無傷でピンピンしてる。
次に2つ目、事故ったのはオーガと呼ばれる熊のような生き物だということ……。
そして3つ目は……。
「ありがとうお兄さん! 僕はミィル!」
耳の尖った女性はそういって握手を求めてくる。
「うん、まぁ……。偶然ですよ」
そういって差し出された手をしっかりと握る。
「お兄さんはどこから来たんですか? あんな森の奥にどうして居たんですか? あの召喚魔獣はなんですか? あのオーガ、ここまで持ってくるのに普通だったら歩きで3日もする距離なのにどうして日が沈む前にギルドに着いたんですか?」
手をグッと引き寄せられ顔を近づかせ興奮気味で食い入るようにこちらを見つめてくる。
俺もいまいち状況が分かってないので言葉にして整理したみることにする。
「俺はあの時……」
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