第5話 一宮 沙紀
今日は沙紀が私の家に来た。
沙紀が帰ることになり、途中で私がトイレに行くため離れ、トイレを済ませてもどる途中でふと届いたメッセージを見ると……「沙紀さんが攫われた」と為有から届いた。
それを見た私は、すぐに為有の元に走った。
「為有!」「あ、お姉ちゃん……」為有の体には、打撲の跡があった。「大丈夫!?」「うん……それより、ごめん」「謝らなくていいよ、それより、どこに?」「あっちをまっすぐに……」そういい為有が指差した方向を私は突っ走った。
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