ふたりの夢

幼いふたりの女の子が

同じ空間に居た。


???「ねぇ、なにしてるの?」

??「お花を摘んでるんです」

???「へぇー、面白そう!僕もしていい?」

??「え?、、えといいですよ。」

???「名前は?あ、僕は草木真!」

??「わ、私は佐久美桃、、」

真「佐久美??どっか聞いたこと、、、あ!もしかして有名な?!」

桃「う、、、うん。」

真「よくわからないけどよろしくね!桃ちゃん」

桃「よ、、よろしく?」

真「これで僕たちともだちだね!」

桃「とも、、だち?」

真「うん!ともだち!」

桃「その、、」

真「?」

桃「わたし、、ともだちにはなれない。」

真「なんで?」

桃「お父様とお母様がともだちはだめだって」

真「たしかに、、、だめかもしれないけど」

桃「むいみなことをするなって」

真「むいみって?」

桃「いみのないこと」

真「ふーん、、桃ちゃんはその、、むいみ?をしたいとは思わないの?」

桃「それは、、、みんな楽しそうで」

真「それじゃ、、僕とともだちになろうよ!」

桃「だ、だめだよ。真さんにめいわく」

真「大丈夫!!なにかあったらだから!」

桃「え?」

真「桃ちゃんになにかあったら僕があげる!!」

ーーーーーーーーーーーー

桃「真、、これは」

真「これは、こうやって遊ぶの!はい!!桃ちゃん」

桃「え、えと」

まだ、幼い少女の声が響き渡る。

ーーーーーーーー

真「桃ちゃん!」

桃「それは?」

真「アイドルの動画!」

桃「あ、、いどる?」

真「人をにする仕事」

桃「えがお、、、」

真「そう!この人は僕のお姉ちゃんなんだ!」

桃「姉妹いるんですね。」

真「うん!お姉ちゃんはカッコよくてね。」

桃「ふふ」

真「ももちゃん?」

桃「確かに人をにする仕事ですね。」

真「でしょ!僕はね、アイドル大好きなんだ!」

桃「私も、、好きです。アイドルというのが、、、」

真「そうだ、、、やろうよ!桃ちゃん!」

桃「え?」

真「ふたりでアイドルになろうよ!」

これがふたりの始まりだった。

ーーーーーーーーーーーー

大きいようで小さい事務所に入り

ふたりの中に眠っていた才能が開花した。

周りの研究生、大人たちは驚愕し

ふたりは問題児として見られていた。

そこで出会ったのが一人の少年だった。

ーーーーーーーーーーーー

真「え?夢か、、、、、人を笑顔にする仕事、、、」

僕は、、アイドル、、、

ーーーーーーーーー

桃「ん?夢?」

懐かしい夢を見たような、、

やはり私にはアイドルは、、、難しいのですね。

せめて、、真とすうはさんだけでも

私はもう無理ですから




アイドルは捨てないと、、忘れないと

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