考えてみると、作中のような古い友人だらけな気がします。
でも、後になってみなければ分からないこと、あるんですよね……。
何というか、「もう戻らない」と知らされた時の疼くような心の痛みって、独特なもののように思えます。
でも、そんな哀惜の思いすら、いつかは流れ去ってしまうわけで。
時の流れは無情であり、有情でもあるなあと、特に最後の二文でしみじみ感じさせられました。
作者からの返信
夏井涼さん
けっこうね、コロナの自粛で音信不通になったり、
あとは「年賀状やめます」で音信不通になったりしています。
だから、知らない間に亡くなっている古い友人って、いるんじゃないかな、と思って。
家族とは親しくないと、何もできないし(迷惑かもしれないし)、
そもそも時間が経ちすぎていると、やっぱり難しい。
そんな気持ちを込めて書きました。
でも、生きているわたしたちの時間が流れていく。
幸せに生きていくことが、大事なのかなって思ってああいうラストになりました。
切ないです(ノ_・、)
作者からの返信
クロノヒョウさん
そうなんです、切ないのです(涙)。