プロットを書いてみる
・プロットを書いてみる
プロットに書くことは、タイトル、あらすじ、キャラクター情報、
世界観の設定などです。
作家のわかつきひかるは、「プロットはエレベーターピッチで書け」といっています。
エレベーターで社長と乗り合わせたとき、十秒でプレゼンして「君の企画に十億出資しよう」と思わせられるよう、短く、簡潔に、必要なことだけ書きます。
プロットに決まった書き方はありません。
また、プロット募集をしている場合、書き方が提示されている場合があります。応募先に準じた書き方をしましょう。
大事なのは、作品を簡潔に相手に伝えることです。
基本は次のとおりです。
一、はじまり
主人公は誰で、物語の舞台はどこで、謎や敵はなにか?
二、後戻りできない出来事
主人公の生活や行動が中断し、今までにない事件が続く。きっかけとなる出来事。(仲間との出会いも)三つ考える。
三、上昇する展開
「宝物に近づく出来事」と「その後に起こる障害」
それぞれセットで幾つか考える。
四、クライマックス
今までの流れが変わるところ。
ハッピーエンドは主人公の勝利と敵の敗北。
三つ考える。
五、下降する展開
ラスボス、伏線回収を三つ考える。
六、ラスト
宝箱を手に入れてどうなったのか、三つ考える。
※場所の地図や、いつどこで誰が何をして、どんな事が起きるのか、お話の日程表を作ろう。
◆プロットの書き方
・タイトル
ラノベの場合、タイトルで人気の九割が決まります。読者が一目で作品の面白さを想像できるタイトル、人気ジャンルだとわかるタイトルが良いです。
・ログライン
ストーリーを一言で表します。三~四行、長くて五行。百六十字から二百字にまとめる。誰が何をして、どうなる話なのか。
・あらすじ
八百字程度。作者自身が、作品内容や構造を明確に把握しているかを確認するためのものです。伏線や結末も伏せず、問題から解決まで書きます。
・キャラクター情報
主人公やヒロインなどのメインキャラクター。重要な順に書きます。名前、年齢、属性、血液型(性格説明のため)その他の性格、魅力、行動原理、個性の伝わるセリフなど。各キャラ一、二行で書きます。
・世界観の設定
どのような作品世界なのか。登場する用語も簡単に説明します。
・一巻分の、章立てたあらすじ。
伏線も結末もふせず、作品内容を結末まで書きます。
・タグライン
一行コンセプト。キャッチコピーのことです。
三十文字くらい。作品の売りを一行で表します。おもしろい作品とは、必ず「ここがおもしろい!」と一言で言える明確なコンセプトを持っています。
全体でA4用紙十枚ほどになります。
〈おまけ〉
・想定読者
小説は読者を楽しませるのが目的です。どんな人が読んで楽しいと思えるのか、読者の性別や対象年齢を想定する必要があります。
・想定する新人賞
投稿先を書きます。応募先に合った作品を投稿する必要があるからです。
キャラ文芸読者は十~四十代女性。知的でオシャレなものを好みます。冒険と恋愛の割合で考えると、一対九です。現在の読者層はなろう小説にかぶる傾向があります。乙女心や少女心を持ち続けている大人が読んでいます。
ラノベ読者は十~二十代のオタク男性。ゲーム、漫画、アニメと親和性が高いです。現在の読者層はなろう小説にかぶる傾向があります。少年の心を持った大人が読者なので、ネット小説よりもよく読む傾向があります。
なろう小説の読者は三十~四十代のオタク男性。仕事で疲れている傾向があります。ネット小説は読みやすさが重視されます。
時代小説は高齢者がメインターゲットです。
・参考作品
企画にあたって影響を受けた作品を列挙します。
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